1. 夏野菜を使って枝豆ご飯の献立を
夏には、色とりどりの美しい野菜が数多く登場する。枝豆が出回る時期、蒸し暑さや灼熱の太陽に負けない食卓を構成するためには、これらの野菜は不可欠である。枝豆ご飯と美味しく食べることができる夏野菜のおかずを見てみよう。
●枝豆と旬を同じくする野菜たち
梅雨が終わらぬ季節から盛夏にかけて出回る枝豆。その枝豆と、旬を同じくする夏野菜にはどのようなものがあるであろうか。きゅうり、オクラ、ナス、パプリカ、ゴーヤ、ズッキーニ、とうもろこしなどなど。これらを使って、どんなおかずを作ると枝豆ご飯とマッチするのであろうか。
●香辛料や酸味をきかせて夏らしく
まず、夏野菜代表のきゅうりは、酢やピリ辛で味付けをしたものが美味しい。あるいは、ミョウガや生姜でメリハリをつけて、夏らしい一品にしてもよいだろう。また、オクラは同じくねばねば感のある長芋などとともにポン酢で食べてみるのはどうだろうか。変幻自在の調理が可能なナスも、ピリ辛にしたり煮びたしにしたりと応用ができる。いずれも、優しい味わいの枝豆ご飯とは美味しく食べることができる。苦みのあるゴーヤチャンプルーも、夏の滋味を感じさせてくれる。
●夏野菜をまとめてカポナータに
これらの夏野菜を一気に使いたい場合は、カポナータがよいだろう。バジルの香りをきかせたカポナータは、夏野菜をまとめて消費できるだけではなく、色合いも華やかで真夏のパワーになりそうな一品だ。枝豆ご飯と、色の相性までバツグンである。
2. 肉や魚を使った枝豆ご飯の献立
真夏に精力をつけるためには、動物性たんぱく質も欠かせない。枝豆ご飯と合う肉や魚のおかずには、どんなものがあるだろうか。いくつかのアイデアを紹介しよう。
●夏といえば豚肉!豚肉を使ったおかずさまざま
まず、夏バテ対策の筆頭としてあげられるのが、豚肉であろう。とはいえ、脂っこいとんかつなどは敬遠したい夏の日もあるに違いない。枝豆ご飯とあう豚肉のおかずといえば、さわやかな豚しゃぶがまず挙げられる。もちろん、定番のゴマダレも悪くないが、スダチやレモンなどを使ってすがすがしい味付けの豚しゃぶは枝豆ご飯としっくりあう。ミョウガやカイワレなどを添えて、気持ちよく咀嚼したいものだ。次の日の弁当にも備えたいのならば、豚肉のピカタはどうだろうか。チーズや卵を使うピカタは、子どもたちも大喜びの一品である。
●アジやイワシなどの庶民的な魚を使って
夏といえば、アジやイワシが美味しくなる季節である。アジのたたきは、枝豆ご飯の相方としては最も夏らしいメニューであろう。さらに、ちょっと手間をかけたいときは南蛮漬けやアジフライも枝豆ご飯に向いている。イワシは、生姜煮や梅煮にして淡白な味わいの枝豆ご飯と対象となる少し濃いめの味付けにすると美味しい。
逆に、塩焼きであっさりと食べたい場合には鮎がいいかもしれない。枝豆ご飯とは優しい調和をなすであろう。イカやタコも、きゅうりとともに酢の物にすればのど越しもよい一点となる。
逆に、塩焼きであっさりと食べたい場合には鮎がいいかもしれない。枝豆ご飯とは優しい調和をなすであろう。イカやタコも、きゅうりとともに酢の物にすればのど越しもよい一点となる。
3. 枝豆ご飯と合う汁物は?
枝豆ご飯とともに食べる汁物は、やはり和食らしく味噌汁がまず頭に浮かぶ。味噌汁にも、夏野菜をたっぷり入れて見ためと栄養双方を満足させたいものである。また、豚肉を入れて豚汁風にしても身体を冷やさない用心となる。
さらに、ゴーヤやオクラ、とうもろこしを使って、中華風のスープにしてもよいだろう。枝豆ご飯がさっぱりしていることから、ねばねば感のある食感のスープや、少し脂っこさがある中華風のスープはお腹も満足の献立となるのである。
さらに、ゴーヤやオクラ、とうもろこしを使って、中華風のスープにしてもよいだろう。枝豆ご飯がさっぱりしていることから、ねばねば感のある食感のスープや、少し脂っこさがある中華風のスープはお腹も満足の献立となるのである。
結論
春には豆ごはんがあるように、夏には枝豆ご飯がある。グリーンピースとは少し異なる食感の枝豆ご飯は、まさに夏にしか味わえないごちそうである。夏バテ防止となるような献立をたてて、見ためも美しい食卓を演出してみてほしい。
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