1. マスカルポーネで濃厚フルーツサンドを作ろう

マスカルポーネはティラミスのほかにもムースやチーズケーキなど、製菓用として人気が高い。品質はもったりやわらかいクリーム状で、脂肪分が多いためコクがある。口あたりは軽く、酸味が少ないフレッシュタイプのチーズだ。
フルーツサンドはケーキのように冷やして食べるため、生クリームを使用することが多い。マスカルポーネを使用すると、生クリームでは出せない香り豊かなミルキーさと、砂糖とは違うやさしい甘みを堪能できる。まずは基本的な作り方をおさえておこう。
フルーツサンドはケーキのように冷やして食べるため、生クリームを使用することが多い。マスカルポーネを使用すると、生クリームでは出せない香り豊かなミルキーさと、砂糖とは違うやさしい甘みを堪能できる。まずは基本的な作り方をおさえておこう。
フルーツサンドの作り方
食パンは6枚や8枚切りなど、うすくカットされたものを2枚使用する。食パンはサンドする部分にクリームを塗り、間にフルーツを挟む。ラップでくるみ冷蔵庫で30分ほど冷やせば完成だ。マスカルポーネに甘さを足すため砂糖を加えるが、砂糖のかわりにハチミツを入れても風味が増し美味しく仕上がる。またクリームを存分に味わうため、パンの表面にたっぷり塗りたいが、カットしやすくキレイに仕上げるためにはうすく塗るのがポイントである。
2. フルーツサンドのマスカルポーネ代用はヨーグルトでもOK

マスカルポーネがない場合、ヨーグルトで代用できる。食感はクリームチーズに近く、さっぱりしたさわやかな酸味が好きな人はこちらの方法でフルーツサンドを作るといいだろう。ヨーグルトは使用する前にキッチンペーパーで水切りする必要があるが、少量であればコーヒーフィルターで水切り可能だ。水を切る時間でヨーグルトの口当たりも変化するので、好みや用途に合わせ調節するとよい。
マスカルポーネの代用としてヨーグルトだけでフルーツサンドを作る場合、あっさりしすぎて物足りなさを感じる人もいるだろう。そのときは、濃厚なミルキーさが特徴の練乳を足すだけでコクが出るので、こちらもぜひ試してほしい。
水切りヨーグルトの製法と仕上がりの違い
ザルにキッチンペーパーをセットし、ヨーグルトをのせる。冷蔵庫で1~2時間経つとサワークリームのように、4~6時間でやわらかいクリームチーズ状、一晩置くとクリームチーズ程度の固さになる。ヨーグルトに生クリームを混ぜ合わせる場合は1~2時間水を切ったもの、ヨーグルトのみで作る場合は水分が出てしまうのでしっかり水切りするのがポイントだ。
水切りヨーグルトを使ったフルーツサンドの作り方
水切りしたヨーグルトに砂糖やハチミツ、または練乳を加え混ぜ合わせる。食パン(6枚切り)にヨーグルトを塗り、フルーツをサンドしいていこう。ラップでくるみ冷蔵庫で30分ほど冷やせば完成。マスカルポーネで作るクリームに比べ水分量が多いため、早めに食べきろう。
そのほかの代用品
パンとチーズの相性がよいため、マスカルポーネ以外のチーズでもフルーツサンドが作れる。なかでもクリームチーズはコクがありおすすめ食材だ。クリームチーズだけでは濃厚になりすぎるので、なめらかさが特徴の生クリームとの合わせると重たすぎずよいだろう。
3. マスカルポーネでお花のフルーツサンドを作る方法

フルーツサンドは、カットした際フルーツの色鮮やかな断面も醍醐味のひとつといえる。フルーツサンドの中にはカットした断面をお花のように見せる方法もあり、華やかさと写真映えする見た目は「萌え断」とも呼ばれているのだ。ここでは、さまざまな花の配置とカット方法について紹介していこう。
いちごを使ったチューリップ模様のフルーツサンド
材料はマスカルポーネ、食パン(8枚切り)、いちご、キウイ、マスカットやグリーンシードレスグレープなど、皮ごと食べられる白ぶどうを使用。花の部分になるいちごの先端はチューリップの形にカットし、正面から見たときアルファベットのWになればOK。
茎の部分になるキウイは約5mmの幅でスライスし、葉に見立てるぶどうは縦にカットする。食パン全体にマスカルポーネをうすく塗り、縁は土手のように高く盛る。
茎の部分になるキウイは約5mmの幅でスライスし、葉に見立てるぶどうは縦にカットする。食パン全体にマスカルポーネをうすく塗り、縁は土手のように高く盛る。
中央の一番上から順にいちご、すぐ下にキウイを置く。このとき茎になるキウイを挟むようにぶどうを配置する。カット時にぶどうがずれないよう、マスカルポーネですき間を埋めていく。マスカルポーネが糊の役割を果たし、ずれ防止だけでなく断面がキレイに仕上がる。ラップでくるんだフルーツサンドは軽く手で押してなじませる。このとき、カットの向きを間違えないためマジックペンでカットラインを引いておく作業は必ずしよう。冷蔵庫で冷やし、線に沿って少しずつゆっくりカットすれば完成だ。
鮮やか!みかんやぶどうで作る大輪のフルーツサンド
花の部分になるみかんはカットせずまるごと使う。中心が詰まっているものを選ぶとより花らしさがアップし、見栄えもよくなる。茎や葉は上記のチューリップと同じ食材を使用。食べたときの口当たりを考え、みかんのすじはていねいに取っておこう。
食パンにマスカルポーネをうすく塗り、土手のように縁を盛り上げる。中央一番上にみかんを配置するが、カット時にみかんが輪切りの状態になるよう、縦に起こした状態で置く。
ぶどうを花に見立てる場合もカット時にぶどうが輪切りになるよう横向きに配置する。置き方を変えればスズランのように連なっているデザインも可能だ。すき間が多くできるので、糊付けやフルーツの固定にマスカルポーネをたっぷり使用しよう。ラップでくるみ、マジックでカットラインを引く。冷蔵庫で冷やし、線に沿いカットすれば完成だ。
食パンにマスカルポーネをうすく塗り、土手のように縁を盛り上げる。中央一番上にみかんを配置するが、カット時にみかんが輪切りの状態になるよう、縦に起こした状態で置く。
ぶどうを花に見立てる場合もカット時にぶどうが輪切りになるよう横向きに配置する。置き方を変えればスズランのように連なっているデザインも可能だ。すき間が多くできるので、糊付けやフルーツの固定にマスカルポーネをたっぷり使用しよう。ラップでくるみ、マジックでカットラインを引く。冷蔵庫で冷やし、線に沿いカットすれば完成だ。
結論
今回はマスカルポーネで作るフルーツサンドの基本から代用で作る場合など、さまざまな方法で紹介した。マスカルポーネにしか出せないコクとミルキーさは、生クリームのみで作るフルーツサンドよりワンランク上の仕上がりになる。フルーツの盛りつけやカット方法にもこだわり、オンリーワンのフルーツサンドを完成させてほしい。
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