目次
1. クラムチャウダーを豆乳で作るとどうなる?

一般的なクラムチャウダーは牛乳で作るが、豆乳で作ることも可能だ。豆乳で作ったクラムチャウダーは、牛乳で作ったものよりもクセが少ない。また、低カロリーであっさりいただけるのも豆乳クラムチャウダーの魅力である。これは、100g当たりのカロリーが、牛乳は67kcal(※1)であるのに対し、豆乳は46kcal(※2)とカロリーが低いため。ほかの材料を同じものにした場合、牛乳を豆乳で代用するだけで、カロリーを抑えることができるのだ。
豆乳には調整豆乳と無調整豆乳があるのを知っているだろうか?商品によるが、調整豆乳には砂糖が含まれていることがある。クラムチャウダーを作るときには、無調整豆乳を選んでいただきたい。
2. 実は簡単に作れる豆乳クラムチャウダー

クラムチャウダーの具材といえば、あさりやえび、いかなどのシーフードを思い浮かべる人も多いだろう。しかし、あさりやえびなどの下処理は意外と手間がかかる。そこでクラムチャウダーを手軽に作るために、あさり缶や冷凍シーフードミックスを使ってみてはいかがだろうか。使いたいときに封を開け、鍋に入れるだけなので、非常に簡単だ。しかも、これらは保存がきく。保存という面では、実は豆乳も未開封なら常温保存が可能。あさり缶や冷凍シーフードミックス、豆乳を家にストックしておくと、思い立ったときにいつでもクラムチャウダーを作れるのだ。
ここで、あさり缶と冷凍シーフードミックスを使った豆乳クラムチャウダーの作り方を紹介しよう。まず玉ねぎを炒め、そこにあさり缶や人参、じゃがいも、水などを加え煮込む。あさり缶は汁ごと使うのがポイントだ。あさりの旨みがプラスされるので、ぜひ試していただきたい。野菜が柔らかくなったら冷凍シーフードミックスを加え、再び加熱。豆乳を入れて数分弱火で煮込み、塩、コショウで味を調えたら完成だ。
3. さらにヘルシーにしたいなら!米粉で豆乳クラムチャウダー

バターと小麦粉を使うと、とろりとした濃厚な味わいが特徴のクラムチャウダーになる。しかし、カロリーが気になるという人には不向きだ。そこでヘルシーに仕上げたい場合にぴったりの、バターと小麦粉を使わない豆乳クラムチャウダーの作り方を紹介する。
まず、オリーブオイルで玉ねぎやじゃがいもなどを炒めよう。バターでなくオリーブオイルでも、コクを出すには十分だ。野菜に火が通ったら米粉を加え、混ぜ合わせる。そこに水などを加えて火にかけよう。あさりや豆乳を加え、最後に塩、こしょうで味を付けたら完成だ。
米粉は、炒めた具材に加えて混ぜ合わせる方法のほかに、豆乳に溶いて鍋に加える方法もある。なめらかなクラムチャウダーを目指すには、米粉がダマにならないように気をつけることが大切だ。豆乳に混ぜ合わせてから入れる場合は、とくに気をつけたい。
4. 豆乳でクラムチャウダーを作るときに分離させないコツは?

豆乳でクラムチャウダーを作るとき最も気をつけたいのが、分離である。豆乳を加熱すると、たんぱく質成分が分離することがあるのだ。これを防ぐための方法を2つ紹介しよう。
沸騰させない
クラムチャウダーのように煮込む料理に豆乳を使う場合、強火で沸騰させると分離しやすい。煮込むときには、弱火から中火の火加減が適当だ。沸騰しない火加減をキープできるよう、目を離さないことが大切である。
先に乳化させておく
火にかける前にひと手間かけておくと、クラムチャウダーを煮込むときに火加減を気にしなくてもよい。まずボウルに油を入れ、そこに豆乳を少しずつ加えて、泡だて器で混ぜる。乳化したら、再び豆乳を少量入れ、混ぜるという作業を繰り返そう。こうして乳化させておくと、火加減にこだわらなくても分離しにくくなる。
結論
クラムチャウダーを豆乳で作る最大のポイントは、分離させないこと。これさえ気をつければ、作り方はさほど難しくない。ヘルシーでさっぱりとした豆乳クラムチャウダーを、ぜひ料理のレパートリーに加えてみてほしい。
(参考文献)
※1 食品成分データベース 文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=13_13003_7
※2 食品成分データベース 文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04052_7
※1 食品成分データベース 文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=13_13003_7
※2 食品成分データベース 文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04052_7
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