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はちみつと蜂の巣

はちみつの保存方法は冷蔵庫NG!開封後でも常温保存がおすすめ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年12月12日

今回紹介するのは、はちみつの保存方法だ。料理に使うためにはちみつを購入したが、残りを容器のまま冷蔵庫に入れて保存したら白く固まってしまった……といった経験はないだろうか。正しい保存方法と注意点を解説するので、ぜひ覚えてもらいたい。

  

1. 開封後のはちみつの保存方法

木製のテーブルの上のリンゴとはちみつ
まず開封後のはちみつの保存方法を紹介しよう。

天然はちみつの保存方法は常温保存

はちみつは腐らないといわれているが、それは本当なのだろうか。答えはすばりイエスだ。ただし加工されていない、100%天然のはちみつのみが該当する。正しい保存温度を守れば基本的に腐ることはなく、長期保存が可能だ。正しい保存方法のポイントは、直射日光を避けて常温で保存すること。先述したように白っぽく固まっても品質が落ちたわけではなく、50℃以下でゆっくりと湯煎すれば元に戻る(※1)。ちなみにはちみつが固まることを結晶化という。はちみつが腐らない理由は、はちみつが強い殺菌力をもっているからだ。保存食を代表する食材で、古くなったはちみつを食べても心配はない(※2)。

はちみつの保存に適した容器

はちみつを保存するときは、適する容器を選ぶことも大切なポイントだ。先述したように正しい保存方法のポイントのひとつが、直射日光を避けること。とくに陶器製の容器は遮光性が高いので、開封後のはちみつを保存するのにおすすめ。

夏でも冷蔵庫に入れるのはNG

先述したようにはちみつを冷蔵庫で保存すると白く結晶化する。元には戻せるが、すぐに使いたいときは手間がかかって不便なはずだ。夏でも直射日光を避けて常温で保存すること。

冬の保存は固まらないように注意する

はちみつは保存時の温度にも影響を受け、15℃前後から結晶化しやすい。結晶化して成分が変化するわけではないが、溶解するのに時間がかかってしまう。気温の低い冬は固まりやすいため、15℃以上の場所で保存するのがおすすめだ(※2)。

2. はちみつの保存方法の注意点

木製蜂蜜ディッパーとはちみつ
はちみつの保存方法で温度以外の注意点を紹介しよう。

加糖はちみつは長期保存しない

はちみつの中には天然100%のほかに、加糖されたはちみつ加工品がある。はちみつ本来の成分だけが使用されているわけではないので、天然100%のはちみつとは異なり、長期保存には向いていない。

3. 結晶化したはちみつを戻す方法

テーブルの上のアロマハーブと蜂蜜
先述したように白く結晶化したはちみつは冷蔵庫から常温に出して50℃以下でゆっくりと湯煎すれば元に戻る。ここでは結晶化したビン入りのはちみつを元に戻す具体的な方法を紹介しよう。使いやすい状態にするには、ビンのふたをゆるめてビンごと水入りの鍋の中に入れ、少しずつ熱を加える。菜箸でかき混ぜていると少しずつ溶けていく。レンジで熱をかけすぎると、はちみつのとろり感がそこなわれる。時間はかかるが、根気よく様子を見ながら溶かすのがおすすめだ。

4. はちみつの保存方法は冷凍庫でもOK?

ハニカム
はちみつは糖度が高く、冷凍してもカチコチに凍ることはない。冷蔵保存はNGだが冷凍保存はOKだ。少し硬くなるが、数分おくとスプーンですくえるようになる。常温保存したはちみつに比べるとなめらかさは劣るが、結晶化させたくないときに保存するのにおすすめの方法だ。

5. 腐らないはちみつに賞味期限がある理由

木製のスプーンと蜂蜜
腐らないはちみつに賞味期限がある理由は、美味しい状態で味わうためだ。基準は充てん後1~3年を目途に、販売者が個々に判断しているという。先述したようにはちみつは強い殺菌力があり、古くなったものを食べても大丈夫だ。ただし年月が経過すると風味が次第に消え、糖が褐変するカラメル化によって色が濃くなる(※2)。なるべく古いはちみつは砂糖代わりに煮物に使うのがおすすめ。
ちなみに皆さんは賞味期限と消費期限の違いをご存じだろうか。賞味期限は袋や容器を未開封の状態で、記載されている保存方法通りに保存していた場合、この年月日までは品質が変わらずに美味しく味わえる期限のことだ。消費期限は袋や容器を未開封の状態で、記載されている保存方法通りに保存していた場合、この年月日まで安全に食べられる期限のこと(※3)。

6. はちみつを使った食品の保存方法

はちみつワックス
最後にはちみつを使う食べ物の保存方法を紹介しよう。
はちみつを使った食品の保存方法ナッツのはちみつ漬けの保存方法
はちみつを使う食べ物もはちみつと同じように、直射日光を避けて常温で保存すること。ナッツのはちみつ漬けの場合であれば、賞味期限は3ヶ月を目安に食べきるとよい。にんにくのはちみつ漬け
にんにくのはちみつ漬けは常温保存可能だが、冷蔵保存のほうがおすすめだ。常温で保存するとにんにくの発酵が促されて泡が出るため、ふたを取ると吹きこぼれる可能性がある。冷蔵庫で保存するのは発酵がゆるやかなので、吹きこぼれる心配が少なくなるからだ。

結論

はちみつを保存する方法を紹介した。先述したようにはちみつは腐らないといわれているが、それは加工されていない100%天然のはちみつのみが該当する。長期保存可能だが、直射日光を避けて常温で保存することが大切なポイントだ。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2021年12月12日

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