1. ししゃもの唐揚げは爆発するって本当?

世界中でも北海道の南側の太平洋沿岸でしか獲れない魚のししゃも。焼いて食べても美味しいが衣をつけて唐揚げにすると、ふっくらやわらかな食感を楽しめる。ただしレシピサイトを見ていると、唐揚げを作る際にししゃもの卵が爆発する可能性があるという。
では、どう調理すれば爆発せずに、ししゃもの唐揚げを揚げることができるのだろうか。方法のひとつがお腹の部分をつまようじや竹串で刺すことだ。とくに子持ちししゃもを揚げるときは爆発する可能性があるので、十分に注意すること。
冷凍ししゃもの唐揚げを揚げるときに注意することも解説しておこう。コツのひとつが、解凍せずに凍った状態で揚げること。油の温度は170~180℃が適温だ。油の量が少な過ぎると温度が低下しサックリと揚がらないので、少し多めの油で揚げることが美味しく仕上げるポイント。また一度にたくさんのししゃもを油に入れず、3匹くらいずつ揚げるときれいに仕上がる。
2. おかずにもおつまみにも!サクサク衣のししゃもの唐揚げ

次にししゃもの唐揚げの作り方を紹介しよう。ここで紹介するのは衣にゆかりを加えた、香り豊かなししゃもの唐揚げだ。用意する材料は、ししゃも・小麦粉・ゆかり・水・油だ。まずししゃものお腹の部分に、つまようじや竹串で数ヶ所に穴を開ける。
ボウルに小麦粉とゆかりを入れ、冷水を加えて少し粉っぽさが残るくらい、箸でさっくりと混ぜて衣を作る。次に油を中温(170~180℃)に熱する。ちなみに中温とは衣を油に数滴落とすと、底の近くまで沈み、すぐに浮くくらいが目安だ。次にししゃもを衣にくぐらせて油に入れ、からっとするまで揚げる。
最後に器に大葉を敷いて盛り付け、レモンを添えればししゃもの唐揚げの完成だ。調理時間は15分ほどで、1人分あたりのカロリーは約295kcalである。揚げたてを食べたいサクサクとした食感の一品で、ごはんのおかずはもちろん、アルコールのお供にもぴったり。
3. 子どもも大好き!カレー風味のししゃもの唐揚げ

最後に衣にカレー粉を混ぜたししゃもの唐揚げの作り方を紹介しよう。カレー粉と天ぷら粉を混ぜてししゃもにまぶすと、風味よくカリッとした食感に仕上がる。さっぱりとした味わいを楽しみたいなら、好みで唐揚げにレモンをかけるとよい。用意する材料は、ししゃも・油・天ぷら粉・カレー粉・水だ。
ししゃもは先述した作り方のように、お腹の部分に竹串やつまようじで数ヶ所に穴を開ける。ボウルに天ぷら粉・カレー粉・水を入れ、混ぜ合わせて衣を作る。フライパンに油を底から1cmほど入れ、中温に熱して衣にくぐらせたししゃもを入れる。
両面がこんがりするまで揚げたら油を切り、器に盛り付けて塩とレモンを添えれば、ししゃもの唐揚げの完成だ。シンプルに焼いて食べるのも美味しいが、カレーのスパイシーさを楽しめる唐揚げもおすすめ。
結論
さっくりと美味しい、ししゃもの唐揚げの作り方を紹介した。ししゃもだけでは飽きてしまうという人や、もっとボリュームがほしいときは、エリンギやししとうを一緒に揚げるのもありだ。骨まで味わえるししゃもの唐揚げをレパートリーに取り入れてみてはいかがだろうか。
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