1. もやしのナムルの日持ちはどのくらい?
もやしのナムルは、もやしを熱湯で茹でる、または電子レンジで加熱してから、醤油やごま油で和えた料理だ。もやし1袋分をナムルにして、保存容器に入れて少しずつ食べるという人も多い。常備菜として活用させるなら、日持ち期間をしっかりとおさえておく必要がある。
もやしのナムルの日持ち期間は、冷蔵保存で3~4日
一般的には、保存容器に入れた状態で、冷蔵庫に3~4日ほど置いておくことができるといわれている。ただしこれはあくまでも目安であり、正しい保存方法を守った場合の日持ち期間である。4日程度は日持ちするとはいえ、風味はだんだん落ちていくため、できるだけ早めに食べ切ったほうがよいだろう。
生のもやしは2~3日
もやしのナムルが3~4日ほどもつのに対し、調理前の生のもやしの日持ちは2~3日ほどとやや短い。もやしをナムルにすると、加熱により水分が減り、調味料を絡めることで保存性が少し高まるのだ。もやしを日持ちさせたいなら、生の状態よりもナムルに調理しておいたほうがよいのである。
もやしのナムルは冷凍保存できる?
日持ちさせたいなら冷凍保存が一番である。しかし、もやしのナムルのように食感を楽しむ料理は、冷凍保存には不向きなのだ。解凍したときに水っぽくなり、食感も損なわれてしまうため、冷凍はおすすめできない。3~4日で食べ切れる量をその都度作るようにしよう。
2. もやしのナムルを日持ちさせるポイントとは?
もやしのナムルをできるだけ日持ちさせるには、次のポイントをおさえておくことが大切だ。作る段階から、日持ちさせることを意識してみよう。
十分に加熱する
もやしは火の通りやすい食材だが、加熱時間が短すぎると生の状態のまま調理することになってしまう。加熱不足は、あとから水分が出てきて傷みの原因になるため、しっかり火を通すようにしよう。鍋で茹でる場合は30秒~1分ほど、電子レンジなら1袋あたり600Wで2分ほどが目安となる。いずれの場合も、加熱後は冷水にさらしたりせず、余熱で火を通す。
水分をしっかり切る
もやしがあまり日持ちしないのは、水分が多い野菜だからである。つまり、水気をしっかり切ることが保存性を高めることにつながるのだ。もやしを加熱したら水分が出てくるため、水気を絞ってからナムルにするのがポイントである。
味付けはやや濃いめに
より保存性を高めるには、しっかりと味付けすることも大切だ。醤油の塩分やごま油のコーティングにより、日持ちしやすくなるのがナムルのメリットでもある。薄味よりもやや濃いめに仕上げるとよいだろう。
保存の仕方も重要
もやしのナムルが完成したら、清潔な保存容器に入れて密閉する。ジッパー付きの保存袋もおすすめだ。冷蔵庫に入れる際に熱いままだと、庫内の温度が上がり日持ちしにくくなるどころか、ほかの食材まで傷めてしまう原因になる。必ず冷ましてから冷蔵庫に入れよう。
3. 常備菜にもOK!日持ちするもやしのナムルの作り方
では、日持ちさせるためのポイントを踏まえて、もやしのナムルを作ってみよう。常備菜にも使える基本の作り方を紹介する。
もやしのナムルの基本の材料
もやし、醤油、ごま油、鶏ガラスープの素、白ごま
作り方
もやしは袋に入れたまま洗い、耐熱容器に移して電子レンジで加熱。600Wで2~3分ほど加熱したら、水気をしっかり切る。
醤油2:ごま油2:鶏ガラスープの素1の割合を目安に、好みの配合で調味料を混ぜ合わせる。加熱したもやしと白ごま、調味料を和えたら、ナムルの完成。好みでおろしにんにくや豆板醤を加えても美味しい。食べる分だけ器に盛り、残りは冷ましてから密閉できる容器に入れて冷蔵保存しよう。
アレンジする場合も日持ちを意識
シンプルなもやしのナムルにほかの野菜を加える場合も、水気を切ることや濃いめの味付けを意識しよう。冷まして清潔な容器に入れ、密閉してから冷蔵保存すれば、アレンジした場合も日持ちさせることができる。
結論
もやしのナムルを日持ちさせるためには、水分をよく切って濃いめの味付けで作るとよい。また、冷ましてから清潔な容器に入れて密閉し、冷蔵保存することも日持ちさせるポイントだ。常備菜としてもやしのナムルを活用したい場合は、これらのポイントをぜひおさえておこう。
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