1. 液晶テレビの手垢などを掃除するコツ
液晶テレビの掃除にはいくつかのポイントがある。誤った方法で行うと傷をつけたり故障の原因になったりするので注意しよう。
液晶テレビ画面の特徴
液晶テレビの画面には、反射による映り込みを防いだり映像を見やすくしたりするために、メーカー独自のフィルムや特殊コーティングが施されている。間違った掃除方法はこれらをはがしてしまう恐れがあるので要注意だ。メーカーによって特殊コーティングの素材が異なるので、メーカー公式サイトに掲載されているお手入れ方法や取扱説明書を事前に確認しておきたい。掃除用品の種類が指定されている場合は従うようにしよう。
用意する掃除グッズと掃除の手順
液晶テレビのディスプレイについた指紋や手垢の汚れは意外と頑固だ。これらの汚れを掃除するために必要な道具と、掃除の手順は以下の通り。
【準備するもの】
【準備するもの】
- 毛先の柔らかいブラシやモップ(マイクロファイバーブラシ、ハンディモップなど)
- 乾いた柔らかい布(フランネル素材の布、カメラやメガネレンズ用のクリーニングクロス)
【手順】
- 指紋や手垢などの汚れを確認するためにテレビの電源を切る。
- ホコリがついた状態で拭くと画面に傷がつく恐れがあるので、毛先の柔らかいブラシやモップなどで液晶テレビ全体のホコリを取り除く。画面の枠、裏側、テレビ台、コンセントの周囲も忘れずにホコリを取り除いてしまおう。
- 乾いた柔らかい布で軽く拭く。
2. 液晶テレビに水拭き・洗剤はOK?掃除の6つの注意点
汚れがひどい場合は、乾いた布で拭いてもきれいにならないことがある。水拭きや洗剤での掃除をする際にはどのような点に注意すればよいのだろうか。気をつけるポイントを6つご紹介しよう。
水拭きは極力避ける
液晶テレビの画面を水拭きすると水滴の跡や繊維が残ってしまい、かえって汚くなる場合がある。とくに画面の温度が高いと表面についた水分の蒸発が早くなり、水滴の跡が残りやすい。掃除の際にはテレビ視聴直後を避け、画面が冷えた状態で汚れが気になる部分だけ行うのがよいだろう。水拭きした後は乾いた柔らかい布で乾拭きしておこう。
油性ペンなどの汚れは?
水100:中性洗剤1の割合で薄めた溶液に柔らかい布を入れ、必ず固く絞ってから汚れ部分だけそっと拭く。その後は柔らかい布で乾拭きして、水滴を完全に取り除いてしまおう。
アルコール・エタノール入り商品はNG
液晶画面のコーティングとアルコールが反応して、変色する恐れがあるので使用してはいけない。アルコールの一種であるエタノールが配合された除菌クリーナー、除菌ウェットティッシュも同様の理由で液晶テレビの画面にはNGである。
画面に向けて洗剤を直接スプレーしない
洗剤が本体内部に垂れてしまい、故障の原因になるので絶対にやめよう。
ティッシュペーパーを使わない
つい、手近にあるティッシュで拭きたくなるが、画面に傷がつく可能性があるので使わないようにしよう。
ガラスクリーナーやクレンザーは厳禁
ガラスクリーナーやクレンザーに含まれる研磨剤が、液晶テレビ画面のコーティングやフィルムをはがしたり、傷をつけたりする恐れがある。画面の色がムラになって見えるなどのトラブルがおこるケースもあるので使用してはいけない。
3. 液晶テレビの掃除に便利なアイテムと汚れ防止対策
液晶テレビを快適に視聴するためにも、こまめに掃除するのが望ましい。毎日の掃除にあると便利なアイテムにはどのようなものがあるだろうか。汚れを予防するための対策についても解説していこう。
100均でも買える掃除アイテム
マイクロファイバーブラシ、ハンディモップ、カメラやメガネレンズ用のクリーニングクロスは100均でも買える。汚れたら洗って繰り返し使えるタイプのマイクロファイバーブラシやハンディモップだと、より経済的だ。
液晶画面専用の掃除アイテム
液晶画面専用のマイクロファイバークロスは極細の繊維からできている。ほかの用途のものよりも傷がつきにくいのでおすすめだ。皮脂汚れには、アルコールが使用されていない液晶画面用の掃除シートを使ってみよう。中性洗剤を希釈したり、布を絞ったりという手間が省けるので便利だ。また、液晶専用クリーナーは、イオンの働きで指紋や手垢などの汚れを落としてくれる。柔らかい布にクリーナーをつけて優しく拭こう。
汚れ別の予防対策
液晶テレビにはさまざまな種類の汚れがつく。汚れ別に予防対策を見ていこう。
1.ホコリ
テレビ内部の温度を下げるための通風孔はホコリがたまりやすい。しかし、通風孔に掃除用のブラシを入れると、ホコリを奥に押し込んでしまい、機器の故障につながる恐れがある。掃除機で吸い取っておくのがよいだろう。液晶テレビ本体やコード、コンセントなども月に1回は掃除しよう。その際には除電ブラシを使うと静電気が発生するのを抑えることができる。
2.油・指紋・手垢
液晶テレビの近くで調理や食事を行うと油などが画面に飛び散り、汚れとしてついてしまうことがある。これらの汚れを防ぐためにも、視聴しない時はテレビに布をかけてカバーする、テレビの近くで調理・食事・喫煙などをしないといった対策が必要だ。
また、液晶テレビの画面を触った時は面倒でも直ぐに拭き取るようにしよう。指紋や手垢などの汚れは時間が経過すればするほど落ちにくくなってしまう。テレビの近くに掃除アイテムを置いておき、早めに対処しよう。
テレビ内部の温度を下げるための通風孔はホコリがたまりやすい。しかし、通風孔に掃除用のブラシを入れると、ホコリを奥に押し込んでしまい、機器の故障につながる恐れがある。掃除機で吸い取っておくのがよいだろう。液晶テレビ本体やコード、コンセントなども月に1回は掃除しよう。その際には除電ブラシを使うと静電気が発生するのを抑えることができる。
2.油・指紋・手垢
液晶テレビの近くで調理や食事を行うと油などが画面に飛び散り、汚れとしてついてしまうことがある。これらの汚れを防ぐためにも、視聴しない時はテレビに布をかけてカバーする、テレビの近くで調理・食事・喫煙などをしないといった対策が必要だ。
また、液晶テレビの画面を触った時は面倒でも直ぐに拭き取るようにしよう。指紋や手垢などの汚れは時間が経過すればするほど落ちにくくなってしまう。テレビの近くに掃除アイテムを置いておき、早めに対処しよう。
結論
液晶テレビの掃除の基本は柔らかい布で乾拭きすることだ。液晶画面専用の洗剤やクリーナーの使用は、汚れ部分だけにとどめておくのが望ましい。ちなみに雑巾を固く絞れない時は、洗濯機で脱水するとよいだろう。適切な方法で掃除を行い、画面がきれいな状態で映像を楽しみたいものだ。