1. 白菜と豚肉の重ね蒸し:フライパンなら誰でも簡単

フライパンで作る「白菜と豚肉の重ね蒸し」の作り方を紹介していく。また味付けにもバリエーションをもたせて、いくつかの味付け(塩味、和風出汁の素、コンソメなど)も合わせて紹介していく。まずは、「蒸し料理」の特徴を解説しよう。
「蒸し料理」の特徴
「蒸し料理」とは、名前のとおり肉や野菜を「蒸す」という方法で調理することである。肉類はどうしても加熱しないと食べることはできないが、野菜類はそうではない。野菜の種類にもよるが、生野菜として食べることができる野菜も多数ある。ここで、「生野菜」と「蒸し野菜」を比較していく。両者とも野菜であり美味しいということに変わりはないが、大きな違いがある。以下に注目してもらいたい。
<食べられる量>
野菜は蒸すことで、野菜自体のカサが減少するという特徴がある。そのため、生野菜の状態よりも無理なくたくさんの野菜を食べることができるようになる。野菜をたくさん食べよう!といわれても難しいと思いがちだが、カサを減らすことで可能になるのではないだろうか。
「白菜と豚肉の重ね蒸し」の作り方
<材料>
白菜、豚肉、味付け用の調味料
<作り方>
白菜の葉の部分はざく切りに、芯の硬い部分はそぎ切りにする。フライパンに白菜→豚肉→白菜→豚肉・・・の順番に重ねていく。味付け用の調味料と水を入れてふたをし、火をつけて蒸していく。10~15分程度で完成する。
味付け用の調味料について
<塩味>
塩を少々加えるだけで、味がはっきりと決まるのでおすすめである。最も素材本来の味を活かせる調味料といえるのではないだろうか。
<和風出汁の素>
和風に仕上げたい時に、手軽に使えるとても便利な調味料である。粉末なので溶けやすく、使い勝手がバツグンなのでおすすめしたい。
<コンソメ>
洋風に仕上げる時に、おすすめの調味料である。子どももなじみがある味にできあがるので、家族みんなで美味しく食べられるだろう。
<鶏ガラスープの素>
和風出汁の素の洋風バージョンである。こちらも粉末で溶けやすく、使い勝手がよくおすすめだ。
<めんつゆ>
水と割るだけで味が決まるので、とても便利な万能調味料である。うどん、そば、素麺などが好きな人には、とくに好まれる調味料ではないだろうか。
いろいろ試してもらい、ぜひ好みの味付けを見つけてもらいたい。
2. 白菜と豚肉の重ね蒸し:土鍋やストウブなら水なしで

ここでは、「白菜と豚肉の重ね蒸し」を作るための調理器具をさらに深堀りしていく。土鍋やストウブ鍋を使って、水なしで作る場合について紹介する。「重ね蒸し」のここでの重ね方にも注目してもらいたい。
土鍋について
土鍋を使う利点は、なんといっても完全に水なしで蒸し料理が完成することだろう。水なしで調理することで、肉や野菜本来の美味しさと栄養分を逃すことなく食べることができる。
ストウブ鍋について
ストウブ鍋はフランスのアルザス地方で生まれたプロ御用達の鍋であり、家庭でも料理好きの人から好まれている鍋である。ストウブ鍋の特徴を、以下に紹介していく。
<鋳物ホーロー製>
ストウブ鍋は鋳物ホーロー製なので熱伝導率が高く、全体的にムラなく加熱することができる。
<保温性が高い>
ストウブ鍋は保温性が高いので、一度温めると冷めにくいという特徴がある。
<ふたの裏に秘密あり>
ストウブ鍋のふたの裏にはいくつもの突起があり、これがよい役割をしている。加熱することで食材から出た旨みと水分が蒸気化、水滴となり、ふたの突起を伝って食材にまんべんなく行き渡るのだ。
「白菜と豚肉の重ね蒸し」の作り方
<材料>
白菜、豚肉、つけダレ
<作り方>
白菜を1枚ずつはがし、白菜と豚肉を交互に重ねる。それを5cm幅程度に切り、土鍋かストウブ鍋の中に切り口を上にし、縦にミルフィーユ状に重ねていく。隙間ができないようぎっしりと敷き詰めると、崩れにくくなる。ふたをして、蒸し焼きにする。食べる時は、好みのつけダレで美味しく食べていただきたい。つけダレについては、次で触れていく。
3. 白菜と豚肉の重ね蒸し:つけダレで食べるなら何が合う?

つけダレで食べる場合のタレについて紹介していく。さまざまなタレの中から、自分好みを見つけてもらいたい。
<ポン酢+柚子胡椒>
ポン酢と柚子胡椒(チューブ)を混ぜ合わせる。
さっぱりとした一品が食べたいという人に、おすすめしたいタレとなっている。
さっぱりとした一品が食べたいという人に、おすすめしたいタレとなっている。
<焼肉のタレ+しょうが>
焼肉のタレとしょうが(チューブ)を混ぜ合わせる。
焼肉のタレは、老若男女問わず好まれる味だろう。このタレを使うことで、とくに子どもにとっては食べやすい味になるのではないだろうか。
焼肉のタレは、老若男女問わず好まれる味だろう。このタレを使うことで、とくに子どもにとっては食べやすい味になるのではないだろうか。
<ゴマダレ>
鶏ガラスープの素、ゴマ油、ゴマ、隠し味で塩昆布を混ぜ合わせる。
隠し味に塩昆布を加えることで、味がはっきりとしてより美味しくなる。
隠し味に塩昆布を加えることで、味がはっきりとしてより美味しくなる。
<胡麻マヨダレ>
マヨネーズ、めんつゆ、砂糖、ゴマを混ぜ合わせる。
マヨネーズ好きの人には、ぜひこのタレをおすすめしたい。
マヨネーズ好きの人には、ぜひこのタレをおすすめしたい。
結論
「白菜と豚肉の重ね蒸し」について紹介した。さまざまな作り方や多くのタレがあることを知ってもらえたことだろう。まずは、手始めにフライパンを使って重ね蒸しを作ってもらい、慣れてきたら土鍋やストウブ鍋にも挑戦してみてはいかがだろうか。材料も工程も少ないので、すぐに得意料理になるだろう。
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