1. スパイスやカレー粉で絶品ひよこ豆カレー

ひよこ豆カレーの特徴は、スパイシーな風味と豆の食感だ。ひよこ豆がメイン食材となり、基本的には肉などは入れない。野菜も玉ねぎとトマト缶を使うくらいで、非常にシンプルなカレーだ。
ひよこ豆は水煮が便利
必須の材料であるひよこ豆は、水煮缶を使用するとよい。乾燥ひよこ豆よりも入手しやすく、水気を切るだけでそのまま使える。豆を戻す手間もかからないため気軽にカレーを作ることができる。
自分でスパイスを調合するには?
本格的にスパイスを配合してカレーを作りたい場合も、スーパーの香辛料コーナーで入手できるものを使えばよい。ひよこ豆カレーにおすすめのスパイスは、ガラムマサラ、クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、レッドペッパーなどだ。配合に関しては好みで調整しよう。また、クミンシードを使用することで特有の風味が出るため、ぜひ入手しよう。
カレー粉を使えば簡単
ひよこ豆カレーを一度試してみたいという場合には、市販のカレー粉を使用するとより簡単だ。カレー粉には複数のスパイスが調合されているため、スパイスを何種類も揃える必要がない。ただし、クミンシードは美味しさの要になるため用意したい。
基本の作り方
鍋に油を熱し、クミンシードを炒める。香りが出てきたら、みじん切りにした玉ねぎとにんにく、しょうがを炒める。トマト缶を加えてへらなどで混ぜながら煮詰め、スパイスもしくはカレー粉と、塩こしょうを入れる。ひよこ豆と水を加えてさらに煮込んだら完成だ。
2. ココナッツミルクやスープの本場インドのひよこ豆カレー

インドではひよこ豆を使ったカレーが日常的に食べられている。最初に紹介したカレーは主に北インド地方で食べられている「チャナマサラ」と呼ばれるものに近い。地域や家庭によってもカレーの材料や作り方には違いがあるが、大きく分けると北インドと南インドで特徴が異なる。ひよこ豆カレーといえばチャナマサラが定番だが、南インドで食べられているという2種類のひよこ豆カレーも紹介しよう。
スープカレー「サンバル」
ひよこ豆と野菜、スパイスを使ったスープカレーで、タマリンドという果実で風味付けされている。日本ではタマリンドペーストを使用するか、梅干しで代用して作ることができる。
ココナッツミルクを使ったカレー
南インドでは、チャナマサラにココナッツミルクを使うこともある。スパイシーなだけでなくマイルドさを求める人にはおすすめだ。ひよこ豆ではなく鶏肉や野菜を具材にすることも多い。
3. 定番人気のカレールーでひよこ豆カレー

自宅でカレーを作る際には、カレールーを使う方法が定番である。ひよこ豆カレーも、いつものようにカレールーで作ることももちろんできる。
チャナマサラ風にするならクミンシードをプラス
カレールーにもスパイスが配合されているため、わざわざスパイスを用意する必要はない。ただし、本格的な味に仕上げたいならクミンシードはぜひ使おう。鍋でクミンシードを炒め、香りが出たら玉ねぎやにんにく、しょうがを加えさらに炒める。トマト缶で煮込み、ひよこ豆と水を加えてさらに煮たら、火を止めルーを加える。弱火で煮込んで完成だ。
いつものカレーにひよこ豆を入れる
インドカレーにこだわらず、普段作っているカレーの具材をひよこ豆にするという方法もある。子どもにも人気の食べやすいカレーに仕上がるだろう。
4. 市販のおすすめレトルトひよこ豆カレー

ひよこ豆カレーはレトルト商品も販売されている。スーパーなどではあまり見当たらない場合には、通販を利用することも可能だ。おすすめの市販品を紹介しよう。いずれも、化学調味料や合成着色料、香料不使用で、商品価格は300円前後(2021年2月現在)だ。また、ひよこ豆に加えひよこ豆ピューレーを使用している点も共通している。
カルディオリジナル「インドカレー チャナマサラ(ひよこ豆のカレー)」
トマト、炒め玉ねぎを加えスパイシーに仕上げた本格的な味を楽しめる。1人前180gと標準的な量である。
にしきや「チャナマサラ」
フライドオニオンを使用し、濃厚な味に仕上げられている。リニューアルにより豆が増量された。商品自体は100gと少量のため、ほかのカレーとの食べ比べにもおすすめだ。
結論
ひよこ豆を使ったカレーは、インドだけでなく世界中のベジタリアンやヴィーガンからも人気を集めている。複数のスパイスが使用され難易度が高いイメージがあるかもしれないが、カレー粉やカレールーを使えば自宅でも簡単に作れる。材料や具材をアレンジしても楽しそうだ。
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