目次
1. グレープフルーツの基本の食べ方

グレープフルーツは、スーパーにも必ずといっていいほど、陳列されている定番の果物だ。みかんなどのように手で簡単に剥けない硬い皮や苦味を少し感じる薄皮が食べづらいなど、敬遠する人もいるかもしれない。ここでは、基本の食べ方をまずおさらいしていこう。
グレープフルーツの剥き方・切り方
硬い皮と薄皮を簡単に取り除く剥き方、切り方が存在する。レストランではカルチェなどと呼ばれる方法で切られることが多く、口あたりがよく、見ためが美しいところが特徴だ。思いのほか、簡単な3ステップだ。ポイントは、よく切れるぺティナイフを使うこと。
- 天地(ヘタと底)を果肉が見えるくらい切り落とす。5mmくらいが目安
- カットしたどちらかの面を下にして置き、安定した状態でグレープフルーツの丸みに沿うようぺティナイフを入れ、上から下に皮を剥いていく
- 果肉を手で持ち薄皮に沿って、V字にナイフを入れて果肉を削ぎ落とす
2. グレープフルーツの簡単な食べ方

上記の剥き方は美しいが、少々手間がかかる。ここでは、食べたい!と思ったときにすぐできる簡単な食べ方を紹介していこう。
その1.半分にカットして食べる方法
忙しい朝など、カットに時間をかけていられない場合は、半分に切って、スプーンですくって食べるのがおすすめだ。専用のギザギザスプーンがあるとより食べやすい。
- 天地(ヘタと底)を果肉が見えないくらい切り落とす。2〜3mmくらいが目安
- そのまま横半分に切る
- 1で切り落とした面を下にして置き、皮と果肉の間に1周、ナイフで切り込みを入れる
天地を落とすとさらに置いたときに、安定して食べやすい。
その2.茹でてから手で剥いて食べる方法
厄介なグレープフルーツの皮を簡単に剥く裏ワザがある。それは、グレープフルーツをまるごと茹でるという大胆な方法だ。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かす
- グレープフルーツをまるごと、中火で3分茹でる
- 冷水にとって1分ほど待ち、手で皮を剥く
これだけでみかんのように簡単にむけるようになる。グレープフルーツを茹でると皮が剥きやすくなるのは、ペクチンが破壊されるからである。皮と実の間にある白い部分に含まれるペクチンが接着剤のような役割をしているのだ。
3. グレープフルーツを美味しく食べる裏ワザ

グレープフルーツの苦味や酸味が苦手、という人もいるだろう。実はこれ、ちょっとした裏ワザを使うとおさえることができるらしい。その方法をチェックしていこう。
裏ワザ1.剥いてから一晩寝かせる
グレープフルーツは、剥いた直後より、1日冷蔵庫で寝かせたほうが酸味と苦味が緩和され、その分甘みが引き立つらしい。科学的な根拠はないものの確かに試してみると甘みが強く感じられるような気がする。たくさん剥いて、ためしてみてほしい。
裏ワザ2.ハチミツや砂糖をかける
半分に切ったグレープフルーツにハチミツや砂糖をかけて食べたことがある。そんな記憶がある人もいることであろう。最近のグレープフルーツは甘みが強い品種が増えたため、このような光景も少なくなったが、出はじめた頃は、まだまだ酸味の強い品種が主流だったのだ。
買ってきたグレープフルーツの甘みが少ないという場合には、昔のようにハチミツや砂糖をかけて食べるといい。表面になじませて食べるだけと簡単だ。子供も食べやすい味になる。
4. グレープフルーツの美味しい食べ方・デザート

ここからは、グレープフルーツにひと手間加えて美味しく、そしてデザートにアレンジする方法を紹介していこう。
その1.グレープフルーツのスムージー
グレープフルーツはスムージーにも向いている。苦味が好きな人は、手で剥く方法。苦味が苦手な人は、果肉だけ取り出す方法で剥くといい。
合わせる食材でおすすめなのは、パイナップルやキウイ。それぞれ、パプリカや人参、レタスなどを加えて、より栄養満点なスムージーにしてもいい。アイスクリームやヨーグルトを加えて、リッチな味わいにするのもおすすめだ。
その2.グレープフルーツのゼリー
グレープフルーツはゼリーにも向いている。甘みが少なかった場合は、ゼリーにしてもいいだろう。もちろん、甘みたっぷりのグレープフルーツを使ってもいい。
ゼラチンでゆるめに作って、ふるふる食感に仕上げるものと寒天でしっかりとした食感に仕上げるものがある。好みに合わせてアレンジしたい。ピンクグレープフルーツを使うと見ためもキレイだ。
その3.グレープフルーツのジャム
グレープフルーツジャムは、甘みと酸味、苦味が交差する複雑な味わいでとても美味しい。ヨーグルトやアイスにはもちろん、料理にも使うことができる。また、チーズなどと合わせても美味しい。薄皮をのぞいて作ると舌触りもよい。
5. グレープフルーツのフルーツカットのやり方

フルーツは、飾り切りにすると一気にリッチな雰囲気になる。グレープフルーツもオシャレなカットが可能なフルーツだ。やり方をチェックしていこう。
オシャレなフルーツカットのやり方
フルーツカットの中でも、皮を器にするテクニックは、簡単なのに手が込んで見えるのでおすすめだ。
- 天地(ヘタと底)を果肉が見えるくらい切り落とす。5mmくらいが目安
- そのまま横半分に切る
- 1で切り落とした面を下にして置き、皮と果肉の間に1周、ナイフを入れて中身をくり抜く
- 3を食べやすい大きさに切る。このとき、白いワタ部分やタネを丁寧にとりのぞくとより美しい
- 1で切り落とした皮と3でくり抜いた皮を合わせて器を作り、4をこんもり山になるよう盛り付ければ完成だ1で切り落とした皮と3でくり抜いた皮を合わせて器を作り、4をこんもり山になるよう盛り付ければ完成だ
結論
グレープフルーツは皮が硬いので面倒に感じるが、お湯で3分茹でて冷水に入れると簡単に剥くことができる。グレープフルーツの実だけ取り出したいときは、包丁で皮を剥いて実を1つずつ取り出そう。グレープフルーツの食べ方は個人差があるが、普段と違う方法で食べると意外な美味しさに出会えることもある。今度買ってきたら、新しい食べ方を試してみよう。
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