1. 穴子の白焼き:おすすめの食べ方
穴子の白焼きは、かば焼きと異なり味付けが非常にシンプルである。基本的には塩をふって焼くことが多いが、味付けをせず焼く場合もある。穴子そのものの味をダイレクトに楽しめる白焼きは、ぜひシンプルな食べ方でさっぱりといただこう。
穴子の白焼きに合う調味料
塩で下味が付いている場合は、わさびを添えるだけでも美味しい。とくに味付けされていない場合は、塩とわさび、またはわさび醤油をつけて食べよう。また、ポン酢もさっぱりとしていて穴子によく合う。
カロリーはどのくらい?
穴子の白焼きのカロリーに関しては正式なデータが公開されていないが、蒸し穴子のカロリーは、100g当たり173kcalとなっている(※)。穴子の白焼きは塩のみで味付けされていることや調理法が似ていることから、蒸し穴子と同じくらいのカロリーであると考えてよいだろう。食べ過ぎなければ、とくにカロリーを気にすべき料理ではない。
2. 自宅で作る穴子の白焼き
スーパーなどで新鮮な開き穴子を入手できたら、ぜひ白焼きに挑戦してみよう。自宅で穴子の白焼きを作る機会はあまりないかもしれないが、フライパンや魚焼きグリルを使えば意外と簡単に作れる。塩は焼く前にふってもよいし、食べるときにつけてもよい。
ひと手間がポイント!骨切りで口当たりがよくなる
穴子を焼く前には、生臭さの原因となるぬめりを取り除こう。もう一つ、ぜひ行いたい下処理が「骨切り」だ。骨切りとは、鱧料理を作る際に行う基本の下処理である。穴子をそのまま焼くと口に入れたときに骨が気になるが、全体的に包丁を入れて骨を細かく切ることにより、口当たりがよくなるのだ。また、包丁が入ることにより身もふっくらとする。
フライパンで焼く
穴子の骨切りを済ませたら、食べやすい大きさに切ってフライパンで焼く。両面に焼き色がついたらOKだ。
魚焼きグリルで焼く
骨切りを済ませた穴子を魚焼きグリルに入れ、こんがりと焼く。両面に焦げ目がつくまで焼くが、加熱し過ぎて焦げてしまわないよう途中で様子を見るとよい。
3. 穴子の白焼き:おすすめの店や通販
穴子の白焼きを作るのが難しい、また材料が手に入らないという場合は、調理済みのものを通販で取り寄せるのもおすすめだ。また、店で食べるのもよいだろう。そこで、東京都内で穴子の白焼きが食べられる店舗や、通販で入手できる白焼きの商品を紹介する。
東京で穴子の白焼きが食べられる店
かば焼きと比較すると、白焼きを食べられる店は限られている。穴子料理専門店を含め、白焼きがメニューにある東京都内の飲食店を紹介する。
・「日本橋 玉ゐ」
都内に複数店舗を構える穴子料理専門店。本店の日本橋をはじめ、銀座や室町などに支店をもつ。白焼きはもちろん、単品からコースまで数々の穴子料理を堪能できる。
・「あなご屋 銀座ひらい」
銀座に店舗を構える穴子料理専門店。白焼きをはじめとした定番の穴子料理から、穴子を使用した創作料理やコースまで、豊富なメニューが魅力だ。
通販で購入できる穴子の白焼き
穴子の白焼きを食べられる店が近くにない場合は、通販を利用してみよう。大手ECサイトでも取り扱われているほか、次のような店舗から直接取り寄せることも可能だ。
・のぞみ水産加工「白焼穴子」
穴子を蒸してからバーナーで炙っているため、ふっくらとした食感を楽しめる。1kg単位での販売に加え冷蔵で配送されるため、大人数向けの商品だ。また取り寄せ方法に関しては、電話かFAXのみの対応となる。
・インターネットショップ特正「白焼あなご」
長崎県産、韓国産の穴子をシンプルに調理し、真空パックに入れ冷凍した状態で配送される。こちらは一般家庭でも扱いやすい商品だ。
通販で購入した白焼きの温め方
冷蔵品は、フライパンで焼く、魚焼きグリルで軽く炙ると美味しい。また、冷凍品は袋ごと湯せんで解凍してから、軽く炙るのがおすすめだ。ただし、商品によって適切な温め方が異なるため、必ず表記をチェックしてから加熱しよう。
結論
穴子の白焼きは、穴子そのものの旨みをダイレクトに味わえるのが魅力だ。シンプルに塩やわさび、醤油、ポン酢などでいただこう。自宅で作る場合は骨切りのひと手間をかけるのが美味しく仕上げるコツである。穴子料理店や通販を利用して、プロの味を楽しむのもよいだろう。
(参考文献)
※ 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」魚類/あなご/蒸し
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
※ 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」魚類/あなご/蒸し
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html