1. 胡椒は料理によって使い分けよう
胡椒は何種類かの品種に分かれており、料理によって合致する品種がある。牛肉をはじめとする肉料理には黒胡椒の方が合う。胡椒自体の香りが強いため、肉の臭みを和らげるときや仕上げにピリッとした辛さをプラスしたいときに使うとよい。一方、白胡椒は白身魚のソテーやホワイトソースなど、色みの薄い料理の調味料として使うと最適だ。黒胡椒よりも香り・色が控えめであるため、料理にうまく溶け込むという長所を持つ。作りたいメニューによって、ぜひ使い分けてみよう。
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2. 胡椒は手間をかけて作られている!
スーパーなどでも安価に手に入りやすい胡椒だが、実は完成するまでに手間がかかっていることをご存知だろうか?種を植えてから実をつけて収穫できるまでに短くても3年がかかるといわれている。つるごと収穫し、乾燥させると粒胡椒(ブラックペッパー)のできあがり。パウダーにする際などには食塩やガーリック、食酢などをブレンドして加工する。この部分の量の差などがメーカーごとの違いだ。このように、胡椒はたくさんの工程を経て店頭に並んでいる。
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3. 胡椒の正しい保存方法とは?
胡椒が美味しく味わえる賞味期限はおよそ3年程度。メーカーや粒の状態などによって違いはあるものの、3年を目安に使い切った方がよい。胡椒は光、熱、湿気に弱いため、これらに触れることをできる限り防ぐことで、美味しさが長持ちし長期間の保存が可能となる。最適な保管場所は冷蔵庫内。冷蔵庫内から出したときの温度差でケース内に結露ができてしまうこともあるため、その点は注意が必要だ。
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4. 牛肉料理、美味の秘訣は焼く直前の胡椒!
ビーフステーキなどに欠かせない調味料として挙げられるのが、塩・胡椒ではないだろうか。肉の旨みをアップさせるには、焼く直前にふること。時間が経つと、せっかく閉じ込めた旨みが肉汁とともに流れ出してしまうことがある。できれば最大限に素材の味を引き出して、美味しく味わいたい!という方も多いだろう。塩・胡椒をふるなど下ごしらえをしっかりとしてから調理に取りかかれば、味も見た目も満足いく料理に仕上がるはずだ。
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5. 胡椒とターメリックで抗酸化効果が向上!
身体によいスパイスとして認識している方も多い、黒胡椒とターメリック。単体で摂取しても身体へのよい効果が期待できるとされているが、実は一緒に食べることで抗酸化作用やコレステロールの抑制、肝機能の向上効果が期待できるクルクミンの体内吸収率がアップする。しかし、かなりの量を摂取しなくてはならないため、可能な限り一緒に摂取すると心がけるのがマストかもしれない。ちなみに黒胡椒とターメリックが一緒になっている料理には、カレーやエスニックテイストの野菜炒めなどがある。
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6. 胡椒の品種と正しい選び方
胡椒には主にブラックペッパー、ホワイトペッパーのほかにグリーンとピンクを含めた4品種があり、それぞれに適した料理がある。肉料理にはブラックペッパーがピッタリで、白身魚のメニューにはホワイトペッパーが合う。また、グリーンペッパーとピンクペッパーは色が鮮やかなので料理のトッピング・仕上げに使うとよい。自宅で使う際、迷ったときに参考にしてみてほしい。
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7. 【緑の胡椒】グリーンペッパーの特徴や栄養は?
グリーンペッパーは、マイルドでさわやかな香りが特徴。ステーキのトッピングに使ったりカルパッチョに散らして使ったりすることが多い。グリーンペッパーは一般的な胡椒よりもカロリーが少ないといわれており、ヘルシーであるという面も持つ。辛み成分・ピペリンによって食欲を促進させる効果が期待できる。ワンランクアップした仕上がりを目指したいときは、グリーンペッパーを取り入れるのも良策かもしれない。
8. ピンクペッパーは胡椒ではない?真相を解説
「ペッパー」とついているから胡椒の仲間かと思いきや、ピンクペッパーは厳密にいうと胡椒とは異なる。ウルシ科のコショウボクと呼ばれる植物の果実で、刺激的な辛みがほぼなく、甘い香りが特徴だ。挽いたりせずにホールのまま使用することが多く、その鮮やかな赤色を活かして料理やスイーツの仕上げなどによく使われる。マリネや、相性のよいチョコレートのデザートに使うと見ためもキレイに仕上がるのでおすすめだ。
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結論
下ごしらえや仕上げなど、料理全般に深く関わり、使い方次第で味の決め手となる調味料・胡椒。料理によって4つの品種を使い分けることで、見映え・味ともにワンランクアップした料理になるに違いない。たかが調味料と軽く見ず、ぜひこだわってみてほしい。