1. 保存OK!牛丼の作り置きの方法
牛丼は、玉ねぎと牛肉、定番の調味料さえあれば自宅で作ることができる丼ものである。さらに、調理方法や保存方法に気を付ければ、作り置きができるメニューなのだ。ここではそのポイントについて紹介しよう。
作り置きの方法
作り置きする際も、作り方自体は通常通りの牛丼と同じでよい。完成した牛丼の具を冷蔵もしくは冷凍しよう。
美味しく作るコツ
1.牛肉は常温にもどしたものを使う
冷たいものだと加熱に時間がかかり、牛肉が硬くなってしまうためだ。調理前には常温にもどしておこう。
2.割り下に生姜を加える
牛肉の生臭さを消し、食べやすくしよう。
3.玉ねぎを2度に分けて入れる
前半の玉ねぎはしっかりと煮て、柔らかく甘みのあるものにし、後半の玉ねぎにはシャキシャキとした食感を残すようにすると、いろいろな食感を楽しむことができる。
4.牛肉は加熱しすぎず、色が変わる程度の加熱にとどめる
食べる際の再加熱のことも考え、1度目の調理であまり硬くならないように気を付けよう。
2. 作り置きで牛丼が硬くなるのを防ぐには
牛丼の作り置きをした際、牛肉が硬くなってしまったという経験はないだろうか。そもそもなぜ牛肉は硬くなるのか。その理由とともに、再加熱しても硬くなりにくくするためのコツを紹介しよう。
牛肉は柔軟で弾力性があるが、加熱によってさらに弾力性が増し、硬くなる。また、出汁の浸出によって肉の中の水分量が減り、硬さが増すのだ。作り置き調理の際には、肉の部位によっても加熱の温度を調整するとよいだろう。牛丼には、牛ばら肉や切り落とし肉が使われることが多い。どちらも薄くスライスされているため、短時間かつ煮立たない程度の火加減での調理をおすすめしたい。作り置きの再加熱時は、食中毒にも気を付け、低温で牛丼の具をじっくり加熱するようにするとよいだろう。
3. 牛丼の作り置きを冷凍する方法
牛丼は冷蔵・冷凍保存のどちらも可能である。ここでは作り置きした際の日持ちのよい冷凍保存の方法やコツ、解凍方法などを紹介しよう。
冷凍保存の方法
- 具材を作り、粗熱をとる。
- ジッパー付きの保存袋に入れる。この際、空気をしっかり抜くことが大切なポイントだ。
- 小分けにする。1食分ずつ分けておくと食べる際に便利だろう。
- 平らにし、金属トレーやアルミの上に置いて冷凍する。
調理後、冷凍や冷蔵保存するまでの時間が長いと、日持ちの時間が短くなるので、粗熱がとれたらその日のうちに保存するようにしよう。金属トレーの上に置くと急速冷凍の効果で、牛肉の旨みを閉じ込めることができる。冷凍やけを防ぐためには空気が入らないほうがよいので、作り置き保存には密閉容器やジッパー付きの保存袋がおすすめである。
解凍方法
牛丼の具を冷蔵庫に一度移し、自然解凍後に熱を加えるようにする。作り置きで冷凍した肉は、急激に熱を加えると硬くなったり、味が落ちたりする可能性があるからだ。
下味冷凍
事前には熱を通さず、玉ねぎと牛肉など牛丼の具に味付けのみした状態で冷凍保存しておく方法もある。この方法のメリットは、味が十分しみ込んで、具材が柔らかくなることだ。
4. 牛丼の作り置きの日持ちは何日?
では、作り置きの牛丼の具材は冷凍後、何日程度日持ちするものなのだろうか。作り置きした具材は、冷蔵・冷凍保存ともに、調理から日が経つごとに食感や風味は落ちてしまう。牛丼の保存期間は、冷蔵庫では2~3日、冷凍庫では1ヶ月が目安となるようだ。1ヶ月もつとされる冷凍保存だが、あくまでも目安である。作り置きとはいえ、なるべく牛丼の旨みが残っている2週間程度を目安に、美味しく食べることをおすすめしたい。
結論
牛丼は保存方法や保存期間を守れば、冷蔵や冷凍しても美味しく食べられるメニューであることがお分りいただけただろうか。ぜひ牛丼を作り置きする際には、解説した点に気を付けて、楽しながらも美味しく味わってほしい。
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