1. そもそもフォーとは?

ご存知の通りフォーはベトナムの国民食だ。1日3食フォーで済ませる人もいるとか。ベトナムでは年間3回も米が収穫されており、世界でも5本の指に入る生産量を誇る。
フォーは米粉と水を練って作られる、きしめん状の平たい麺だ。ベトナムでは高級ホテルの朝食やレストラン、路上の屋台まで、街中の至る所で食べることができる。フォーはベトナムのソウルフード的存在なのだ。しかし家庭で作ることは少なく、外食として親しまれている。
フォーは米粉と水を練って作られる、きしめん状の平たい麺だ。ベトナムでは高級ホテルの朝食やレストラン、路上の屋台まで、街中の至る所で食べることができる。フォーはベトナムのソウルフード的存在なのだ。しかし家庭で作ることは少なく、外食として親しまれている。
2. ホーチミンとハノイのフォーは違う?

本場ベトナムのフォーは、地域によってどのような違いがあるのだろうか?フォーの元祖は中国南部の麺といわれており、もともとはハノイのナムディン省の名物料理だった。1940年代にハノイから中央部のフェーに、1950年代にはサイゴンに普及していった。
歴史は浅い料理だが、地域によって作り方や味付けに違いがある。フォー発祥の地であるハノイでは、フランスの植民地時代に「ポトフ」が原型になったという説が色濃く、ポトフ同様牛肉ベースのスープに塩を加え、薬味のネギをのせるだけのシンプルなフォーが主流。一方、南部のホーチミンでは甘味と香辛料の強いスープに、さまざまな香草やもやしなどをトッピングするスタイルのようだ。
歴史は浅い料理だが、地域によって作り方や味付けに違いがある。フォー発祥の地であるハノイでは、フランスの植民地時代に「ポトフ」が原型になったという説が色濃く、ポトフ同様牛肉ベースのスープに塩を加え、薬味のネギをのせるだけのシンプルなフォーが主流。一方、南部のホーチミンでは甘味と香辛料の強いスープに、さまざまな香草やもやしなどをトッピングするスタイルのようだ。
3. フォーのスープの種類とトッピング

フォーのスープは大きく分けて、牛骨からとった出汁をベースにしたスープと、鶏ガラベースのスープの2種類がある。牛ベースのスープに麺を入れ、牛肉をトッピングしたものが「フォーボー(牛)」、鶏ベースのスープに麺を入れ鶏肉をトッピングしたものが「フォーガー(鶏)」と呼ばれている。
基本の具材はネギだが、バジルやミント、パクチー、湯がいたもやしなどを好みでのせ、唐辛子、ライムも好みに応じて搾り入れる。ライムの酸味が後味をさっぱりとさせてくれる。
基本の具材はネギだが、バジルやミント、パクチー、湯がいたもやしなどを好みでのせ、唐辛子、ライムも好みに応じて搾り入れる。ライムの酸味が後味をさっぱりとさせてくれる。
結論
ベトナムの朝食として愛されているフォーは、北部と南部では味も食べ方も異なる。しかしスープの飲み方は共通しており、日本の蕎麦やラーメンのように、器に直接口をつけて飲むことは品がない、とされている。スプーンを使って飲むのが正しいマナーだ。現地でフォーを食べる際には気を付けよう。
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