目次
1. シーフードミックスでカレーを作ろう!臭みを抑えるコツは?

冷凍のシーフードミックスでカレーを作れば簡単だが、水っぽくなったり身が縮んだり、臭みが出たりしやすいため、美味しく作るためにはいくつかコツがある。ここでは、冷凍シーフードを使ってカレーを美味しく仕上げるコツを紹介する。
冷凍シーフードミックスは、貯蔵中の酸化・乾燥を防ぐためのグレーズと呼ばれる氷膜が表面についている場合が多い。解凍して取り除いたほうが美味しく食べられる。その際、急速に解凍しないことが大事だ。冷蔵庫での冷蔵解凍や流水解凍も可能だが、一番のおすすめは「塩水解凍」。海水と同じ塩分濃度3%ほどの塩水に浸けて解凍する方法で、シーフードからの水分流出を防ぎ、プリッとした食感と旨みを保てることがメリットだ。完全に解凍すると、旨みが流れ出るため、表面が溶けて芯が硬いくらいの半解凍がよい。
解凍後は水気をしっかり切る。解凍後にフライパンで加熱する際は、生姜やニンニク、ネギやハーブソルトなどを使う、白ワインや料理酒を加える、といった工夫をすることで臭みがかなり抑えられる。
また、店での陳列期間が長いシーフードミックスは冷凍焼けしていることがある。冷凍焼けすると解凍や調理に気をつけても、美味しいシーフードカレーにならないので、なるべく新しいものを選ぼう。
2. シーフードミックスとルーで簡単シーフードカレー

シーフードミックスのカレーは、魚介の食感を邪魔しないよう、みじん切りの玉ねぎとエリンギ、しめじなどきのこを入れるのがおすすめ。シーフードはイカやエビなどの甲殻類や、ホタテなどの貝類を使うのが一般的だ。
ここからは、シーフードミックスとカレールーを使ったカレーのレシピを紹介する。塩水解凍で半解凍状態にしたシーフードミックスは、ザルにあげて水気をよく切っておく。フライパンに先ほどのシーフードを入れ、白ワインをふりかけてふたをして蒸し煮にする。
玉ねぎはみじん切り、きのこはシーフードと同じくらいの大きさに切っておく。鍋に油を熱して玉ねぎを炒め、きのこを加えてまた炒める。そこに水を加え、一煮立ちしたら火を止めてルーを割り入れる。混ぜながら弱火で煮込み、先に準備したシーフードを蒸し汁ごと加えて混ぜ合わせ、サッと煮れば完成だ。
シーフードと白ワインは好相性だが料理酒や水でも可。シーフードは火を通しすぎると硬くなるため加熱は短時間にする。旨みと香りがたっぷりの蒸し汁も一緒に鍋に加えよう。シーフードミックスのカレーは、硬い具材が入っていないので長時間煮込む必要はないが、圧力鍋を活用するとより時短できる。
3. シーフードミックスとカレー粉で作るシーフードカレー

この項では、カレー粉とシーフードミックスで作るカレーを紹介しよう。
塩水解凍で半解凍状態にしたシーフードミックスは、ザルにあげて水気をよく切っておく。フライパンに先ほどのシーフードを入れ、白ワインをふりかけてふたをして蒸し煮にする。玉ねぎはみじん切り、トマトは1cm角に切り、ニンニクと生姜はすりおろす。鍋に油を熱し、玉ねぎをじっくり炒め、途中でニンニクと生姜を加え焦げないように炒める。
鍋にカレー粉を加えて、香りが立つまで炒めたら小麦粉をふり入れて炒める。そこに水を2~3回に分けて加え、トマトを加え強火で煮る。アクを除きつつ弱めの中火で混ぜながら煮たら、先に準備したシーフードを汁ごと入れてひと煮し、生クリームを加えて混ぜれば完成だ。
生クリームをココナッツミルクにすれば、エスニック風のシーフードカレーになる。また、米と材料を炊飯器に入れて炊けば、シーフードミックスのカレーピラフとなる。ルーでなくカレー粉で作るため、炊飯器に入れても焦げつきにくい。手軽にできるカレーピラフもおすすめだ。
4. シーフードミックスのカレーをより本格的な味にするには?

ここでは、シーフードミックスを使ったカレーを本格的な味に仕上げるためのポイントをまとめる。
シーフードミックスのカレーを本格的に仕上げるポイント
- シーフードの食感を活かすために、じゃがいもは入れず具材は玉ねぎときのこなどシンプルにする
- シーフードの旨みを活かすために、解凍法に注意
- シーフードの身が縮まないよう長く煮込まない
- スパイスを数種類加え奥深い香りと旨みを出す
シーフードミックスカレーにおすすめのスパイス
クミン、コリアンダー、ターメリック、チリペッパー、ガラムマサラ、ガーリック、ブラックペッパー、ローレル、タイム
結論
シーフードミックスを使って作るカレーは、冷凍シーフードの扱い方が最大のポイントだろう。長く煮込む必要がなくレシピも決して難しくない。特別感のあるシーフードカレーはきっと家庭の人気メニューとなるだろう。ぜひチャレンジしてみてほしい。
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