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里芋の保存方法と保存期間|長持ちには土付き常温か冷凍がおすすめ!

里芋の保存方法と保存期間|長持ちには土付き常温か冷凍がおすすめ!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2021年11月22日

里芋を長持ちさせるためには、適切な保存方法を知っておくことが大切だ。本記事では、里芋の常温保存、冷凍保存、冷蔵保存について、それぞれの方法や保存期間を解説する。里芋を正しく保存し、最後まで美味しく食べきろう。

  

1. 里芋の保存方法:常温の場合

里芋
里芋は、10~20℃程度が適温とされている。そのため、秋から冬のはじめにかけての涼しい時期は、常温保存がおすすめだ。ただし、里芋は湿気や乾燥に弱いため、温度だけでなく湿度にも注意が必要である。常温での里芋の保存の仕方を見ていこう。

里芋は土付きのまま保存

里芋に土が付いている場合は、洗わずにそのまま保存しよう。土を洗い流してしまうと皮が湿り、傷みやすくなるからだ。土付きのまま保存することでほどよい湿度が保たれ、長持ちさせることができる。
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段ボールや冷暗所で保管する

土付きの里芋をキッチンペーパーや新聞紙で包み、紙袋や段ボールに入れて冷暗所に置こう。直射日光を避け、風通しのよい環境で保管するとよい。ビニール袋入りの里芋を購入した場合も、必ず袋から取り出して紙で包んで保存しよう。

長持ちさせるなら土中に埋める

より長期保存するためには、里芋の生育環境に近付ける方法がおすすめだ。土の中に埋めて収穫前の状態にすることで、数か月間の保存が可能になる。ただし、30~40cmほどの深さを確保する必要があるため、畑や深めのプランターなどが使える場合に限られる。

里芋の保存期間

土付きの里芋を適切な環境で保管すれば、1ヵ月ほど保存することができる。洗うと1週間ほどしか保存できなくなるため、必ず土付きで保存しよう。保存期間はあくまでも目安のため、カビや異臭、やわらかい触感など異変が見られたら食べないほうがよい。

2. 里芋の保存方法:冷凍庫の場合

皮をむいた里芋
里芋は冷凍保存が可能だ。適切な方法で保存すれば、風味も食感も長期間キープさせることができる。保存期間も1ヵ月程度と長いため、まとめ買いしたときにも便利だ。里芋の冷凍保存には、下記のようにさまざまな方法がある。

皮ごとの里芋を冷凍する方法

里芋を皮付きのままラップで包み、保存袋に入れて冷凍する方法だ。ラップで包む前に土を丁寧に洗い落とし、水気を拭き取っておこう。凍ったまま電子レンジで加熱し火を通せば、簡単に皮がむける。熱いうちに皮むきする必要があるため、キッチンペーパーなどで里芋を包みながら行うとよい。

皮をむいた里芋を冷凍する方法

冷凍する前に皮をむいておけば、調理が簡単になるというメリットがある。皮をむいた里芋をそのまま、または食べやすい大きさに切り、ラップで小分けにして保存袋に入れて冷凍しよう。凍ったまま鍋に入れるなど、解凍せずに加熱調理できる。

茹でた里芋を冷凍する方法

茹でて皮をむいた水煮の里芋を冷凍すると、皮がむきやすくなる、調理時間が短縮されるなどメリットが多い。茹でた里芋を冷凍する場合は、表面の水分を拭き取っておくことが大切だ。傷みにくくなり、里芋同士がくっつくことも防げる。冷凍保存の仕方は生の場合と同様である。調理の際は煮崩れしやすいため、加熱時間を短めにしよう。

里芋を冷凍するときのポイント

里芋を冷凍保存する際には、酸化を防ぐために保存袋の空気を抜いてから密閉しよう。また、できるだけ短時間で冷凍するために、熱伝導性の高い金属製トレイなどを使用するとよい。いずれも里芋に限らず食品全般の鮮度を保ち、保存期間を長くするためのコツである。
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3. 里芋の保存方法:冷蔵庫の場合

扉の開いた冷蔵庫
里芋は低温や乾燥が苦手なため、基本的には冷蔵保存には向かない。夏場など常温保存できない時期には冷蔵庫の野菜室で保存可能だが、保存期間は約1週間と短い。保存する際には低温や乾燥から守るために、キッチンペーパーなどで包みビニール袋に入れよう。野菜室で保存し、3日に一度ほどペーパーを取り替えるとよい。

皮をむいた里芋の場合

皮をむいた里芋は常温保存できないため、冷凍しない場合は冷蔵保存する必要がある。里芋を5分ほど酢水につけたあと、かぶるほどの水とともに保存容器に入れて冷蔵室で保存しよう。生の里芋も茹でた里芋も、冷蔵保存する場合は2~3日以内に食べきろう。

4. 里芋の保存方法:その他の方法

里芋の煮っころがし
里芋を保存するには、ほかにも干す方法がある。また、種芋や煮物を保存する場合はどのようにすればよいのだろうか。

里芋を干す場合

皮をむいた里芋を1cmほどの厚さにスライスし、ざるなどに並べて天日干しする。2~3日干して水分をとばそう。十分に乾燥したものは、1ヶ月ほど保存可能だ。水で戻さずにそのまま煮物にして食べられる。

里芋の種芋の場合

収穫した里芋を翌年の種芋にするために貯蔵したい場合は、しっかり乾燥させることが大切である。里芋の土を手で取り除き十分に乾燥させたら、発泡スチロール箱に入れる。さらにもみ殻を詰め、8~10℃ほどの温度を保てる場所に置いておこう。乾燥不足や低温は、腐敗の原因となるため注意が必要だ。

里芋の煮物の場合

煮物にした里芋は、密閉できる保存容器に入れて冷蔵保存し、3日以内を目安に食べきろう。ツンとした匂いや糸を引くような粘りなど異変が見られたら、傷んでいる可能性が高い。保存期間内でも食べずに処分しよう。
3日以上保存したい場合は、冷凍保存がおすすめだ。 1食分ずつ小分けにし保存袋や保存容器に入れて冷凍すれば、2週間程度保存できる。いずれの場合も、ほかの食品を傷めないよう、冷ましてから保存することが大切だ。

結論

里芋は基本的には常温での保存に向いている。温度や湿度の管理に気をつけながら、土付きのまま保存しよう。冷蔵保存では日持ちしないため、常温で保存できない場合は冷凍保存か干し芋にする方法がおすすめだ。いずれの方法にもそれぞれ異なるメリットがあるため、用途に合わせて適切な保存方法を選ぶとよいだろう。
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  • 更新日:

    2021年11月22日

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