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レモン

レモンの保存方法を紹介!冷蔵・冷凍・保存食にする方法も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年12月27日

秋から冬に収穫を迎えるレモン。家庭に植えた木でもよく実がつくことでも知られている。爽やかな酸味は料理のアクセントとしても重要で、和洋中、幅広く活躍してくれる。今回はそんなレモンの保存方法について学んでいこう。冷蔵、冷凍から、たくさんもらった場合の保存食まで幅広くお届けしていきたい。

  

1. レモンはどれくらい日持ちする?

スライスしたレモン
レモンはみかんなどと同じ、柑橘類の一種である。秋から春先にかけてが国産品の旬とされている。表皮が硬いことから、なんとなく日持ちするイメージをお持ちの人も多いようだが、実際はどうなのだろう?まずは基本の日持ちについてリサーチしていこう。

常温保存は向いていない

レモンの保存の基本は、10℃以下の環境である。すなわち冷蔵、または冷凍保存するのが正しい。

長持ちするレモンの特徴

ひとくちにレモンといっても早熟で収穫され、海を渡ってくる海外輸入品と完熟状態で出回る国産品では、日持ちが異なる。輸入品で3週間、国産品で2週間が目安だが、これはカットせず、まるごとであること、さらに状態のいいレモンに限る。
表皮にハリがない、弾力がないなど、状態の悪いものは長持ちしない。逆にハリがあり、ツヤのあるものは比較的長持ちする。そのほか、ヘタがしっかりついていること、ほのかに香りがすることも新鮮で状態のいいレモンの特徴である。

2. レモンの冷蔵保存方法

冷蔵庫の中
レモンの保存の基本は冷蔵保存である。ここではまるごとの状態とカットレモンに分けて、その保存方法、期間について述べていこう。

保存する前の下処理

レモンは買ってきたら、袋に入っている場合は一度出す。輸入品の場合は、農薬が残っている可能性があるので、塩をつけてしっかりとこすり洗いすると安心だ。
国産品も洗っておくとすぐに使うことができて便利だ。洗ったら、しっかりと水気を拭き取っておくこと。

まるごと冷蔵する方法

まるごと保存するほうが、空気に触れる面が少ないため、劣化を防ぐことができる。乾燥しないよう、1個ずつキッチンペーパーに包み、保存用の袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れるのが正解だ。
また傷がついているとそこから劣化が始まるので、キッチンペーパーに包むのは保護の意味合いも含んでいる。

カットしてから冷蔵する方法

カットしてから冷蔵する場合もいかに空気に触れないかが重要だ。
カットしたものは切り口にぴったりとラップをする。スライスやカットしたものは密閉容器に入れるか、ラップにしっかりとくるんで、野菜室に入れる。

保存期間

元々のレモンの状態、保存状況にもよるが、前述の通り輸入品で3週間程度、国産品なら2週間程度が目安だ。カットしたレモンは4~5日で食べきることをおすすめするが、水分が出ていたり、変色している、においがするなど、異変がある場合は廃棄すること。

3. レモンの冷凍保存方法

冷凍庫
実はレモンは冷凍保存することもできる。冷凍保存すると冷蔵保存よりも長く保存することができるので、たくさんもらって使い切れない...そんなときにも活躍してくれる。さらに冷凍保存だからこその使い方の裏技も併せて解説していこう。

保存する前の下処理

保存する前の下処理は、冷蔵と同じ。輸入品は塩をつけてしっかりと洗い、国産品も水で洗っておく。両者ともにしっかりと水気を拭き取ることも重要だ。

まるごと冷凍する方法

まるごと冷凍すると香りや風味を閉じ込めることができる。1つ1つラップでぴっちりと包み、保存袋に入れて冷凍するだけだ。

カットしてから冷凍する方法

お好みのサイズにカットしたら、面倒だが種もできるだけ抜いて、金属製のバットなどに並べて、急速冷凍する。完全に固まったら、小分けにして保存袋に入れて冷凍すればOKだ。
長い間保存したい場合は、1個ずつラップに包んで冷凍するといい。

