1. カジキの刺身を美味しく食べるには旬が重要!気になるカロリーは?

スズキ目メカジキ科のメカジキやマカジキ科のマカジキ・バショウカジキ・クロカジキのような海水魚の総称であるカジキ。メカジキ科とマカジキ科の違いは、腹びれの有無だ。メカジキ科は腹びれがなく、マカジキ科には腹びれがある。カジキはカジキマグロと呼ばれることもあるが、マグロの仲間ではない。特徴は口先が槍(やり)のように長く伸びていることだ。
刺身として食べるのに向いているメカジキ・マカジキ・バショウカジキ・クロカジキ・シロカジキ。カジキとして鮮魚コーナーで販売されているもののほとんどがメカジキだ。生・冷凍・漬け魚・加工品と販売形態は多様で、切り身にはトロや中トロ、大トロの表示が見られることもある。
マカジキは主に高級料亭で食されており、一般の鮮魚店などで販売されることはあまりない希少魚だ。昔は冠婚葬祭の席で食べる刺身といえば、マグロではなくマカジキであった。味はあっさりとしているが、風味豊かでマグロに匹敵するといわれるほどだ。
マカジキを刺身で美味しく食べる旬の時期は冬から春にかけてで、旬でないものは刺身にすると美味しくないといわれている。ちなみにメカジキ100gあたりのカロリーは153kcalで、マカジキ100gあたりのカロリーは115kcalだ。
2. カジキの刺身は美味しんぼでも登場?

カジキの刺身はグルメ漫画「美味しんぼ」にも登場する。あらすじは寿司を食べに出かけた登場人物の中でカメラマンがカジキを注文する。たまたまその場所に居合わせた人物がそれを聞き「カジキは場末の大衆食堂で食べるものだ」とカメラマンをバカにする。
しかし、カメラマンの家は父親が早くに亡くなっており貧しかったため、一生懸命に働いた母親が、たまにカジキの刺身を食べさせてくれ、それがごちそうだったという。その話を聞いた登場人物の1人が千葉県の銚子へ向かい、突きん棒という漁法でマカジキを仕留めようと提案し、1~2月に旬を迎えるマカジキの極上の美味しさを刺身で味わうという内容だ。
ちなみに、刺身でそのまま食べても美味しいカジキだが、細かくカットしてほかの刺身や野菜と合わせてオリーブオイルをかけたり、しょうゆ漬けにしてごはんの上にのせて味わったり、片栗粉をまぶして揚げ焼きにして食べるレシピもありだ。
3. カジキの刺身を通販で味わう

最後に通販で購入できるカジキの刺身を紹介しよう。
マグロ問屋マルウオ「マカジキ」
卸として市場に参加した熟練の目利きが買い付けたマカジキをふんだんに使用した刺身で、カット仕様でほんのりと脂がのっており、クセがなく美味しいという。
岩手県大船渡市「三陸産 刺身用メカジキ柵」
色はキハダマグロに似ている白身だが、適度に脂が混ざっており、コク深く後味のよいメカジキの刺身だ。
築地丸中「メカジキハラモ」
薄いピンク色で脂がのっており、食感はやわらかで加熱してもかたくならずジューシーな刺身のメカジキハラモだ。
結論
メカジキもマカジキも、どちらも刺身として美味しく味わえるカジキだが、先述したように突きん棒漁という漁法で仕留めるマカジキは高級品だ。近くのスーパーや鮮魚店では購入することはむずかしいようだが、インターネット通販で販売されているので、気になる人は試し買いしてみてはいかがだろう。
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