目次
1. ぶどうが長持ちする保存方法・5つのポイント

ぶどうはデリケートな果物なので、常温のまま保存するとすぐに傷んでしまう。ここでは、ぶどうを長持ちさせる保存方法について見ていこう。
その1:常温ではなく冷蔵庫で保存
ぶどうは常温だとすぐに傷んでしまうので、購入したらすぐに冷蔵庫に入れるようにしたほうがよいだろう。
その2:洗わず保存
ぶどうの表面には、ブルームと呼ばれる鮮度を保つ白い粉が付いている。洗い流してしまうと傷みやすくなるので、洗わずに保存しよう。
その3:小粒ぶどうは丸ごと保存
小粒のぶどうは房のまま保存するのがよいだろう。また、傷んでいる実は事前に取り除くようにしよう。
その4:大粒ぶどうはバラバラにして保存
シャインマスカットなどの大粒のものは房から取り外してから保存するのがよい。房から取り外すことで、実の水分が枝に取られないので鮮度が保てる。
その5:ペーパータオルに包んで保存
ぶどうは乾燥などに弱くデリケートなため、キッチンペーパーなどに包んでから容器に入れて湿度を保つようにしよう。
冷蔵ぶどうの保存期間
ぶどうの保存期間は冷蔵で1週間ほどが目安だ。しかし、アルコールのような臭いがしたり、実がブヨブヨしたりする場合は傷んでいるので食べないように注意しよう。
2. 冷凍がおすすめ!大量のぶどうの保存方法

コストコなどで大量のぶどうを購入したときは、冷凍保存をするのがおすすめだ。ここではぶどうの冷凍保存について見ていこう。
ぶどうの冷凍保存方法:小粒の場合
小粒のぶどうを冷凍する場合は、軸を流水で洗いよく水気を拭き取る。そのあと、一房ずつラップに包んでから冷凍する。食べる際は解凍せずに、凍ったまま皮ごと食べられる。
ぶどうの冷凍保存方法:大粒の場合
大粒のぶどうは、房から切り離して1粒ずつ洗ってから水気をよく拭き取る。そのあと、保存袋に平らになるように入れて冷凍庫で保存する。食べる際は流水で解凍しながら爪で皮に切れ目を入れると簡単にむくことができる。
冷凍ぶどうの保存期間
冷凍したぶどうは1ヶ月ほど保存が可能だ。しかし、カビなどが生えているものは食べることができないので注意しよう。
シャインマスカットも冷凍できる?
シャインマスカットは冷凍保存ができないわけではないが、ハリが無くなり食感が損なわれるので冷凍には向いていない。また、種ありぶどうは冷凍すると種も一緒に食べてしまうので注意が必要だ。
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ぶどうは冷凍すると甘くなるフルーツ?
ぶどうは冷凍保存すると日持ちするだけでなく、甘みが増し美味しくなるフルーツだ。ぶどうに含まれるフルクトースと呼ばれる糖が関係しており、フルクトースは冷やすことで甘みが増すという特徴がある。(※1)
3. 干しぶどうの保存方法

ここでは、開封後の干しブドウの保存方法について見ていこう。
常温保存の場合
長持ちするイメージがある干しブドウだが、開封してしてしまうと常温で2週間ほどしか日持ちしない。そのため、煮沸消毒した瓶にラム酒と一緒に漬けたり、真空パックなどに入れて再度真空にして保存することで常温で長期保存が可能だ。保存期間は半年~1年ほどが目安。
冷蔵保存の場合
開封した干しブドウを冷蔵庫で保存する場合は、保存袋に脱酸素剤を入れて保存するのがいいだろう。
冷凍保存の場合
冷蔵保存と同様に脱酸素剤を保存袋に入れて冷凍庫で保存しよう。解凍すると水分でベチャっとするのでそのまま食べるのではなく、調理用として使うのがおすすめだ。
結論
ぶどうはデリケートな果物なので、常温ではすぐに傷んでしまう。そのため、冷蔵や冷凍で保存したほうがよいだろう。また、ぶどうは冷やすと甘みが増し美味しくなるので冷蔵保存が最適といえるだろう。この記事を読んで、ぶどうを保存する際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:株式会社日本食品薬化「果物を冷やすと甘くなるのはなぜ?」
https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-1611/
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