1. せりを簡単料理!シンプルなおかず

まず最初は、せりの味や香りを活かしたシンプルな料理を紹介しよう。
せりのおひたし
せりのおひたしはせりと調味料さえあれば簡単に作れるので、手軽なせり料理を作りたい人におすすめ。食べやすいサイズにカットしたせりを塩を加えた熱湯でサッと茹で、出汁に浸せば完成。醤油ベースの和風おひたし以外にも、バルサミコ酢やオリーブオイルを使った洋風おひたしもおすすめ。きのこやツナなどを加えれば、ボリュームもアップする。茹でたせりにすりごまと醤油を加え、ごま和えにしても美味しい。
せりの天ぷら
香りのよいせりは、天ぷらにするとサクッと揚がって美味しい。適当なサイズにカットしたせりに天ぷらの衣を付け、油でサッと揚げよう。ポイントは衣を薄くしてせりの香りを引き立てることと、サッと揚げてシャキシャキ食感を残すこと。天つゆや塩など、好みの味付けで食べてみよう。
せりの味噌汁
鍋に出汁を煮立て、せりを加えて味噌で味を調えれば美味しい味噌汁の完成。せりを加えたあとは時間をかけず、サッと仕上げて食感を残そう。せりだけでも十分美味しいが、貝類などを加えても美味しく仕上がる。
2. せりは根っこを使った料理も人気

せりは葉を食べるイメージが強いが、じつは根っこも美味しく食べられるため人気の食材なのだ。次は根っこの食べ方や、美味しい料理を見てみよう。
せり鍋
せりを使ったせり鍋は、葉や茎だけでなく根っこまで入れることが多い。根は葉に比べて火が通りにくく、泥がたくさん付いている可能性が高い。そのため、調理前にしっかりと洗ってから葉よりも先に鍋に入れるのがおすすめ。葉とは違う、しっかりとした歯ごたえと香りが楽しめるだろう。普段食べている鍋にせりの根っこを加えると、ちょっとしたアクセントになるのでおすすめだ。
根っこの天ぷら
せりの天ぷらは葉で作っても美味しいが、根っこで作っても美味しい。しっかり洗った根っこに天ぷらの衣を付け、サッと揚げよう。葉や茎で作るときよりも、少し長めに揚げるとよいだろう。
根っこのおひたし
根っこを茹で、出汁に浸せば美味しいおひたしの完成。油揚げを加えたり、葉や茎と一緒におひたしにしてもよい。葉や茎を一緒におひたしにする場合は、茹で時間に注意しよう。一緒に茹でてしまうと、根っこだけ硬い仕上がりになってしまう。
3. せりは豚肉やあさりと料理しても美味しい

せりがメインのおかずや料理ももちろん美味しいが、ほかの具材と組み合わせると料理の幅がグッと広がる。ここでは、豚肉やあさりなどせりと相性のよい具材を使った料理を紹介しよう。
せりと豚肉の中華炒め
フライパンで豚肉を炒め、火が通ったら切ったせりを加えてサッと炒める。鶏ガラスープの素やごま油、塩コショウで味を調えれば完成。豚肉を加えることでボリュームが一気にアップし、メインのおかずとしても活躍する一品になる。オイスターソースなどを加えてコクをプラスするのもおすすめ。
せりとあさりのお吸い物
砂抜きしたあさりとせりを使った味噌汁は、旨みたっぷりの美味しさ。せりのシャキシャキ感がよいアクセントになり、緑色も鮮やかで見ためもよくしてくれる。簡単に作れて美味しく、おすすめの料理だ。
せりと鶏肉の炒め物
カットした鶏肉を炒め、せりを加えて味付けをすればせりと鶏肉の炒め物が完成。甘辛い味付けやあっさりとした塩ダレなど、いろいろな味付けが合うので好みのものを探してみよう。
せりは肉とも魚介とも相性がよいため、いろいろな料理に使える。いつもの料理にせりを加えるだけで、香りが豊かになるのでぜひチャレンジしてみよう。
結論
せりは春の七草のイメージが強いが、こんなにもいろいろな料理に使えるとは驚きだ。シンプルなおひたしやごま和え、温かい鍋や味噌汁などアレンジ次第でいろいろな楽しみ方ができるだろう。豚肉や鶏肉、あさりなど相性のよい食材と組み合わせて美味しいせり料理を作ってみてはいかがだろうか。
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