1. 三つ葉は3種類ある!料理によって使い分けよう

三つ葉には、大きく3種類ある。それぞれの特徴を見ていこう。
糸三つ葉
糸三つ葉は、店頭でよく見かける、もっとも手に入りやすい種類だ。水耕栽培されることが多く、根元の部分にスポンジが付いていることもある。茎も含めて緑色をしており、青三つ葉とも呼ばれる。香りがよいほか、噛み切りやすく食べやすい。たとえばサラダなどに向く。
切り三つ葉
切り三つ葉は、光を遮った環境で栽培した三つ葉の根を切ったものだ。茎が白く、柔らかいのが特徴だ。とくに関東で、伝統的な雑煮の具材として使われることが多い。また、お吸い物などのトッピングに使うのもおすすめだ。
根三つ葉
根三つ葉は、光を遮って栽培した三つ葉を根付きのまま出荷したものだ。根が付いている分、保存しやすい。香りが強いほか、しっかりした歯ごたえがあるのも特徴だ。食感を楽しむ料理、たとえばおひたしや揚げ物などによく合う。
2. 定番の三つ葉を使った料理

それでは、三つ葉を使った料理を見ていこう。まずは、定番をいくつか紹介する。
お吸い物
三つ葉は、お吸い物の香り付けによく使われる。三つ葉の香りや食感を楽しむため、基本的には火を止める直前に加える。出汁と三つ葉の香りがよく合うほか、彩りもよいためおすすめだ。
おひたし
三つ葉の食感を楽しむなら、定番はおひたしだ。切った三つ葉をさっと茹で、出汁や調味料と絡めればよい。おすすめは食感のしっかりした根三つ葉だが、ほかの種類を使っても美味しい。きのこなど、ほかのあっさりした具材を一緒に使うのもよいだろう。
茶碗蒸し
三つ葉は、茶碗蒸しに彩りのアクセントを加えるのにもおすすめだ。茶碗蒸しをひと通り調理してから、食べる直前に三つ葉をのせるとよい。出汁の味や具材とも相性がよく、美味しく食べられる。
丼
三つ葉を丼にのせるのもおすすめだ。たとえばカツ丼や親子丼は、見ためが茶色や黄色になりがちだ。そこで三つ葉を使えば、緑色がよいアクセントになる。また、こってりしがちな丼の味にあっさりした要素を加えられる。三つ葉は最後にのせてもよいし、卵を流す直前に加えて、一緒にとじるのもよいだろう。
3. 三つ葉を大量消費!おすすめ料理を紹介

定番料理では三つ葉を少しずつ使うことが多いが、大量消費する料理も作れる。難しくないので、三つ葉が余っている場合でも心配はいらない。
サラダ
三つ葉はサラダの具材としても美味しい。味付けはさまざまだが、あえてこってりした味付けにすれば、三つ葉をたくさん食べやすい。たとえばナムル風など、ごま油を使った味付けがおすすめだ。ほかにも濃いめのドレッシングなどを使うと、大量に食べられる。塩分や油の量に気を付けつつ、試してみよう。
肉や魚との和え物
三つ葉と肉や魚を和えると、栄養をしっかり摂れるうえにボリュームを楽しめる。たとえばツナは旨みが強く、魚油も摂れる。三つ葉とも相性バツグンだ。ほかに、茹でた鶏肉などもおすすめだ。酒のつまみとしても美味しく、どんどん箸がすすむだろう。
鍋
三つ葉を鍋の具材にしても美味しい。ほかの野菜と一緒にあっさりした味に仕上げるのもよいし、キムチ鍋などの濃い味付けにも意外と合う。鍋ならとくに三つ葉をたくさん食べられるだろう。また、三つ葉を一部入れずに残しておいて、〆の雑炊などに加えるのも美味しい。
卵とじ
卵とじも、三つ葉を大量消費するのにおすすめだ。たっぷりの三つ葉を炒め煮にして、卵でとじるだけで美味しく仕上がる。ごはんにのせて食べてもよいし、酒に合わせるのもよい。また、カニカマなどの具材を一緒に加えても美味しい。
結論
三つ葉は種類によって向いている料理が違うが、どれを使っても美味しく食べられる。定番料理には三つ葉を少しだけ使うものが多いものの、大量消費できる料理も簡単に作れる。三つ葉を香り付けだけでなく、美味しい食材としてどんどん食べていただければ幸いだ。
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