1. 豆苗は生でも食べられる?
豆苗は炒め物や汁物などにすることが多いが、実はアクやえぐみが少ないため生食が可能となっている。そのため、適当な長さにカットして水洗いをした豆苗は、サラダや和え物、ナムルなどにして美味しく食べられる。ただし、豆苗の根元にある「豆」の部分は、加熱・非加熱を問わず食べることができない。残ってしまった根元の部分は水に浸して、もう一度食べられるようにするとよいだろう。
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2. 豆苗を生のまま食べるメリット
一般的に豆苗は炒め物や汁物などのように加熱調理することが多い。しかし、生のまま食べると豆苗本来の味わいを楽しめたり、ヘルシーにさまざまな栄養素を摂れたりする。ここでは、そのような豆苗を生のまま食べるメリットについて確認しておこう。
メリット1.豆苗本来の青臭さを楽しめる
生の豆苗は加熱した場合に比べて、豆の味わいが強く、青臭さを感じやすくなっている。そのため、豆苗本来の味を楽しみたいという人にはおすすめの食べ方となっている。また、他の食材と合わせても食感が変化しにくいため、シャキシャキとした豆苗の食感を楽しむことも可能だ。なお、風味や食感は好みが分かれるため、一口試食してから生食にするか、加熱調理するかを選ぶようにしよう。
メリット2.低カロリーなのに栄養価は高い
豆苗は栄養価が優れている野菜であり、特にβカロテン・ビタミンB1・ビタミンB1・葉酸などを多く含んでいる。しかも生食であれば、100gあたりのカロリーは27kcaとなっている(※1)。このように豆苗を生食した場合は低カロリーでありながら、ビタミン類などを多く摂ることが可能である。
3. 生の豆苗を使った料理5選
豆苗を生のまま食べるなら、サラダ・ナムル・和え物・生春巻きなどにするのがおすすめだ。ここではそんな生豆苗を使ったおすすめ料理を5種類紹介しておこう。
料理1.豆苗サラダ
生豆苗を使った定番料理の一つが「豆苗サラダ」である。4~5cm程度に切った豆苗に、生ハムやツナ、豆腐、油揚げなどをトッピングすれば簡単に作ることが可能だ。合わせる具材やドレッシングを変えるだけで、さまざまなバリエーションを楽しむことができる。手軽に作れるのに栄養価が優れているので、おかずが足りないときなどに作ってみるのもよいだろう。
料理2.豆苗ナムル
生豆苗を使った「ナムル」も人気がある。ナムルの作り方は簡単で、適当な長さに切った生豆苗に、ゴマ油・ニンニク・塩で作った合わせ調味液を混ぜるだけだ。これでシャキシャキとした食感が美味しい豆苗のナムルが完成する。また、豆苗だけでも美味しいが、茹でた人参、生のアボカドなどと一緒に和えても美味しいナムルを楽しめる。
料理3.豆苗の和え物
生豆苗はナムル以外の和え物にしても美味しい。例えば、ゴマ和え・めんつゆ和え・塩昆布和え・中華和えなどにするのもおすすめだ。いずれも水洗いした生豆苗に、和え衣を混ぜるだけで簡単に作ることができる。ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもおすすめの料理なのでぜひ覚えておこう。
料理4.豆苗の生春巻き
豆苗を使ってオシャレに「生春巻き」に挑戦するのもおすすめ。こちらも材料を用意すれば作ること自体は簡単で、生春巻きの皮にサーモン・キュウリ・クリームチーズ・豆苗などを乗せて巻く。それからスイートチリソースなどをトッピングすれば完成だ。ワインなどのお酒にもピッタリの一品となっている。
料理5.やみつき豆苗
豆苗と焼きのりを使って「やみつき豆苗」を作ってみるのもよい。細かく切った豆苗と千切った焼きのりを混ぜてから、ポン酢とゴマ油で味付けすれば完成となる。簡単に作れるのに食べやすく香りが非常にいいのが特徴で、お酒のおつまみにもおすすめとなっている。
結論
一般的に豆苗は加熱調理して食べることが多いが、今回紹介したように豆苗は生のままでも美味しく食べられる。特に生であれば豆本来の青臭さを楽しめたり、ヘルシーに栄養素を摂れたりもする。サラダ・ナムル・生春巻きなどバリエーションは豊富なので、気になる料理を作ってみて生豆苗を美味しく食べてみよう。
【参考文献】
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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