1. 牛乳の種類と旬

世界で飼育されている乳牛は、ホルスタイン種、ジャージー種、ガンジース種、エアーシャ種、ブラウンスイス種などがあるが、日本で飼育されている乳牛の99%が白黒模様のホルスタイン種だ。残りの1%がジャージー種で、小型で茶色く、目がぱっちりした愛らしい牛だ。そんなジャージー種は乳牛の中で最も小さく乳量は少ないが、その分生乳における含有脂肪分が多く、コクがあり濃厚だ。100g中の脂肪分を比べると、ホルスタイン種が3.7gなのに対し、ジャージー種は5.1gもあるので、バター用としても重宝されている。
牛乳は一年中出回っているので、特に旬はないが、あえておいしい時期をと問うならば、冬が正解かもしれない。夏は暑いので牛は水をよく飲む。当然、牛乳は薄くなり、脂肪分が減る。反対に冬は水をあまり飲まないので濃くなり、脂肪分が多くなり、ひときわ美味しく感じられる。
牛は生き物なので、一年を通して脂肪分を均一にするのは不可能。成分無調整の牛乳の味は、夏はあっさり、冬はこってりとしている。季節によって変わる自然の恵み、季節に合った味わいを楽しみたい。
牛乳は一年中出回っているので、特に旬はないが、あえておいしい時期をと問うならば、冬が正解かもしれない。夏は暑いので牛は水をよく飲む。当然、牛乳は薄くなり、脂肪分が減る。反対に冬は水をあまり飲まないので濃くなり、脂肪分が多くなり、ひときわ美味しく感じられる。
牛は生き物なので、一年を通して脂肪分を均一にするのは不可能。成分無調整の牛乳の味は、夏はあっさり、冬はこってりとしている。季節によって変わる自然の恵み、季節に合った味わいを楽しみたい。
2. 牛乳の特産地

日本で牛乳の特産地といえば、もちろん北海道だ。全国の酪農家の戸数が17700戸あり、そのうちの6700戸(38%)が北海道だ。また、乳牛は全国で137万頭いるが、そのうちの79万頭、実に58%が北海道に集まっている(農水省「平成27年畜産統計」より)。
また、平成26年度の統計によると、生乳の生産量は全国で733万トン。そのうち、382万トン(52%)が北海道で生産されているというデータも。やはり、冷涼な気候が酪農に合っているのだろう。
北海道以外では、茨城県、栃木県、千葉県、神奈川県、愛知県などで牛乳が多く生産されている。反対に、奈良県や高知県などのように、全く生産されていない県もある。
ただ、北海道の牛乳の80%以上が、バターやチーズ、アイスクリームなどの乳製品向け。飲料の牛乳として出回るのはわずか55万トン(16%)。新鮮さが重要な牛乳は、消費地の近郊で生産されるものが多いのだろう。
また、平成26年度の統計によると、生乳の生産量は全国で733万トン。そのうち、382万トン(52%)が北海道で生産されているというデータも。やはり、冷涼な気候が酪農に合っているのだろう。
北海道以外では、茨城県、栃木県、千葉県、神奈川県、愛知県などで牛乳が多く生産されている。反対に、奈良県や高知県などのように、全く生産されていない県もある。
ただ、北海道の牛乳の80%以上が、バターやチーズ、アイスクリームなどの乳製品向け。飲料の牛乳として出回るのはわずか55万トン(16%)。新鮮さが重要な牛乳は、消費地の近郊で生産されるものが多いのだろう。
3. 古くなった牛乳の見分け方

賞味期限など一応の目安はあるものの夏場などは期限内でも油断できない牛乳。時には五感をしっかり使って判断することも重要だ。
まずは、いつもの牛乳と違う臭いがしていないか、臭いをかいでみよう。酸っぱい臭いがしていたらOUT。次に、見た目。固まって分離していたり、ブツブツができていたら古くなっている証拠だ。鍋で沸騰させてみて、モロモロと固まったり、分離したりしないか確かめるという方法もある。
傷んだものをうっかり飲まないよう、牛乳はパックを開封したら冷蔵庫で10℃以下で保存し、2~3日で飲み切るようにしよう。
まずは、いつもの牛乳と違う臭いがしていないか、臭いをかいでみよう。酸っぱい臭いがしていたらOUT。次に、見た目。固まって分離していたり、ブツブツができていたら古くなっている証拠だ。鍋で沸騰させてみて、モロモロと固まったり、分離したりしないか確かめるという方法もある。
傷んだものをうっかり飲まないよう、牛乳はパックを開封したら冷蔵庫で10℃以下で保存し、2~3日で飲み切るようにしよう。
4. 牛乳の旬の美味しい食べ方

温かい鍋料理が食べたくなる秋冬は、牛乳の脂肪分が増えて味が濃くなる季節でもある。そこで、旬の鮭を牛乳でトロッと煮る簡単でヘルシーなクリーム煮を紹介する。秋が旬の鮭は高タンパクで、糖質量がほとんどゼロ。メタボ世代にとっては嬉しい食材だ。ぜひ挑戦してほしい。
【鮭と白菜のクリーム煮】(2人分)
【鮭と白菜のクリーム煮】(2人分)
- 甘塩の鮭一切れを鍋に入れ、酒大さじ2をかけてフタをする。中火で5分蒸し焼きにして冷まし、皮と骨を取ってほぐす。
- 白菜1/6株をざく切りにする。
- 鍋に水1/2カップと鶏がらスープの素小さじ1を入れ、煮立ったら白菜を入れる。
- 弱火で10分煮たら、牛乳1カップを加えて中火にする。
- 水大さじ1、片栗粉大さじ1.5で水溶き片栗粉を作る。
- 鍋が煮立ったら5を入れ、トロッとしたら鮭を入れる。
- 塩・こしょうで味を調えたら完成。
(鮭のかわりにホタテや鶏肉でも旨い)
結論
カロリーや脂肪分が気になって、大人になって以来牛乳から遠ざかっていたという人も多いと思う。ところが2000年代以降、牛乳や乳製品はメタボ予防に役立つという調査結果が続々と発表されている。まずは牛乳を使った料理をマスターして、改めて日々の食事に積極的に牛乳を摂り入れてみてはいかがだろう。
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