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ザルに盛られた舞茸の画像

【舞茸の賞味期限】日持ちの目安と食べられない状態の見分け方も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2023年12月17日

歯ごたえのよさが魅力の舞茸は、購入時のパッケージに賞味期限が記載されていない。その理由を解説するとともに、賞味期限(日持ち)の目安や食べられない状態の見分け方も解説する。余らせてしまったときの大量消費レシピとあわせて、ぜひ参考にしていただきたい。

  

1. 舞茸に賞味期限が書かれていない理由

パッケージに入った舞茸の画像
舞茸のパッケージには賞味期限が記載されていない。しばらく冷蔵庫などに入れておいたものはとくに、食べられるのか?と不安になることだろう。賞味期限が記載されていない理由は以下のとおり。

生野菜と同じ扱いのため賞味期限の表示義務がない

舞茸に賞味期限の設定がない理由は単純で、生野菜と同じ扱いになるためである。食品表示法において、生鮮食品には賞味期限および消費期限を明記する義務がないところからきている。
しかし当然ながら【賞味期限の記載がない=無期限】ではない。腐った個体を食べれば健康被害をもたらすため、「安全に食べられる期間・状態」はきちんと知っておくことが大切だ。

舞茸には賞味期限より消費期限という概念がふさわしい

「賞味期限」はJAS法による表示義務。製造日を含め6日〜3年以内に消費すべき加工品に明記する。加工や消毒によって食中毒の懸念がないため、味と栄養を保証する期間を示している。
一方の「消費期限」は食品衛生法による表示義務。製造日を含め5日以内に消費すべき商品に明記する。総菜や豆腐などが対象だ。期限内に消費しないと健康被害のリスクが生じる。
以上のことから、舞茸には賞味期限よりも「消費期限」という概念がふさわしいのだが、本稿では混乱を防ぐためこれ以降「賞味期限」で統一する。

2. 【舞茸の賞味期限】どれくらい日持ちする?

舞茸の画像
我々にとって賞味期限は美味しく食べるための指標となるわけだが、舞茸にはそれがない。では実際、どの程度日持ちするのだろうか。

【冷蔵保存】日持ちするのは3日〜1週間程度

舞茸は生鮮食品と同じ扱いなので、日持ちも同じと考えてよい。冷蔵保存した場合は3日ほど、長くても1週間ほどと考えておこう。

【冷凍保存】日持ちするのは最長1カ月程度

舞茸を使いきれなかったときは冷凍保存する手もある。この場合はやや日持ちする期間が長くなるが、それでも最長1カ月を目安に使い切ることだ。

冷蔵保存で2週間はきびしい?

冷蔵庫の性能や保存状態などにもよるため一概にはいえないが、上述のように長くても1週間を目安に使い切ることが望ましい。うっかり2週間ほど放置してしまった舞茸を発見した場合は、後述する食べられない状態の見分け方を参考に判断してほしい。

3. 賞味期限が切れた舞茸・食べられない舞茸の見分け方

カットされ容器に入った舞茸の画像
賞味期限が切れて食べられない状態になってしまった舞茸の状態を知っておこう。

水っぽい・ぬめりがある・カビが生えている状態はNG

舞茸が傷みだすと、表面にぬめりが発生したり白いカビが生えたりする。舞茸から水分がにじみ出たりしている場合も腐敗が進行していると考えてよい。こうした状態だったときは、残念ながら廃棄しよう。

触れただけで崩れる・酸っぱいニオイがする状態もNG

身に締まりがなくなり触っただけで崩れる、酸っぱさを感じる異臭がするといった場合も要注意。視覚・嗅覚・触感いずれかで異常を感じたときは賞味期限切れとみなし、廃棄しよう。

4. 舞茸の賞味期限を延ばすベストな保存方法

乾燥舞茸の画像
生野菜と同じ扱いである舞茸は、できる限り速やかに消費することが望ましい。とはいえ余ってしまうことも当然あるため、美味しさ・鮮度を少しでも長く保つための保存方法をお伝えしておこう。

正しい冷蔵保存の方法

冷蔵庫に入れる際は、前もって水分をしっかり拭き取ることが何より重要になる。キッチンペーパーなどで丁寧に拭き取り、ビニール袋に入れたりラップで包んだりして保存しよう。

正しい冷凍保存の方法

冷凍保存の場合は、解凍後の調理の手間を考えて適当な大きさに裂き、ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れる。調理時は凍ったまま使ってOKだ。

常温保存はできる?

天日干しなどで乾燥させた舞茸なら常温保存できる。乾燥舞茸は湿度や温度の影響を受けやすいため、保存環境に注意しつつ、早めに食べきるのがベターだ。

5. 舞茸の大量消費も可能!おすすめレシピ6選紹介

舞茸スープの画像
使い切れず腐らせてしまうくらいなら、大量消費する手もあるので覚えておこう。詳しいレシピは各記事で紹介しているので、そちらをぜひご覧いただきたい。

舞茸スープ

舞茸の旨味がだしになる。水溶性ビタミンもたっぷり摂取できるおすすめレシピだ。
レシピはこちら

ささかまぼこと舞茸のバター炒め

子どもも大好きなささかまぼこと舞茸をバターで炒めるのも美味しい。仕上げにレモンを絞ればさっぱりしてこれまで美味だ。
レシピはこちら

ほうれん草と舞茸のソテー

火が通りやすく時短調理が可能。どちらも栄養豊富な食材なので体にも嬉しいレシピである。
レシピはこちら

舞茸とナスの豚肉炒め

旨味とコクがたっぷりの豚肉炒めが完成する。フライパンひとつで作れるガッツリ系メニューだ。
レシピはこちら

舞茸とベーコンのチーズ春巻き

外はパリッと、中はジューシー。カットしたときの香りが家族みんなの食欲をそそるはずだ。
レシピはこちら

舞茸と牛肉の簡単混ぜごはん

甘辛出汁がしみ込んだ牛肉と舞茸を使って簡単に作れる絶品ごはん。牛丼よりもヘルシーだ。
レシピはこちら

結論

舞茸には賞味期限が存在しない。しかし生野菜と同じ扱いであるため、冷蔵保存をしてできる限り早く消費しよう。できれば3日以内、最長でも1週間以内が望ましい。舞茸にぬめりや異臭がある場合は、腐敗が進んでいるおそれがあるため廃棄しよう。ぜひ正しい保存方法で美味しさと鮮度を保ち、存分に味わってほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2022年4月25日

  • 更新日:

    2023年12月17日

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