1. 旨みが生きてる!ホタテの煮物

甘辛く煮たホタテはシンプルながら奥が深い味わいである。ホタテの美味を生かした和食らしいシンプリシティは飽きのこない美味しさである。その作り方を見てみよう。
ベビーホタテが食べやすい
ホタテを甘辛く煮る場合にはベビーホタテを選ぶと一口サイズで食べやすい。刺身用の貝柱でも美味しく煮ることができるが、煮崩れやすいという欠点がある。ホタテ貝そのものを使用することでより旨みのある煮物となるのである。
ホタテの煮物、味付けは?
ホタテを煮物にする場合には醤油、酒、みりん、砂糖を使用して味付けをする。また生姜をきかせるとさらに和食らしい味わいとなる。ホタテはあらかじめボイルしておき、鍋に味付け用の調味料を入れて火を入れ、煮立ったころに生姜とホタテを入れる。煮汁がなくなるまで弱火で煮込めばできあがる。10分ほどを目安に煮込んでみよう。白いごはんも酒もすすむ一品となるのである。
濃い口醤油で濃いめの味付けを
ホタテを煮物にする場合には濃い口醤油を使って濃いめの味付けにすると佃煮風に楽しむことができる。冷蔵庫で3日ほどは保存が可能であるため、ホタテをたくさん入手したときには便利なレシピである。濃いめに煮たホタテは翌日の弁当のおかずとしても活躍してくれる。
2. 出汁まで美味しい!ホタテと大根の煮物

冬に甘みがのるホタテは、大根と煮るとその旨みをさらに体感することができる。とくにホタテが出汁の役割を果たすため、その味がしみ込んだ大根の美味しさは格別である。ホタテと大根の煮物の作り方を紹介する。
出汁をきかせて
ホタテと大根の煮物を作る場合には、まず大根を2cmほどの厚さに切って柔らかく茹でることから始める。火が通った大根は出汁と醤油、酒で味をつける。ボイルしたホタテも加えて煮込んでいく。味がしみたら醤油をまわし入れてできあがる。
中華テイストで煮込む
ホタテと大根は中華風の煮物レシピもある。大根とホタテをごま油で炒め、火が通ったら中華ブイヨンで煮込んでいく。大根が柔らかくなったら醤油と酒、砂糖と塩で味を調えて5分ほど煮込めば中華テイストで楽しめる。
片栗粉でとろみをつけても美味
ホタテの貝柱を使用して大根と煮込む場合には、とろみをつけても美味である。また、ホタテ缶を使用して汁もともに煮込むという手もある。出汁とホタテ缶の汁を使用して大根を柔らかく煮込み調味料を加える。柔らかくなったころにホタテの貝柱も加えれば、子どもでも食べやすい煮物になる。
干し貝柱も活用
生のホタテや缶詰だけではなく干した貝柱も大根と煮るとよい味を出す。貝柱は一晩ほど水につけて戻し、大根を煮るときに調味料と戻した汁も一緒に加えるのである。生姜をきかせればつまみにも向く煮物となる。
3. ビールのつまみにも!ホタテとこんにゃくの煮物

意外に思われるかもしれないが、ホタテはこんにゃくとも美味しく煮ることができる。こんにゃくを使うことでカジュアル感のあるホタテの煮物を楽しめる。ビールのおともに最適である。
酒をきかせて煮込む
ホタテをこんにゃくと煮込む場合には、こんにゃくは手でちぎると味がしみやすい。その大きさに合うベビーホタテを使ってともに煮込むのである。深さのあるフライパンにごま油を入れ、こんにゃくから炒めていく。ホタテも加えて火が通ったら酒をたっぷりと加え、出汁と醤油、みりんで煮詰めていく。味付けは濃いめにするほうがこんにゃくが美味になる。仕上がりに七味唐辛子をかけるとつまみらしい一皿ができあがる。一晩冷蔵庫で寝かせるとさらに味が落ち着いて食べやすい。
結論
ホタテを煮物にする場合には、濃いめの味付けにして佃煮風にするとごはんも酒も美味しくなる。またホタテからしみ出す旨みは、大根やこんにゃくを煮込む際にもいい仕事をしてくれるのである。ホタテを豪胆に煮込んでぜひ家族で楽しみたい。食卓を飾る料理としても豪奢と美味で大活躍してくれるだろう。
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