目次
- 1. にんじんの保存方法:夏は冷蔵庫
- 2. にんじんの保存方法:夏は冷蔵庫
- 3. にんじんの保存方法:冬は常温保管Ok
- 4. にんじんの保存方法:土付きにんじんの場合
- 5. にんじんの保存方法:保存食
1. にんじんの保存方法:夏は冷蔵庫

にんじんは冷蔵庫の野菜室にそのまま入れておけばいいと思っている人も多いようだが、実はそれは少々乱暴だ。にんじんは乾燥と冷えに弱い。さらに水分がついていると腐敗の原因になりかねない。にんじんの保存方法は、にんじんが育った土の中をイメージするといい。冬であれば、常温での保存も場合によっては可能だが、夏は冷蔵庫の野菜室がベターだ。
にんじんを丸ごと冷蔵保存
にんじんは、数本入りで販売されていることも多く、1本だけ余ってしまうというケースも少なくない。にんじんを1本丸ごと保存する場合は新聞紙で1本ずつ包み、ラップを巻くか、ポリ袋に入れて保存する。こうすることでにんじんを乾燥から防いでくれるのだ。さらににんじんが土の中に埋まっているように立てて保存するのが正解だ。新聞紙を数日おきに替えるとさらに長持ちする。
にんじんを切ってから冷蔵保存
切ったものが余ってしまうこともあるにんじん。一度カットしたものは、傷みやすいのでさらに注意が必要だ。カット済みのにんじんはラップでぐるりと覆い、ポリ袋や保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れる。長く使いきれない場合は、冷凍保存する方法もある。
にんじんの保存期間
丸ごと保存する場合は、うまくいけば1ヶ月程度、買ってきた状態を維持することができる。3週間以内に食べ切ると安心といえそうだ。カットしたにんじんは、なるべく早く食べ切ること。カット面が多いとどうしても水分の蒸発を抑え切ることができず、美味しさが逃げてしまうのだ。
2. にんじんの保存方法:長期保存なら冷凍庫

にんじんは、冷蔵庫の野菜室で保存するのがベターだとお伝えしたが、中途半端に余ってしまったにんじんや大量にもらった場合などは、新鮮なうちに冷凍すると便利に使える場合がある。ここではにんじんの冷凍保存のやり方をお届けしていこう。
にんじん冷凍保存のコツ1:小さくカットする
にんじんに限らず、冷凍保存は生とはどうしても食感に違いがでてしまう。その違いを最小限にするためにも、小さめにカットしてから冷凍するのがおすすめだ。また、冷凍までにかかる時間も短縮できるので、よりよい状態で冷凍ができるのだ。いちょう切りや千切りなど、普段の料理によく使う大きさにカットするといい。
にんじん冷凍保存のコツ2:茹でてから冷凍する
乱切りのようにやや大きめに切る場合は、軽く下茹でしてから冷凍すると食感の低下が抑えられる。水から茹でて、完全に火が通る前にザルにあげて、よく冷ましてから冷凍するのが正解だ。
にんじん冷凍保存のコツ3:空気を抜いて急速冷凍
水気をしっかりと拭き取ったにんじんを保存袋に入れて、よく空気を抜いてから急速冷凍するといい。ステンレスやアルミのバットに平らになるよう袋を置いて、冷凍庫に入れると冷凍スピードが早まる。急速冷凍モードがある場合は、活用するといいだろう。
冷凍にんじんの解凍のコツ
冷凍にんじんは、生ではなく、火を通す料理に使うのが正解だ。解凍せずにそのまま使うことが美味しく食べるコツだ。完全に解凍するとどうしても水っぽくなってしまうのだ。
冷凍にんじんの保存期間
家庭の冷凍庫はどうしても温度変化が激しいため、霜がつきやすい。このため、冷凍にんじんは1ヶ月以内に食べ切ることをおすすめする。
3. にんじんの保存方法:冬は常温保管Ok

にんじんは、ある一定の環境下であれば常温で保存することもできる。これは芋やほかの根菜にも言えることである。ポイントは5℃以下0℃以上であること。
風通しのいい冷暗所であれば、冷蔵庫に入れるのと同じ方法で保存することができる。ただし、ポリ袋に入れる必要はなく、カゴや段ボールなどに立てておくといい。また現代の暮らしは冬であっても暖房器具の活用によって、室温が高い場合があるので注意が必要だ。新聞紙に包むことで湿度が保持できれば、1ヶ月くらいは常温で保存が可能である。適した環境であれば、より長く保存できることもあるそうだ。
4. にんじんの保存方法:土付きにんじんの場合

土付きで販売されているにんじんは、より畑の環境に近い状態と言えるだろう。袋に入ったままだと土の水分で蒸れてしまうので、さっと土を払い、新聞紙で包んで袋に入れるか段ボールに立てて保存するといい。冷蔵庫に入れる場合はポリ袋か保存袋に入れると土がこぼれることもなく、安心だ。
5. にんじんの保存方法:保存食

にんじんは保存食にして、保存するとより使い勝手がいい。おすすめはキャロットラペで、1週間程度は保存が可能だ。また、にんじんだけできんぴらや塩もみにするのもいい。こちらは5日ほどで食べ切るといい。
結論
にんじんが家庭の常備野菜として親しまれてきたのは、比較的保存期間が長く、場合によっては常温保存もできるフレキシブルな存在だったからであろう。現代もそれは同じ。上手に保存すれば、1ヶ月は有に美味しく食べることができる。保存方法をマスターして、最後までしっかり使い切りたい。
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