1. りんごの調理法1:焼く

旬のりんごはみずみずしく、サクサクとした歯ごたえが美味しい。むいて生のまますぐに食べるのが一般的だが、たまにはりんごを加熱してみよう。焼きりんごの場合、りんご1個でちょうど2人分になる。フライパンで簡単に作ることができるので、ぜひ挑戦しよう。
【焼きりんご】
- りんごを皮がついたまま、厚さ1.5cm~2cmの輪切りにして、芯をくり抜く。芯をクッキーの型でハート型や花型にくり抜くと、見た目もかわいらしくなる。
- フライパンにオリーブ油を入れ、弱火でりんごを焼く。
- 10分経ったら裏返す。
- しんなりしたらバターを加え、シナモンを振りかける。レモン汁を加えてもよい。
- 皿に盛って完成。あれば、バニラアイスとミントの葉を添える。
2. りんごの調理法2:すりおろす

子どもの頃、風邪をひいた時に、りんごのすりおろしを作ってもらった経験がある人も多いのではないだろうか。すりおろしりんごは、のどが痛い時でも楽に飲み込むことができるうえ、消化もよいので、お腹が弱っている時にもよいだろう。
また、りんごのすりおろしはホットにしても美味しいので、寒い日にもおすすめ。りんごとレモンとハチミツを混ぜるだけなので、簡単に作ることができる。
また、りんごのすりおろしはホットにしても美味しいので、寒い日にもおすすめ。りんごとレモンとハチミツを混ぜるだけなので、簡単に作ることができる。
【ホットりんご】
- りんごのすりおろしにレモン汁(リキッドレモンでもOK)、ハチミツを加えて混ぜる。
- 1にお湯を加えて混ぜればできあがり。
※ショウガやシナモンを少々加えても美味しい。
すりおろしたりんごはホットだけでなく、冷たいデザートにも活用できる。夏の暑い日は、レモンとはちみつを効かせたさわやかなゼリーを作ってみよう。
【おろしりんごのゼリー】
- 粉ゼラチンをふやかしておく。
- りんごをすりおろす。すりおろしたら色が変わらないように素早くレモン汁をかけ、はちみつを加える。
- 1のゼラチンを電子レンジで温め、2のおろしりんごに加える。
- さらに水を加えてからガラス容器に入れ、冷蔵庫で冷やせばできあがり。
※水のかわりにアップルタイザーやサイダーを使えば、すっきりした味わいのゼリーに、シードルを使えば大人っぽい味になる。
3. りんごの調理法3:煮込む

酢豚を作るとき、パイナップルを入れる人もいると思う。これは、パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素であるプロテアーゼによって肉のタンパク質が分解されるため、肉が柔らかくなるからだ。りんごにもパイナップルと同様の効果がある。特に豚肉との相性は抜群で、フランスの家庭料理でもよく使われる。塩気と甘酸っぱい味の組み合わせは、日本でいうところの、甘酢あんかけに近いかもしれない。日が経って、ちょっと歯ごたえがボソボソになってしまったりんごは、煮込みに使ってみるのも手だ。
【りんごと豚肉の煮込み】
- りんごを皮がついたまま、1.5cmの厚さに切る。
- 豚のヒレ肉を厚さ1.5cmに切り、両面に塩・こしょうを振っておく。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、豚肉の表面に色がつくまで焼く。
- 切ったりんごをフライパンに並べ、酒か白ワインを振り、フタをして3分煮る。
- 火が通ったらしょう油を入れて、味をからめる。
※お好みでプルーンやクルミ、アーモンドを加えても美味しい。
結論
りんごは、人類が食べた果物の中で最も古いといわれている。起源はおよそ8000年前。日本では明治時代から本格的に栽培が始まり、今では日本各地でさまざまな品種がつくられている。旬は秋。「1日1個のりんごで医者いらず」といわれるほど栄養価が高いので、ただ皮をむいて切って食べるだけでなく、いろいろな調理法をマスターして、毎日でも食べたい果物だ。