1. ドリアは日本生まれの食べ物

ドリアはヨーロッパの料理だと思っている人もいるかもしれないが、じつは日本が発祥の創作料理だ。ドリアの考案者は、横浜の老舗ホテルの料理長を務めていたスイス人シェフ。メニュー以外の用命も承っていたシェフが、あるとき「のどごしがよいものを作ってほしい」というオーダーを受け、バターライスに海老のクリーム煮をかけ、ベシャメルソース(ホワイトソース)とチーズをのせたものをオーブンで焼きあげた料理を即興で作りあげた。この料理が好評となり、レギュラーメニューに追加されたのがドリアのはじまりとなったのだ。現在もホテルニューグランドでは、当時とほぼ変わらないドリアを味わうことができるそうだ。
2. ドリアのごはんはバターライスが基本!

発祥時のドリアはバターライスが使用されていたため、ピラフはドリアのごはんのベーシックな形といえるだろう。フライパンで作る本格的なバターライスの場合、バターを溶かしたフライパンで玉ねぎを炒め、米やコンソメを加えて炊きあげる。バターのコクが米の中までしみ込んでいるバターライスは、ベシャメルソースやチーズとの相性もバツグンだ。すでに炊きあがったごはんで作る簡単バターライスの場合は、温かい炊きたてごはんにバターを入れ、しっかりと混ぜよう。バターがごはん全体になじんだところで、塩コショウ、細かくカットしたパセリを加えて、切るように混ぜ合わせて完成だ。ごはんを少し硬めに炊くのが、美味しいバターライスのコツとなる。バターライスにガーリックパウダーをプラスして、パンチを効かせるのもいいだろう。バターが香るシンプルな味わいのため、どんな組み合わせでも美味しいドリアになるはずだ。
3. ドリアのごはん、ピラフ以外の味付けは

バターライス以外にも、ドリアのごはんにはさまざまな味付け方法がある。生米から炊きあげて素材の味をしみ込ませるピラフや、鶏肉とケチャップで老若男女問わず愛されるチキンライス、ターメリックパウダーで炊きあげるターメリックライスなどがよく挙げられる。和風の味付けにする場合は味付けしないそのままのごはんもいいかもしれないが、ベシャメルソースやミートソースのときはそのままのごはんでは味気ない。時間がないときはドライパセリやガーリックパウダーをふり、混ぜておくだけでもいいだろう。
ドリアのごはんをどの味付けにするかは、ソースとの相性で決めるのがよい。バターライスはどんなソースとも相性がよいが、とくにカレーなどの濃い味付けによく合うだろう。ターメリックライスもカレーやミートソースなど、濃い味付けと相性がよい。チキンライスは味がしっかりしているため、ベシャメルソースがおすすめだ。ピラフならベシャメルソースと合わせてシンプルに仕上げるのはもちろん、カレーピラフや和風ピラフと、ピラフの味わいを変えるだけでそれぞれ異なるドリアの味わいを楽しむことができるだろう。ごはんとソースの組み合わせを工夫するのも、ドリアの楽しみ方である。
ドリアを作る際のごはんとソースの割合は、2:1になるようにするのがベスト。ソースの美味しさとごはんの味わいを楽しみつつ、両方が組み合わさった美味しさを堪能しよう。
ドリアを作る際のごはんとソースの割合は、2:1になるようにするのがベスト。ソースの美味しさとごはんの味わいを楽しみつつ、両方が組み合わさった美味しさを堪能しよう。
結論
ドリアのソースとごはんの組み合わせは何通りもある。使う具材などによっても、ベストな組み合わせは変わるだろう。どんな組み合わせでも美味しく食べられるのが、ドリアの魅力だ。自分の好きな組み合わせで、美味しいドリアを作ってみてはどうだろうか。
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