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「ババヘラアイス」とは?秋田の夏の名物スイーツを徹底解剖

「ババヘラアイス」とは?秋田の夏の名物スイーツを徹底解剖

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年4月 2日

冬が終わると秋田では、ショッピングセンターや国道沿いなどで、パラソルを広げてアイスを売っているおばさんが出現する。これがババヘラアイス。皆さんにそのババヘラアイスの美味しさをお届けしていこう。

  

1. ババヘラアイスって何?

秋田では知らない人はいない、ババヘラアイス。秋田では親しみを込めて、おばあさんやおばさんのことをババと呼ぶ。これはそのババと呼ばれる女性がヘラで盛り付けてくれるアイスのことだ。このババヘラアイス、近頃、写真映えする!とSNSで話題を集めているらしい。

路上で販売!?

ババヘラアイスの特徴は、ショッピングセンターや道の駅などはもちろん、国道沿いなど、路上でも販売されていること。目印は大きなパラソル。その下で、ババたちがアイスを持って待っている。雪の多い秋田県ということもあり、冬季のアイス販売はおやすみ。春から秋の間のみ。

ババヘラアイスの歴史

もともとは、地元農家のおかあさんたちが空いた時間に何かできないか!?とアイスを売り歩いたのが始まり。今ではババヘラアイスは、秋田県民のソウルフード。創業63年になる進藤冷菓が商標登録をしている。発売当時と変わらない素朴な味わいが、人気が絶えない理由。

2. ババヘラアイス徹底解剖

どんな味?

ババヘラアイスは、シャーベットのようにあっさりとした味わいが特徴。いちご風味のピンクとバナナ風味の黄色の2色が基本。ポイントは、あくまでも風味であること。実際、いちごやバナナの味が強く主張することはない。あくまでも優しく香る、程度だ。ただ、色としてはとても美しい発色。

どんな形?

ババヘラアイスは専用の金属ヘラを使いアイスをすくい、盛り付けるのだが、その盛り付け方も特徴的。バラの花びらのように盛り付けたバラ盛り、チューリップのように盛り付けた秋田盛りなど、ババの技術によって、盛り付け方異なるのだ。そんなこともあり、形を楽しむこともできる。この盛り付けは、簡単そうに見えて実はなかなか難しい。熟練の技術が必要で誰でもができるわけではない。

進化系ババヘラ

このババヘラアイス、近頃限定で同じ味のソフトクリームが販売されているらしい。さらに、一部店舗では、秋田産のメロンを使用したメロン味、横手大沢ブドウジュースを使用したぶどう、爽やかなブルーもあるそうだ。ちなみにコーンやヘラまでついた通販ババヘラアイスも存在する。ホームパーティーなどに取り寄せれば、とても盛り上がりそう。また、名産品として、お菓子にアレンジしたものも存在する。

3. ご当地アイスとババヘラアイス

ご当地食材をアイスに

古くから、ご当地食材をアイスにアレンジする観光地は多くある。例えば、富良野のラベンダーソフトクリーム、金沢の金箔ソフトクリームや埼玉の醤油アイス、静岡のわさびソフト、山形のずんだ餅アイスなどなど、意外性のある組み合わせのご当地アイスが、数多く存在する。

ババヘラアイスの真髄

ババヘラアイスは、増え続けるご当地アイスのパイオニア的な存在。古くから愛されてきたこと以外に他のアイスと異なる点は、何と言ってもババ達が目の前で盛り付けてくれるというところ。この特別感がアイスをさらに美味しく見せる。

結論

秋田県民にとっては、今やソウルフードのような感覚のババヘラアイス。面白いのは、秋田県人でなくとも、どこか懐かしい味わいと風情を感じさせてくれるところ。秋田を訪れた際には、一度試してみてほしい。今すぐ食べてみたい!というひとは、取り寄せてみてもいいだろう。

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  • 公開日:

    2020年3月10日

  • 更新日:

    2020年4月 2日

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