目次
- ※1 文部科学省 野菜類/れんこん/根茎/生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06317_7
- ※2 公益財団法人長寿科学振興財団 ポリフェノールの種類と効果と摂取方法 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/polyphenol.html
- ※3 公益財団法人長寿科学振興財団 食物繊維の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html
- ※4 小林食品株式会社 れんこんを生で食べる際の注意点と「あく」を抜く必要がない理由 https://www.kobayashi-foods.co.jp/washoku-no-umami/lotus-root-eaten-raw#8211-3
1. れんこんは生で食べられる

れんこんは、生で食べることも可能だ。生で食べることにより得られるメリットもあるので、栄養成分と合わせてチェックしてみよう。
生で食べるメリット
れんこんは水溶性の栄養素を多く含んでいる。生で食べることで水溶性の栄養素であるビタミンCやカリウムを豊富に摂取することができる。(※1)
主な栄養成分
れんこんはさまざまな栄養成分を含んでいる。そのなかでもポリフェノールやビタミンCは、強い抗酸化作用が期待できる。しかし水溶性であるので、調理することで栄養素が溶け出してしまう可能性もある。(※2) また、食物繊維も豊富で血糖値の急激な上昇を抑えたり、スムーズな排便を促したりする効果がある。(※3)
2. れんこんを生で食べてはいけない場合

れんこんを生で食べる場合は、新鮮なものを選ぶ必要がある。また、胃腸が弱い人はれんこんを生で食べるのはおすすめできない。その理由を見てみよう。
胃腸が弱い
胃腸が弱い人が、れんこんを生で食べるのはおすすめできない。れんこんは、食物繊維やでんぷん質が多いので、胃腸が弱いと下痢や消化不良を起こすことがあるのだ。(※4)
3. れんこんを生で食べるときのポイント

れんこんを生で食べる際は、注意しておきたいポイントがある。正しい選び方や下処理の仕方をチェックしておこう。
選び方
れんこんを生で食べる際は、新鮮なものであることも大切だが、若い節を選ぶのもポイントだ。とくに芽から2節目までの若い部分がいいと言われている。れんこんは、成熟してしまうと硬く甘みが落ちてしまうので、生で食べると食感や味が悪くなってしまう。
下処理の仕方
れんこんを生で食べるときは、下処理が必要だ。まず、しっかりと水洗いをしてから皮を剥き、アク抜きを行う。アク抜きは、食べやすい大きさにれんこんをカットしてから、水と酢を入れたボウルに10分ほど漬けておくといいだろう。
食べすぎに注意
れんこんは食物繊維とでんぷん質を多く含んでいるので、消化しにくい。その分、食べ過ぎてしまうと、胃腸に負担がかかってしまうので、注意しよう。
4. 新鮮なれんこんの見分け方

生で食べる場合は、新鮮なれんこんを選ぶ必要がある。新鮮なれんこんの見分け方を紹介しよう。
傷んでいるれんこんの特徴
異臭がしたり、表面がネバネバしていたり変色しているものには注意したい。また、触ったときに、柔らかいものや崩れるものも生で食べるのは避けておこう。
酸化による変色は問題ない
れんこんの表面が黒く変色しているのは、酸化によるものだ。れんこんに含まれているポリフェノールが酸化したものなので、食べても問題ない。
結論
れんこんは、生で食べられないと思われがちだが、新鮮で若い節を選べば生で食べることができる。生で食べることで、水溶性の栄養素を逃がさず摂取できるのも魅力だ。れんこんを生で食べる場合は、しっかりと下処理を行ってから味わってみてもらいたい。
(参考文献)
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