1. 鯖缶の美味しさ

鯖缶とは、鯖の水煮缶や鯖の味噌煮缶など、鯖の加工品のことである。新鮮な生の鯖を缶に詰め、蒸気釜で蒸しあげて火を通すため、旨みと栄養を余すことなく、食べることができるのがいいところだ。骨まで食べられるほど、柔らかく煮てあるので、下ごしらえが不要。開けたらすぐに食べられる、忙しい毎日に嬉しい食材なのだ。
鯖缶の栄養
鯖は、近年注目されているDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)の含有量が多い。そのほかカルシウム、ビタミンB2、D、ナイアシンなども含まれている。ちなみに鯖は、生で食べるより缶詰のほうが、栄養豊富だともいわれている。これは、骨まですべて食べることができるから。なおさら、缶詰で取り入れたい。
食べ方いろいろ
鯖缶は、開けたらすぐにそのまま食べることができる。さらにシンプルな水煮缶であれば、塩味がついているだけなので、和洋中どんな料理にもアレンジが可能。生姜やシソなどと合わせ、和風の混ぜごはんに、パスタソースに投入する、竜田揚げにしてあんかけをかけるなど、アイデア次第でアレンジは無限大なのである。
2. 鯖缶の保存法

缶詰は、長期保存できるところも優秀なところ。正しく保存すれば、製造から数年は腐ることがない。ただ、これは密封状態にしたうえ、加熱殺菌を行い、内部を無菌状態に保っているから。一度開けたら、この密封&無菌状態ではなくなるので、長期保存はできない。開けた瞬間から、生モノとして扱うのが正解だ。開けるまでは長持ち、開けたらすぐ食べる!が基本である。
どうしても残ったら
開封して、どうしても余ってしまった場合は、必ず別の容器に入れ替えて、冷蔵庫で保存すること。保存期間は、長くても2、3日ほど。なるべく早く食べることをおすすめする。
使いきりサイズをチョイス
缶詰は、一度で使いきれるサイズのものをチョイスするほうが、結果として効率がよい。大きめの缶詰を買って、使いきれず腐らせてしまっては元も子もない。使いきれず、どうしても冷凍にしたいという場合は、小分けにすることをおすすめする。ジッパー付きの冷凍用保存袋に、具材と汁を均等に入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍しよう。
3. 鯖缶使いきりレシピ

少量余ったら
鯖缶は、どんな料理にも合う。少し余ったら、ポテトサラダ、サンドイッチ、オムレツやチャーハンの具材にするとよいだろう。キムチや納豆と混ぜ、ごはんやうどんにのせて食べるのもおすすめ。ニンニクとオリーブオイル、唐辛子でさっと煮て、アヒージョ風にしてもよい。
汁が余ったら
スープにするのがおすすめ。我が家では、キムチや豆腐を入れてチゲ風にするのが定番。鯖の旨みと栄養が詰まった汁をベースにスープを作ると、驚くほどコク深い味わいに。キムチの辛みとも合う。また、パスタソースにするのもおすすめ。オリーブオイルで具材を炒め、鯖缶の汁を加え、しっかりと茹で汁と乳化させるのが美味しさの秘訣。キャベツやブロッコリーなどと塩味ベースにしてもよし、トマトソースに加えても意外に合う。
結論
鯖缶は、すぐに食べられて栄養満点の、忙しい毎日にうれしい食材。できる限り、一度で使いきるのが理想だが、どうしても余らせてしまった場合は、2〜3日の間に食べてしまおう。そもそも長持ちする缶詰なので、開けて冷凍するより、食べきりサイズをチョイスして開けずに冷暗所で保存するほうがよい。開けたら一度で食べきることをおすすめする。
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