1. 新レンコンとは?旬や特徴
新レンコンは6月上旬〜9月に出回るレンコンで、シャリシャリとしたみずみずしい食感が特徴。一般的なレンコンの旬は9月頃からなので、その前に出回るのが新レンコンなのだ。白っぽい見た目と水分の多さ、生でも美味しい柔らかな食感が最大の特徴だろう。成長の途中で掘り出して出荷されているので、柔らかく水分が多いのだ。レンコンの主な産地である茨城県では、6月頃から新レンコンが出荷されはじめる。レンコンは1年を通して購入できる野菜だが、新レンコンは格別な味わいと食感が楽しめるのだ。普通のレンコンとは少し違うため、食べたことがない人はぜひ食べ比べてみてほしい。一般的なレンコンよりも値段が高く、高級感があるのも特徴の1つといえるだろう。とくに新物が出始めの頃は、値段が高い傾向にある。
2. 新レンコンのおすすめの食べ方
新レンコンはシャキシャキ食感が特徴のレンコンで、生でも食べられる。ここでは生でも美味しい食べ方や、新レンコンの味わいを活かした食べ方を紹介しよう。
サラダ
新レンコンのおすすめの食べ方といえば、やはりサラダだろう。アクの少ない新レンコンを生で食べると、みずみずしい味わいや食感が存分に味わえる。皮をむいて薄くスライスした新レンコンを酢水にさらしてアクを抜き、好みのドレッシングでいただく。
天ぷら
薄めの衣でサクッと揚げた天ぷらもおすすめ。歯切れがよく、シャキッとした食感がとても美味しい。少し厚めに切って、新レンコンの食感を楽しもう。
酢の物
薄くスライスして軽く湯がいた新レンコンを、合わせ酢に浸せば美味しい酢の物の完成。酢のほどよい酸味と新レンコンの軽い食感で、さっぱりと食べられる。
3. 新レンコンの皮はむく?むかない?
新レンコンは皮をむいてもむかなくても食べられる。基本的に新レンコンの皮は食べてもOKだが、食感と汚れには注意したほうがよいだろう。新レンコンの皮には泥が付いている場合が多く、皮ごと食べたいときはたわしなどを使ってしっかり洗うのがおすすめ。また、皮は少し硬いので食感をよく仕上げたいときはむいたほうがよい。サラダや酢の物など、生で食べるときや食感を大切にしたい料理のときは、皮をむいてから仕上げるとよいだろう。煮物や天ぷらなどは皮ごとでもよいが、煮物の場合は皮をむいたほうが味がしみ込みやすくなる。皮ごと調理したいときは味を濃いめにするなど、工夫するとよい。新レンコンは皮が薄いため、むく場合もピーラーなどでできるだけ薄くむくのがおすすめ。皮や皮の近くは栄養が豊富なので、食感などが気にならないなら皮ごと食べるとまるごと栄養を摂取できる。
4. 新レンコンの保存方法
新レンコンは水分を多く含むため、普通のレンコンよりも傷みやすい。カットしていない皮つきの新レンコンなら常温保存できるが、3日程度を目安に食べ切ろう。ただし、夏場など気温が高い季節は冷蔵庫での保存がおすすめ。冷蔵庫ならまるごとの新レンコンは1週間ほど、カット済みのものは3日程度保存できる。常温や冷蔵庫で皮つきの新レンコンを保存する場合は、湿らせた新聞紙にくるんでおこう。それ以上長く保存したいときは、冷凍保存するとよい。使いやすいサイズにカットしてから軽く酢水に浸してアク抜きをし、水分を拭き取って保存袋に入れて冷凍する。解凍は自然解凍、もしくは煮物などの場合は凍ったまま調理可能だ。
結論
限られた時期にしか出回らない新レンコンだが、新物だからこそ味わえる美味しさがある。価格も高いのでなかなか手に入らない場合もあるが、ぜひ一度は新レンコンの美味しさを堪能してみてほしい。いつも食べているレンコンとの違いを感じながら、新レンコンの美味しさを楽しんでみてはいかがだろうか。
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