1. りゅうきゅうの食習の機会や時季
りゅうきゅうの作り方に細かい決まりはなく、好みの生魚を好みの調味料や薬味を混ぜ合わせたタレで和えればよい。年中出回る魚や旬の魚など、その時々で食材を選んで作ることができる料理のため、季節を問わずいつでも食べられている。
りゅうきゅう用の材料はスーパーで買える
大分県では、りゅうきゅうは飲食店だけでなく家庭でも食べられているため、地元のスーパーなどにはりゅうきゅう用の刺身やタレが販売されている。もちろん専用の材料がなくても作れる料理なのだが、より気軽に作ることができる環境が整っているのだ。
りゅうきゅうPR大作戦
地元産の鮮魚の消費拡大を目的に、大分市では「りゅうきゅうPR大作戦」が実施されている。りゅうきゅうのルーツやレシピ、提供する飲食店などをホームページで紹介することで、多くの人にりゅうきゅうの魅力を発信しているのだ。
2. 美味しいりゅうきゅうの食べ方
ブリやアジ、タイ、サバなど好みの生魚を刺身にしてタレに漬け込めば、りゅうきゅうの完成。しょうゆやみりんをベースにしたタレに、ごまやしょうが、小ねぎなどの薬味を加えるのが一般的だ。そのまま酒のつまみとして食べてもよいし、ごはんと一緒に食べるのもおすすめである。
りゅうきゅう丼やお茶漬け
りゅうきゅうをごはんとともに食べる場合は、熱々のごはんにのせてりゅうきゅう丼にするのが一般的だ。まかない飯としてもよく提供されている。また、丼をある程度食べ進めてからお茶漬けにするという人もいる。刺身が霜降りになって生とは一味違った美味しさを楽しめる。
糖質制限中の人はこんにゃくをプラス
りゅうきゅうはごはんにぴったりな料理だが、糖質が気になる場合はごはんを控えたほうがよいだろう。りゅうきゅうにこんにゃくを加えてタレで和えると、ごはんがなくても食べごたえのある一品に早変わり。実際、地元でもかさ増しするためにりゅうきゅうにこんにゃくを入れることもあるようだ。低カロリー・低糖質なこんにゃくと刺身なら、美味しくお腹いっぱい食べられるのではないだろうか。
3. りゅうきゅうと相性のよい食材
りゅうきゅうは生魚とタレを和えるシンプルな料理だが、その材料に決まりがないため初めて作るときは迷ってしまうかもしれない。そこで、りゅうきゅう作りに合う食材を紹介する。また、完成したりゅうきゅうを食べるときに、組み合わせると相性のよい食材もチェックしておこう。
りゅうきゅう作りに合う食材
- 生魚...ブリやタイなどの白身魚か、アジやサバなどの青魚を使うのが基本で、カツオやマグロなど赤魚で作るのは珍しい。だが一般的に刺身で食べられている魚なら何でも美味しく作れる。
- 薬味...ごま、しょうが、小ねぎが基本だが、みょうがや大葉など香りの強いものを好みで使っても美味しい。
- 調味料...しょうゆ、みりん、酒が基本。香りづけにごま油を使うこともある。また、山間部など鮮魚が入手しにくい地域では、保存を目的に酢で〆てから作るようだ。
りゅうきゅうに合わせたい相性のよい食材
りゅうきゅうを食べるときには、ごはんと組み合わせることが多いが、ほかにも相性のよい食材はある。
- そうめん...熱々のごはんの代わりに、冷たいそうめんにりゅうきゅうをのせるとさっぱりと食べられる。
- 海藻...わかめや昆布などをりゅうきゅうに混ぜ合わせるとミネラルも摂れてサラダのように食べられる。
- 豆腐...風味が淡白な豆腐は、りゅうきゅうとの相性もよい。糖質制限中の人はごはんの代わりにするのもおすすめだ。
- 卵黄...りゅうきゅうと混ぜ合わせ絡めて食べると、まろやかで絶品。
- 野菜...大根、きゅうりなどがおすすめ。大根は刺身のツマとして、きゅうりは寿司のネタなどにも使われているため元々刺身との相性がよいのだ。たっぷりの野菜とりゅうきゅうを組み合わせればサラダ感覚で食べられる。
結論
好きな魚と好きなタレで作れるりゅうきゅうは、自宅でも気軽に楽しむことができる料理である。酒のつまみやごはんのおともとしてだけでなく、さまざまな食材と組み合わせて好みの食べ方を見つけてほしい。組み合わせ方によっては、体重制限中や糖質制限中の人にもおすすめである。魚や味付け、薬味を変えてアレンジしてみても楽しそうだ。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 りゅうきゅう
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ryukyu_oita.html
農林水産省 うちの郷土料理 りゅうきゅう
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ryukyu_oita.html
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