1. ふりかけの賞味期限ってどのくらい?
市販のふりかけは、乾燥タイプとソフトタイプに大別することができる。
乾燥タイプのふりかけの賞味期限
乾燥タイプのふりかけの賞味期限は、通常、製造日から1年程度が一応の目安となっている。乾燥タイプのふりかけは、水分が少ない分、傷みにくく、賞味期限も長めに設定されている。
ソフトタイプのふりかけの賞味期限
乾燥タイプのふりかけよりも、ソフトタイプのふりかけは、水分量が多いため、その分、賞味期限も短くなっている。また、賞味期限の目安も、製造日から2~10ヶ月と、商品によってバラツキが大きい。
どちらのタイプのふりかけも、賞味期限の詳細については、それぞれの商品のパッケージに記載されているので、そちらを確認してほしい。ちなみに賞味期限は、未開封かつ適切に保存されていた場合にのみ有効だ。
2. 賞味期限が過ぎたふりかけは食べられる?
一般的に、食品の賞味期限は、農林水産省と厚生労働省の食品期限表示の設定のためのガイドラインに基づいて、本来の賞味期限よりも短めに設定されている。ちなみに、同ガイドラインでは、それぞれの食品の特性に応じ、設定された期限に対して「1未満の安全係数」をかけて計算し、客観的な項目指標において得られた期限よりも、短めに設定することを基本としているようだ。
つまり、商品のパッケージに記載されている賞味期限は、本来の期限と異なるため、本来の期限内であれば、食べることが可能だということになる。ただし、本来の期限については、実際問題、消費者側では把握することができないため、どのくらいまでなら食べても大丈夫といったような明確な数字を知ることもできない。そのため、メーカー側は、たとえ未開封かつ適切な状態で保存されていたとしても、賞味期限が過ぎたふりかけを食べることは推奨していない。
結論としては、未開封の状態かつ適切に保存されていれば、ふりかけの賞味期限が過ぎていても、食べられる場合もあるものの、推奨される行為ではないため、やはり賞味期限内で消費するべきと言えるだろう。
3. 賞味期限にかかわらず食べるのがNGなふりかけ
賞味期限にかかわらず、以下のような状態のふりかけは、美味しさが損なわれているだけでなく、人体に悪影響を及ぼす怖れがあるので、食べるを避けるようにしよう。
- 変色している
- 酸っぱいにおいがする
- カビが生えている
- 固まっている
とくに開封後のふりかけは、湿気を吸い取って、劣化が進みやすい。開封後は、密閉して冷蔵庫に保存し、早めに食べきるようにしたい。食べる前にも、念のために上記の特徴にあてはまらないか、チェックしておくと安心だ。
ふりかけは、ごはんにかけて食べるものなので、ごはんにかけてから異変に気づくと、ごはんを無駄にしてしまうことになる。そのため、ごはんにかける前にチェックしておくようにしよう。
結論
賞味期限が切れているふりかけは、食べないにこしたことはなく、食べるか否かについては、自己判断に委ねるしかない。ただ、中には、賞味期限が切れているのを知らずに、うっかりごはんにかけて食べてしまうこともあるだろう。その場合、万が一、口にしたときに、酸っぱいなど味の異変に気付いた場合は、飲み込まずに、できるだけ吐き出すようにしよう。
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