目次
1. サザエの調理方法:剥き方

大きめのサザエが手に入ったら、ぜひ挑戦したいのが刺身だ。まずは、サザエの剥き方をマスターして、刺身に調理しよう。
サザエを剥くには勢いが大事
サザエの殻をブラシで洗い、ふたを下にして置いておく。20分ほど置きふたが開いてきたら、すき間にナイフを一気に差し込む。サザエは生きているため、手早く行わないとふたがピタッと閉じてしまう。ためらわずに一気に差し込むのがポイントだ。
うまく差し込めたら、ナイフを穴のふちに沿わせてぐるっと一回転させ、身を一気に引き出そう。殻のなかに残っている貝柱や肝なども、指ではがしながら取り出す。
調理前に下処理を
刺身に調理する際には、サザエの身の赤い口の部分や砂袋と呼ばれる白い臓器は取り除いておこう。刺身にする前に包丁で切り落としておくとよい。また、貝柱についているヒモも苦いため、同様に取り除いておく。
2. サザエの調理方法:魚焼きグリル・トースターで焼く

サザエの定番な調理法といえば、つぼ焼きだ。自宅で作る場合は、魚焼きグリルやトースターを使えば簡単にできる。そのまま焼いてもよいが、苦い部分を取り除いてから調理すると、より美味しく食べられる。
サザエの下準備
刺身の調理と同様にサザエを剥き、食べられない部分は取り除く。殻に肝、貝柱、身の順で詰め直しておこう。
魚焼きグリルで調理
アルミホイルをグリルに敷き、サザエを並べる。強火で加熱し、サザエがグツグツしてきたら、途中で醤油と酒を注ぎ入れよう。トータルで10分ほど加熱したら完成だ。
トースターで調理
アルミホイルを天板に敷き、サザエを並べる。グリルで焼く場合と同様に、途中で調味料を注ぐと焦げにくい。1000Wで15分ほど加熱したら完成。機種により適した加熱時間は異なるため、様子を見ながら調整しよう。
3. サザエの調理方法:フライパンで蒸す

サザエは、特別な調理器具がなくても意外と簡単に加熱調理できる。グリルやトースターだけでなく、フライパンで蒸し焼きにするという調理方法でも可能だ。
フライパン調理では必ず水を使用
フライパンを空焚きにするのは危険なため、必ず水を入れて蒸し焼きにするのがポイントだ。フライパンに深さ1cm程度の水を入れ、下処理を済ませ殻に詰めたサザエを並べる。ふたをして中火で熱し、沸騰したらサザエに調味料を注ぎ入れよう。さらに7~10分ほど煮たら完成。
4. サザエの調理方法:電子レンジで加熱

サザエは電子レンジで加熱調理することもできる。ただし、場合によっては爆発するおそれがあるため、注意が必要だ。次のポイントをおさえて調理しよう。
ラップはふんわりとかける
下処理を済ませたサザエを耐熱容器に入れたら、ラップをふんわりとかけて加熱する。ラップをぴったりと隙間なくかけると、調味料が沸騰したときに爆発する可能性がある。空気の通り道を作るようにしよう。
加熱は少しずつ様子を見ながら
サザエ3~4個なら、800Wで4分ほどが加熱時間の目安となる。しかし、急激に加熱が進むと爆発や過度の加熱を招く。2分ほど加熱したら途中で様子を見るようにすると安心だ。レンジによっても加熱時間は異なるため、火の通りを見ながら調理しよう。
5. サザエの調理方法:鍋で茹でる

これまでは、食べやすいように下処理を済ませてから調理する方法を紹介してきたが、鍋でサザエを茹でる場合は、下処理は不要。砂抜き済のものを購入し、殻を洗って茹でよう。食べるときに砂袋や口、ヒモなどは取り除くとよい。
少量の水で蒸し煮にする
サザエを鍋で茹でる場合、水量はあまり多くないほうがよい。サザエが水面から出る程度の水で、蒸し煮にするように調理する。そのほうが、旨みが抜けにくく美味しく食べられる。また、水に塩を加えて塩茹でにする調理法もおすすめだ。
結論
サザエを刺身にする場合は、大ぶりなものを選ぶと食べごたえがあり、調理もしやすい。逆に、小ぶりなものは火が通りやすいため、つぼ焼きや蒸し煮など加熱調理に向いている。自宅でも意外と簡単に調理できるため、新鮮なサザエが手に入ったら、さまざまな食べ方を楽しんでほしい。
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