保存期間

保存期間はいずれも1ヶ月程度だ。ただし、家庭の冷凍庫は開閉により、温度が不安定になる場合も。なるべく早く使い切ることを念頭に置いておきたい。

解凍方法

解凍は使い方によって異なる。例えば、皮を削って使いたい場合は解凍せず、冷凍のまま使うと楽だ。果汁を絞る場合は、冷蔵解凍してからがおすすめだ。
カットしたものは、冷凍のまま使うといい。レモンサワーの氷の代わりにくし形にカットした冷凍レモンを入れる裏技もおすすめだ。

4. レモン汁の保存方法

レモンスクイーザー
レモンは、果汁を絞って冷凍しておくと非常に便利に使うことができる。大量にもらった場合などにも活用できる方法だ。

絞った果汁は冷凍保存が便利

果汁を絞って、種を取り除いたものを製氷皿や小さなタッパーなどに入れて冷凍すると冷凍のままで使うことができるため、非常に便利だ。こちらも保存期間はおよそ1ヶ月ほど。

既製品の保存方法

便利に使える市販品は、保存料無添加のものも多く、開封後は冷蔵保存が必要だ。保存状態にもよるが1~2週間程度で変質する場合もあるので、なるべく早く使い切る必要がある。
使い始めを忘れないよう容器に日付を記載しておくことをおすすめする。

5. レモンを使った保存食

塩レモン
使い切れないほど大量にレモンをもらった場合は、保存食にするのもおすすめである。保存食にする場合は、より清潔な容器に保存することで保存期間が長くなる。瓶は煮沸するといい。また皮まで使いたいので国産品のノーワックス、防カビ剤不使用のものをセレクトしたい。ここでは、簡単にできるレモンの保存食についてリサーチしていこう。

ジャムにして保存

レモンのジャムは、少ない材料でできるところが嬉しい。パンやパンケーキのトッピングにはもちろん、ソーダや水で割ってドリンクにするのもおすすめだ。グラニュー糖を使うと美しい色に仕上がる。
保存期間は熱いうちに詰めて密封していれば、2ヶ月ほど保つが、開封後はなるべく早く食べきりたい。

はちみつ漬けにして保存

はちみつ漬けもレモンの保存食の定番だ。薄切りにしたレモンを清潔な容器に入れてはちみつを注ぐだけと作り方も非常に簡単だ。こちらもドリンクにしてもいい。煮物に使うという裏技も。
冷蔵庫に入れておけば3ヶ月ほどは保存が可能だ。ただ、取り出すときは清潔なスプーンや箸などのカトラリーを使うこと。

塩レモンにして保存

数年前、ブームになった発酵調味料塩レモン。こちらも保存が効き、幅広い料理に活用できるので作っておくと便利だ。レモンを重量の10%の塩に漬けるだけ。数日すると水が上がってくるので、そのまま1ヶ月以上置けば完成だ。夏場は冷蔵庫保存が安心だ。

ドライレモンにして保存

製菓材料としても使えるドライレモンは、もっとも長期保存ができる保存方法といえるだろう。薄切りにしてオーブンで焼くだけと簡単なところもいい。グラニュー糖をかけるとスナック感覚で食べることができる。
しっかりと乾燥したものであれば、3ヶ月~半年ほどは保つ。

結論

レモンは常温保存には向いていない食材である。すぐに使い切るなら冷凍、1週間以上保ちたいなら冷凍がおすすめだ。大量に手に入ったり、もらったりした場合は、用途ごとにさまざまな形で冷凍、さらには保存食にするのもおすすめである。国産レモンが安く出回るこの季節、ぜひ上手に保存して、美味しくいただきたい。
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  • 更新日:

    2021年12月27日

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