1. ゴルゴンゾーラ・ピカンテの塩分量は?
世界三大青カビチーズのひとつであるゴルゴンゾーラ。ゴルゴンゾーラという名前をもつチーズにはピカンテとドルチェの2種類がある。ではピカンテとドルチェにはどのような違いがあるのだろうか。パッと見てわかる違いはカビの多さだ。ピカンテは青緑色のカビが広範囲に広がっており、大理石のようとたとえられることもあるほど。
一方のドルチェは食べやすくピカンテを改良されたもので、青カビの量は少なめだ。当然カビの多さはチーズの味に影響し、ピカンテは組織がかためで、辛口やピリッと辛いという意味をもつように、刺激のある青カビの風味が特徴のひとつ。ドルチェはパスタやデザートに使われるほど組織がやわらかく、青カビは少なめでクリーミーだ。
ゴルゴンゾーラはほかのブルーチーズと比較すると塩味はマイルドだが、先述したようにピカンテは青緑色のカビが多く辛口で、甘口のドルチェより塩分量が多く感じるようだ。
2. ゴルゴンゾーラ・ピカンテはワインにぴったり
ドルチェより熟成期間が長いため、組織がかたいピカンテ。日本でゴルゴンゾーラというとピカンテをイメージする人もいるようだが、本場のイタリアではドルチェのほうが消費量は多く、はちみつをかけたり洋ナシの上にのせたり、デザートとし楽しまれているという。ここでは、ピカンテを美味しく味わう方法を紹介していこう。
ゴルゴンゾーラ・ピカンテはピリッとした刺激があり、ワインとの相性はぴったり。そのまま食べたり、クラッカーにのせたり、つまみにして食べるのもおすすめだ。食べにくいと感じる場合は、先述したようにはちみつをかけてみるとよい。しっかりとした塩気とはちみつの甘みが絶妙なハーモニーで一度試す価値ありだ。
青カビの味わいが豊かなゴルゴンゾーラ・ピカンテなので、甘口ワインと合わせて食べるのもおすすめ。また熟成感のある赤ワインのおともに、そのまま食べるのもありだ。さらになめらかで口あたりのよい赤ワインも青カビの力強さにマッチし、美味しく味わえるだろう。
3. ゴルゴンゾーラ・ピカンテのおすすめの食べ方
ゴルゴンゾーラ・ピカンテは調理することでマイルドになり食べやすくなる。ここではパスタやリゾット、肉料理にかけるチーズソースの作り方を解説しよう。パスタと和えるなら茹でたショートパスタにオリーブオイルをからめて、ゴルゴンゾーラ・ピカンテとマスカルポーネを合わせればOK。好みでくるみや黒こしょう、すりおろしたレモンの皮をトッピングしても美味しい。
リゾットのレシピは水とコンソメスープの素を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら塩こしょうで味を調え、弱火にし火にかけておく。別の鍋にオリーブオイルと玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。米を洗わずに加えて割れないように木べらで混ぜながら、玉ねぎにからめて炒める。米の色が透き通ってきたら、スープを少しずつ加えながら15分ほど煮る。最後にゴルゴンゾーラ・ピカンテとパルメザンチーズを加えてチーズが溶けるまで混ぜ合わせ、器に盛り付けて黒こしょうをふれば完成だ。
最後に肉料理にかけるチーズソースの作り方を紹介しよう。ボウルにゴルゴンゾーラ・ピカンテを入れてペースト状につぶし、マヨネーズと生クリーム、ハーブを混ぜ合わせる。最後にレモン汁と塩、黒こしょうで味を調えたら完成だ。濃厚な味のチーズソースで肉料理のほかにサラダにかけて食べても美味しい。
結論
ゴルゴンゾーラ・ピカンテの特徴やおすすめの食べ方を紹介した。先述したようにはちみつとの相性もよいピカンテ。初めて食べるときは、純正のはちみつをかけて味わうのがおすすめだ。塩味にはちみつの甘さが加わることで、バランスよく食べることができるだろう。
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