1. 生のパセリは乾燥させて保存するのがおすすめ
緑色があざやかで料理の仕上げに彩りを添えるパセリ。生のパセリを1束買ったが、使い切れずに腐らせてしまうこともあるだろう。パセリに限らずだが、せっかく買ったのに捨ててしまうのはもったいない。パセリは乾燥させてドライパセリにしておくと色もちがよくなったり、青臭さが抜けて風味がよくなったりする。とくに瓶に入れて冷凍室で保存すると長持ちするのでおすすめだ。
ドライパセリにしておくと、ピラフ・オムレツ・ドレッシング・スープなどに、手軽に使えるのが嬉しいポイントのひとつ。パセリを乾燥させる方法のひとつが電子レンジを使う方法だ。具体的な方法はのちほど後述する。またドライパセリにするもうひとつの方法がオーブンを使う方法だ。こちらの方法ものちほど後述しよう。
ちなみにパセリ(生)の可食部の重量100gあたりのカロリーは43kcalだが、乾燥させたものは341kcalだ。これはパセリ中の水分が飛ぶためであるが、含まれる栄養素やカロリーも生と乾燥させたものでは異なってくる。また新鮮なパセリ選びのポイントは、葉先が濃くて茎まであざやかな緑色を選ぶことだ。葉は細かく縮れているほうが新鮮で、茎はハリがあって切り口が黒ずんでいないパセリを選ぶこと。
2. パセリの乾燥方法:少量なら電子レンジで簡単に
使い切れずにあまらせがちなパセリは、乾燥させてドライパセリにしておくと保存がきき便利だ。あざやかな緑色や香りも残せるのが、乾燥させるメリットのひとつ。ここではレンジを使用して乾燥させる方法を紹介しよう。少量であればレンジを使うと簡単に乾燥パセリが作れる。
パセリは軽く水洗いし、軸をはずして葉先のみをたっぷりの水に放つ。軽く洗い水気をきって、きれいなタオルに包み水気をしっかりとしぼる。クッキングシートを敷いた耐熱容器に葉を広げてのせる。500Wのレンジで4分ほど、様子を見ながら加熱する。加熱中は焦げやすいので、加熱し過ぎに注意すること。
レンジから取り出し、粗熱がとれるまでおいておく。粗熱がとれたらポリ袋に入れて手でもみ、パラパラにくずせばドライパセリの完成だ。最後にキレイな保存瓶に入れて冷凍室に入れて保存し、調理に必要なときは必要な分だけ取り出すこと。
3. パセリの乾燥方法:大量ならまとめてオーブンで
ここではオーブンを使用してパセリを乾燥させる方法を紹介しよう。大量のパセリを乾燥させるなら電子レンジよりもオーブンのほうが向いている。パセリは電子レンジで乾燥させるときと同じく軽く水洗いして軸をはずし、葉先のみをたっぷりの水に放つ。軽く洗い水気をきって、きれいなタオルに包んでしっかりとしぼる。
オーブンは180℃に予熱しておく。天板にクッキングシートを敷きパセリを天板に広げる。5分ほど焼けば、パラパラな自家製ドライパセリの完成だ。先述したようにパセリは焦げやすいので、8割くらい乾燥したら取り出し、粗熱がとれるまでおいておく。あとはポリ袋に入れ、手でもんでパラパラにくずせばよい。
保存はレンジと同じように瓶に入れて冷凍室へ。最後に保存瓶の煮沸消毒の仕方を解説しよう。瓶とふたは洗剤で洗い、清潔な状態にしておく。鍋に瓶とふた、かぶるくらいの水を入れて強火で沸騰させる。グラグラと沸いている状態の火加減を5分くらい保つ。瓶とふたを取り出すトングを一緒に煮沸してもOK。火を止めて鍋から瓶とふたを取り出し、ペーパータオルの上に逆さにおいて乾かす。
結論
電子レンジやオーブンを使用してパセリを乾燥させる方法を紹介した。彩りをプラスするために使うことの多いパセリだが、いろいろな料理に使用できるので、1束購入したときはドライパセリを作り、保存瓶に入れて冷凍保存がおすすめだ。
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