1. 目線の高さは同じか少し低めに!寝室にテレビを置くときのポイント
寝室でテレビを見たいと思ったら、まずはレイアウトを考えよう。リビングでテレビを見るときとは少し異なる観点が必要だ。寝室におけるテレビのレイアウトの基本をおさえよう。
テレビの高さの考え方
ベッドに腰かけたときの目線に対して、テレビの位置を同じ高さか、少し下になるようにすると、テレビを見ていても疲れを感じにくい。ただし、テレビの位置が低すぎると、首を持ち上げなければならないため、リラックスした体勢を作りにくくなってしまう。
ベッドの場合の目安はベッドの高さプラス100cm、布団の場合は床からテレビの中心までの高さが100cmになるようにレイアウトを考えるとよいだろう。
ベッドの場合の目安はベッドの高さプラス100cm、布団の場合は床からテレビの中心までの高さが100cmになるようにレイアウトを考えるとよいだろう。
ベッドの足元か横に置く
寝室では、ベッドに寝転がったり腰かけたりした状態でテレビを見ることが多いだろう。ベッドの横側か足元にテレビが来るようにレイアウトを考えると、寝転んだ状態でもテレビに目線を合わせやすくなる。
ベッドとテレビとの距離
ベッドとテレビとの間は50cmほどあけると、テレビが見やすくなるだけでなく、寝室での人の移動がスムーズになる。テレビ台に引き出しが付いている場合も、ベッドまで50cmほど間隔をあけておくことで、快適に出し入れを行える。
2. 壁や棚にもテレビは置ける。寝室におすすめのレイアウト
基本的なレイアウトをおさえたら、実際にどのように配置するか考えてみよう。テレビの置き方にはいくつかの方法があり、レイアウト次第で寝室の雰囲気がガラリと変わる。具体的なレイアウト例とポイントを見てみよう。
テレビ台の上に置く
テレビ専用の台の上に置くと、テレビだけでなくDVDデッキなども収納することができる。テレビを台の上に置く場合は、寝室の大きさに合わせたテレビ台を選ぶのがポイントだ。ベッドからテレビ台までの距離が狭くなりすぎないように気をつけよう。寝室が狭い場合は、奥行が40cm以下の短いテレビ台を選ぶとよい。
また、リビング用のテレビ台だと、ベッドから目線が合わない可能性がある。床からマットレスまでの高さが40cmより低いベッドの場合は、高さ50cm以下のテレビ台がおすすめだ。床からマットレスまでが40cm以上ある場合は、高さ70cm以上のテレビ台を配置するとよい。
また、リビング用のテレビ台だと、ベッドから目線が合わない可能性がある。床からマットレスまでの高さが40cmより低いベッドの場合は、高さ50cm以下のテレビ台がおすすめだ。床からマットレスまでが40cm以上ある場合は、高さ70cm以上のテレビ台を配置するとよい。
棚を利用する
寝室にすでに備え付けられているキャビネットやクローゼットなどの棚を利用したレイアウトも可能だ。棚を利用する場合は、ベッドの配置に気をつけよう。棚の位置がベッドの横か足元になっていない場合は、ベッドを移動するとテレビが見やすくなる。
テレビを壁掛けする
「寝室が狭くてテレビを置く場所がない」という場合は、テレビを壁掛けする方法もある。薄型テレビを壁にインテリアのように掛けると、おしゃれなだけでなくスペースを節約することができる。また、設置する際に高さを自由に調節できるというメリットもある。
3. 狭い寝室にはテレビの壁掛けがおすすめ!設置のポイントを確認しよう
寝室にテレビを置くときのレイアウトのひとつである壁掛け。実際にテレビを壁掛けするときは、どのようなポイントをおさえればよいのか確認してみよう。
壁掛け用の金具を用意する
テレビを壁掛けするためには専用の金具が必要になるので、テレビのサイズに合わせた金具を選ぶようにしよう。機種によっては専用の金具を使用するよう推奨している場合があるため、設置前に取扱説明書で確認しておきたい。
業者に頼むかDIYをする
金具を用意したら、テレビを設置したい高さに合わせて壁に金具を取りつける。ドライバーや壁裏調査センサーなどの工具がそろっていればDIYをすることも可能だ。テレビ背面にある壁掛け用のネジ穴にブラケット金具という部品を留め、壁裏の柱にベース金具を固定する。
あとはベース金具にテレビのブラケット金具をひっかければよい。手順はシンプルだが、壁の材質によっては取り付けが難航することもあるので、よくわからない場合は専門業者に頼むのが無難だ。
あとはベース金具にテレビのブラケット金具をひっかければよい。手順はシンプルだが、壁の材質によっては取り付けが難航することもあるので、よくわからない場合は専門業者に頼むのが無難だ。
配線は見せない
テレビには付属の配線が多いため、ただ壁に掛けただけでは配線が丸見えになってしまう。壁掛け用の金具には配線を入れるためのスペースが付いている場合もあるので、テレビを壁掛けする前にしっかり収納しておこう。
テレビは少し下向きに設置
寝室にテレビを壁掛けする場合はテレビ画面が少し下を向くように角度をつけると、寝転んだ状態でも目線を合わせやすくなる。
結論
テレビを寝室に置くときには、ベッドや布団から見たときの目線の高さが同じか、少し低くなるようにしよう。寝室のスペースを圧迫しないためには、テレビとベッドまでの距離を50cm以上あけてテレビ台や棚、壁などを利用しておしゃれに配置してみよう。テレビを壁掛けするときは専用の金具が必要になるので、不安がある場合は、無理をして自力でやろうとせず、プロに相談するのが無難といえる。