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【子持ち昆布】とは?おすすめの食べ方と保存方法・数の子との違いも

【子持ち昆布】とは?おすすめの食べ方と保存方法・数の子との違いも

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年11月19日

「子持ち昆布」とは、おせち料理に欠かせない高級珍味のひとつだ。具体的にどんな食べ物なのだろうか?本稿では数の子との違いを交えながら解説するとともに、おすすめの食べ方や保存方法なども紹介するので、あわせて参考にしてほしい。

  
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1. 子持ち昆布とは

まずは、子持ち昆布の基本について解説しよう。

ニシンが卵を産みつけた昆布

「子持ち昆布」とは、ニシンが産卵のために卵を産みつけた昆布のことをいう。我々が口にするのは、その子持ち昆布を塩漬けしたものだ。昆布とニシンの卵という、まさに自然の産物をいただけるありがたい食べ物である。数の子と同様におせち料理などに使われるのは「子孫繁栄」との意味合いがある。非常に縁起のよい食べ物でもあるというわけだ。

主な産地

主な産地は北太平洋である。とりわけカナダのブリティッシュコロンビア州や、アメリカのアラスカ州といったところがメインだ。4月から5月にかけてニシンが接岸し、昆布に卵を産みつける。

収穫の仕方

ニシンの卵は非常に粘着性が強いため、昆布に幾重にも卵を産みつける。2~3日して適度な厚さになった頃を見計らい、ニシンの卵がたっぷりついた子持ち昆布を引き揚げる。ちなみに、ニシンの卵が昆布の両面に密集し、均等についた鮮度のよいものが上質とされる。

2. 子持ち昆布と数の子の違い

数の子も同じニシンの卵だが、具体的にどこが違うのだろうか?

ニシンから卵を取り出したもの

数の子は「ニシンの雌から取り出した卵そのもの」を指す。日本に流通しているのは塩数の子、あるいは味つけ数の子が主で、一般的に塩数の子が高級品として扱われる。数の子といえば歯ごたえのある食感が特徴だ。噛むとボリボリやプチプチという音がすることから「音を食うもの」「耳で食べるもの」ともいわれる。

一方、お伝えしたように子持ち昆布は「ニシンが卵を産みつけた昆布」であり、流通しているのはそれを塩漬けにしたものだ。断面を見ると卵と卵の間に昆布が挟まっており、ズッシリとした重みを感じる。ちなみに、子持ち昆布漁はライセンス制だ。技術が優れた数少ない漁師しか獲ることはできず、生産高は200tほどという。

3. 子持ち昆布の食べ方

販売店によっては塩漬けされた状態の子持ち昆布もあれば、味つけされておりそのまま食べられるものもある。塩漬けされた状態の子持ち昆布は、食べる前に塩抜きする必要があるので覚えておこう。

塩抜きの手順

  • ボウルにたっぷりの水か薄い塩水を入れる
  • 袋から取り出した子持ち昆布を30分~1時間くらい漬ける
塩抜きの手順はこれだけだ。時間がきたら子持ち昆布を少し食べてみて、塩辛くない程度になっていれば食べごろと判断しよう。なお、子持ち昆布の販売店などが提案する塩抜きの方法もある。せっかくなのでそちらも紹介しよう。

まずは食べやすい大きさにカットし、子持ち昆布の10倍ほどの水をボウルに入れて浸したら、約10分塩抜きをする。時間がきたら水を半分捨てて新たな水を加え、途中で味見をしながら少し塩気が残るくらいまで塩抜きする。あとは、子持ち昆布をザルにあげ水気をきり、ペーパータオルや乾いたふきんで水気を拭き取ればOKだ。

おすすめの食べ方

めんつゆ、あるいはかつおだしと薄口醤油などを合わせた漬け汁で味わっても美味しいが、好みでドレッシングやマヨネーズとあわせても美味だ。手間をかけるなら、パスタの具にしたりお粥にのせたり、マグロやアボカドと一緒にポキ(ポケ)にしたりといった食べ方もおすすめだ。

4. 子持ち昆布の保存方法

続いて、子持ち昆布の保存方法もお伝えしておこう。

冷凍または冷蔵保存

販売店によっては冷凍で届いたり冷蔵で届いたりする。冷凍で届いたものは冷凍(18℃以下)で保存するか、冷蔵(10℃以下)で保存しよう。冷蔵で届いたものはそのまま冷蔵でOKだ。

冷凍保存した子持ち昆布の解凍方法

自然解凍・冷蔵解凍・流水解凍などがあるが、それぞれ時間が異なる。自然解凍は数時間ほど常温で解凍する方法、冷蔵解凍は冷蔵室に入れて少しずつ解凍させる方法だ。冷蔵解凍は時間を要するので、余裕があるときに行おう。また流水解凍は、水に浸け置きして解凍する方法だ。20~40分ほどと比較的早く解凍できるので、すぐに食べたい方はこちらを選ぼう。

結論

子持ち昆布の特徴や数の子との違い、食べ方や保存方法をお伝えしてきた。子持ち昆布の販売店によれば、開封後に塩抜き・味つけをしたらできるだけ早めに食べるのがおすすめだという。紹介したように出汁やマヨネーズをかけて食べても美味しいが、和洋中どのような味つけでも楽しめる。味はもちろん、音も忘れずにじっくり堪能してほしい。
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  • 公開日:

    2020年2月 7日

  • 更新日:

    2020年11月19日

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