1. ハマグリの焼き方:下準備

ハマグリの焼き方を紹介する前に、まずは選び方や洗い方など下準備の方法について説明しよう。下準備をしっかりと行うことで、美味しいハマグリをいただくことができる。
選び方
せっかくハマグリを食べるなら美味しいものをぜひ食べてほしい。そこでハマグリの選び方を紹介しよう。ポイントは、殻の表面にツヤがあるものと、貝殻の口を固く閉じているものを選ぶことだ。模様はいろいろあるのだが、鮮明なものが若い貝で良品だといわれている。
砂抜き・洗い方
バットに塩水を作りよく混ぜ合わせたら、網を置いたのちハマグリを入れよう。そして、新聞紙をかぶせて暗所にし、5~12時間ほど置いて砂を吐かせる。砂出しが終わったら、ハマグリの表面についている汚れをたわしで取っていく。バットの上に網を置くのは、せっかく吐いた砂を再度吸わせないようにするためだ。このひと手間を加えるだけでかなり変わってくるので、ぜひ試してほしい。
蝶番の切り方
ハマグリの焼き方で重要になるポイントの1つが蝶番(ちょうつがい)だ。蝶番とは殻のお尻のほう(接合部分)にある黒い小さなでっぱりのことである。ここを包丁でカットしておけば、焼いたときに口を勢いよく開けなくなるので出汁がこぼれにくくなる。
2. ハマグリの焼き方:網焼き

ハマグリを網焼きする場合には、2種類の焼き方があるのでそれぞれ説明しよう。
直接乗せるハマグリの焼き方
下準備が終わったハマグリを網に乗せて焼いていき、口が開いて汁が吹きこぼれたら、一度汁を捨てる。ナイフを上の殻に沿うように入れ、貝柱を切り離した後、好みの固さまで焼いたら完成だ。
アルミホイルを使ったハマグリの焼き方
下準備が終わったハマグリを1個ずつアルミホイルで包むのだが、このとき3重にするのがおすすめだ。網に乗せて焼くのだが、取り出した後さらに1分ほど蒸らす。ハマグリのサイズによって焼き時間を調整してほしい。アルミホイルに包んで焼くことで、上下を気にしなくていい。そのうえ、旨みが逃げずジューシーなハマグリを味わうことができるのだ。
3. ハマグリの焼き方:フライパン・ホットプレート

家でのハマグリの焼き方なら、フライパンを使うのがポピュラーだろう。フライパンを使えば、IHの家庭でもハマグリを楽しむことができる。またハマグリを大人数で楽しみたいのなら、ホットプレートを使うという焼き方もある。焼き方はどちらも同じだが、そのまま焼く場合と酒蒸しにする方法がある。それぞれ紹介しよう。
そのまま焼く
下処理が終わったハマグリをフライパンやホットプレートに並べる。中火にかけ、口が開いてきたら表と裏をひっくり返す。風味付け程度に醤油を垂らし、さらに焼く。完全に口が開いたら完成だ。
酒蒸し
下処理が終わったハマグリをフライパンやホットプレートに並べる。酒を入れてふたをして、中火にかけ蒸し焼きにする。口が開いたら片方の殻を取り、アルミホイルを敷いたグリルに移動させる。醤油を垂らしてさらに1分ほど焼いたら、美味しい酒蒸しができあがる。
4. ハマグリの焼き方:魚焼きグリル・トースター

ハマグリは魚焼きグリルやトースターでも焼くことができる。どちらも途中までは「アルミホイルを使った焼き方」と同じ焼き方なのだが、改めて説明しよう。
下準備したハマグリをアルミホイルで1個ずつ包み、魚焼きグリルやトースターに入れて焼いていく。ホイル越しに火の通り具合を確認していくのだが、ハマグリの口が開くとホイル越しでもわかるはずだ。ぜひ、試してもらいたい焼き方である。
結論
ハマグリの下準備から焼き方まで紹介した。焼き方といっても網焼きをはじめトースターを使うなどバリエーション豊かに揃っているので、食べ比べしてみるのもよいだろう。ぜひいろいろな焼き方でハマグリを堪能してほしいものだ。
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