1. 本格的!桃太郎のきびだんごの作り方

昔ながらのきびだんごを作りたいなら、もちきびを使った作り方がおすすめ。もちきびは古くから食べられていた雑穀の1つで、炊くともちっとした食感になるのが特徴。蒸し器を使って蒸してもよいが、洗って浸水させて水気を切ってから炊飯器で炊くこともできる。しっかり浸水させなければ、ふっくら炊きあがらないので注意しよう。炊きあがったもちきびを器に移し、好みの食感になるまで潰す。滑らかにしたい場合は、すり鉢とすりこぎを使うとよいだろう。もちきびの粒が潰れて粘り気が出てきたら食べやすい大きさに丸め、きなこやあんこをトッピングすればきびだんごの完成。もちきびは炊くのが難しそうなイメージがあるが、軽く洗ってから数時間浸水させれば炊飯器で手軽に炊ける。水加減も白米とほぼ同じなため、炊飯器を使えば失敗も少なく済むだろう。炊いたもちきびをしっかり潰すともちのような滑らかな食感に近づき、粗く潰すとおはぎのような食感が楽しめる。もちきびの潰し具合やトッピングによって味や食感が異なるので、好みの味を探してみよう。
2. レンジで簡単!もちもちきびだんごの作り方

きびをたくさん炊きたいときは炊飯器が便利だが、少量使いたいときや短時間で作りたいときは電子レンジを使った作り方がおすすめ。耐熱容器にきびと水を入れ、1時間程度浸水させる。ラップかふたをしてから電子レンジで数分、水分がなくなるまで加熱する。さらに1分程度そのまま蒸らし、ラップもしくはふたを外してきびを潰す。好みの食感になるまで潰したら成形し、きなこやあんこで味付けをすれば完成。
きびを電子レンジで加熱する場合は、粉末状になったものを使用するのがおすすめ。粉末なら浸水させる必要もなく、より手軽に作れる。あんこの場合は上に乗せても美味しいが、大福のように中に包むこともできる。よりもちもちの食感にしたいときは、上新粉や米粉と水を加えてさらに練ってから電子レンジで加熱するとよい。きびだけで作るきびだんごとはまた違った美味しさがあるので、食べ比べてみても面白いだろう。電子レンジで作ると短時間で洗い物も少なく、手軽に作れるのが魅力。きびを手にしたことがない人も、チャレンジしやすいだろう。
3. もち粉と水あめで!岡山元祖のきびだんごの作り方

きびだんごといえば、岡山県にある「廣榮堂武田」が有名。廣榮堂武田のきびだんごの作り方はもちきびやきびだけを使うのではなく、もち米の粉や水あめを主原料にしているのが特徴。まずは水ともち粉を鍋に入れ、耐熱性のあるヘラなどで混ぜながら加熱する。全体に粘り気が出てくるまで加熱したら砂糖と水あめを加え、さらに全体を練り合わせていく。片栗粉を敷いた皿やバットに流し入れ、粗熱が取れるまで冷ましておこう。冷めてくると全体が固まり、手でちぎれるようになる。1口サイズにちぎって丸め、片栗粉を軽くまぶせばきびだんごの完成。きなこをまぶしたりあんこをのせたりと、アレンジしても楽しめる。できたてのきびだんごはほんのり温かく、柔らかくて美味しい。寒い場所などに置いておくとキュッと引き締まって硬くなる。できたての美味しさは手作りならではなので、ぜひ食べ比べてみてほしい。
結論
きびだんごは作り方が難しそうなイメージがあるが、炊飯器や電子レンジを使えば意外と簡単に作れる。ちなみに、廣榮堂武田のきびだんごはオンラインショップで購入可能。自分で作ったものと食べ比べてみても面白いだろう。食べたことがない人は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
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