1. 七草粥を炊飯器で簡単に作ろう

白いお粥と鮮やかな緑色の七草の対比が美しい七草粥。胃だけではなく目にもやさしいメニューであるから、ぜひ慣習に倣って七草粥を楽しみたいところだ。炊飯器を使って七草粥を作る場合にはどんな手順となるのであろうか。
七草もお粥も手間を省いて
まず七草粥に必要な七草は、近年はセットでスーパーで販売されていることが多い。このセットを活用してもよいし、入手が安易な野菜数種で作ることも可能である。つまりは薄い塩味と胃にやさしい野菜を使ったお粥を作ればよいのである。また炊飯器にはお粥モード機能がついているタイプが多い。これを使えば七草粥も非常に気軽にできるのである。
七草は炊きあがってから炊飯器へ
炊飯器のお粥モードに従って米と水を炊飯器に入れてまずはお粥を炊く。炊飯前に米を水に浸けておくとさらに美味しくなる。お粥が炊けたら小さく切った七草を炊飯器に投入し、しばらく蒸すのである。七草に火が通れば完成する。調理時間は40分ほどを見ておけばよいだろう。
2. 炊飯器で七草粥を作る時は爆発させないように注意!

七草粥を炊飯器で作るときに最大限に注意が必要なのは、七草を炊飯後に加える点である。その理由を見てみよう。
美味しいごはんが炊ける炊飯器ほど注意が必要
昨今の炊飯器は圧力や高温を駆使して美味しいごはんが炊けるタイプが多い。こうした炊飯器は、蒸気の経路に細かく切った野菜が詰まりやすい。これによって炊飯器の爆発を誘発する可能性があるのである。実際、各メーカーの炊飯器の取扱説明書を見ると、青菜やトマトなどの浮きやすい食材は一緒に炊き込まないようにという注意書きがある。細かく切った七草などの野菜は、くれぐれもお粥が炊きあがってから炊飯器に入れるようにしよう。
3. 炊飯器のタイマー予約で七草粥を作ろう

忙しい朝に七草粥を食べたい場合は、調理時間の予測がつかないときがある。そんなときに使用したいのが炊飯器のタイマー機能である。
食べたい時間にタイマーをセット
朝食だけではなく、七草粥を食べたい時間に合わせて炊飯器のタイマーをセットするだけであるから料理初心者にもハードルは低い。注意点は、タイマーをセットする際にお粥モードに設定する点である。水の量も、通常の白飯の炊飯と異なるため要注意である。タイマーを使用する場合も、七草などの野菜はお粥が炊けてから加えるようにしよう。
4. 炊飯器ならラクチン!七草粥の味付けいろいろ

あっさりとしたやさしい味わいが特徴の七草粥。育ちざかりがいる家では、これだけではちょっと物足りないこともある。塩を加える以外にどんな味付け方法があるだろうか。
鶏ガラスープで中華風に
お粥を炊飯器で炊く際に、鶏ガラスープの粉末を加えると子どもでも食べやすい中華風の味わいになる。
白だしであっさりと
塩味だけで我慢できない場合は、白だしを加えるとあっさりとした味わいはそのままに、七草の滋味を堪能できるお粥となる。
卵を加えてボリュームアップ
お粥が炊きあがったあと、七草を加える際に溶き卵も一緒に混ぜてみよう。溶き卵にわずかに醤油を落としておくと、物足りなさも一気に解消するだろう。
餅を加える
胃袋に満足感を与えたい場合には、小さく切った餅を加えるという手もある。電子レンジで柔らかくした小さお餅を七草粥に加えてみよう。
リゾット風に趣を変える
できあがった七草粥にパルメザンチーズを加えてリゾット風にしてしまえば、子どももおかわりしたくなる美味となる。通常とは異なる七草粥を楽しむのもオツである。
結論
年末年始の疲れた胃は、七草粥でぜひ癒したいものである。お粥など作ったことがない人も多い昨今、炊飯器を使って七草粥を作ることができれば1月7日といわず折に触れてヘルシーなこのメニューを楽しみたくなる。細かく切った七草は米と一緒に炊き込まない用心は必要だが、料理初心者にも簡単にできる炊飯器の七草粥、ぜひ今年は挑戦してみてほしい。
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