1. どん兵衛とは?

日清のどん兵衛とは、日清食品が製造・販売しているカップ麺のことである。緑色のパッケージの「きつねうどん」、赤色のパッケージの「天ぷらそば」をはじめ、「カレーうどん」「鴨だしそば」「あさりバターうどん」などラインアップが豊富なのが特徴だ。商品によって異なるが、お湯を入れて3~5分程度そのままにしておけば、のど越しのいいうどんやそばなどを楽しむことができる。
レンチンどん兵衛とは?
レンチンどん兵衛は、お湯を入れてから電子レンジで加熱して作るどん兵衛のことで、普通の作り方よりもモチモチとした生麺のような食感が楽しめるのが特徴。正確な発案者は不明であるが、麺のスペシャリストである工学院大学教授の山田昌治氏がおすすめしたことで注目が集まった。また、TwitterなどのSNSでも注目されて、近年はどん兵衛の新しい食べ方として認知度が高まっている。
2. 日清公認のレンチンどん兵衛の作り方

レンチンどん兵衛の作り方はいろいろあるが、今回は日清食品グループが紹介している「レンチン洋風どん兵衛」を参考にしながら(※1)、レンチンどん兵衛の作り方を紹介する。手軽に作れる方法なので、生麺のようなモチモチとした食感を楽しみたい人はぜひ試してみよう。
レンチンどん兵衛の作り方・手順
- 耐熱容器にどん兵衛の麺と揚げを入れる
- (1)の耐熱容器に熱湯をやや多めに注ぐ
- 食品用ラップをして、500Wで3分加熱する
- 加熱が終わったら、添付のスープを加えて完成
レンチン洋風どん兵衛の作り方
日清の公式サイトでは「レンチン洋風どん兵衛」のレシピを公開している。これは前述の方法で作ったレンチンどん兵衛に、バター適量(10g程度)と粗挽き胡椒をトッピングするというものだ。通常のどん兵衛よりもさらに濃厚な味わいを楽しむことができる。いつもより贅沢などん兵衛を楽しみたいという人は、ぜひ「レンチン洋風どん兵衛」を試してみよう。
3. レンチンどん兵衛を作る際の注意点

レンチンどん兵衛はいつも以上に美味しく作れる方法ではあるが、作る上でいくつか注意点もある。安全に美味しく作るためにも、以下に紹介している注意点を守るようにしよう。
注意点1.耐熱容器に移して作ろう
レンチンどん兵衛を作り際には、耐熱容器を使うようにしよう。日清食品の公式サイトにも注意書きがあるとおり(※2)、電子レンジ非対応の通常のカップ容器だと「吹きこぼれや変形、それに伴う火傷のリスクなどがある」という。中には「どん兵衛の容器のまま加熱してもいい」としている情報も見かけるが、安全のためにも必ず耐熱用器に移してから電子レンジで加熱しよう。
注意点2.ややお湯を多めに入れよう
どん兵衛を電子レンジで温める際は、通常よりも熱湯を多めに入れよう。この理由は、電子レンジで加熱すると、いつも以上に水分が蒸発してしまい、麺や揚げなどが硬くなったりする可能性があるからだ。そのため、通常よりも10~30ml程度多めに水を入れるとよい。なお、この追加のお湯の量は電子レンジの機種や加熱時間などにより異なるため、水の量を調整するのがおすすめだ。
4. 【豆知識】レンチン可能などん兵衛があった?

過去には、日清食品から商品として「レンチンどん兵衛」が販売されていた。同社のプレスリリースを見ると、最も古いのは2007年11月発売の「レンジどん兵衛 カレーうどん」。その後、パッケージやバリエーションを変更しながら複数回販売し、2013年4月発売の「日清のレンジどん兵衛 鴨だしうどん / カレーうどん」まで販売された。現在は、公式からレンチンどん兵衛は販売されていない。
結論
人気カップ麺のどん兵衛は、「10分どん兵衛」などさまざまな作り方が発案されている。今回紹介した「レンチンどん兵衛」もその一つで、電子レンジで温めるだけで生麺のようなモチモチとした食感を楽しめるというものだ。簡単なのにその恩恵は大きいので、ぜひ電子レンジや耐熱容器があるなら「レンチンどん兵衛」を試してみよう。
【参考文献】
- ※:日清食品グループ「トップページ」
https://www.nissin.com/jp/ - ※:日清のどん兵衛「トップページ」
https://www.donbei.jp/ - ※1:日清食品グループ「レンチン洋風どん兵衛」
https://www.nissin.com/jp/products/recipes/361 - ※2:日清食品グループ「カップめんを電子レンジで調理しても良いですか?」
https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=506&category=7&page=1
この記事もCheck!