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カラフルな防犯砂利の写真

防犯砂利の効果とデメリット!敷き方のコツと処分方法やおすすめ3選も紹介

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2022年8月31日

防犯対策に「砂利」を取り入れようと考えているご家庭も多いのではないだろうか?もちろん、防犯という観点からさまざまなメリットがあるが、一方でデメリットも存在する。買ってから後悔しないためにも正しく理解しよう。敷き方のコツや処分方法などもあわせて解説する。

  

1. 防犯砂利の効果とメリット・デメリット

白い防犯砂利の写真
「防犯砂利」とは文字通り、防犯を目的として作られた砂利のことだ。いわゆる一般的な「砂利」よりもやや大きめで、ガラスや天然石、セラミックなどさまざまな素材がある。

防犯砂利の効果

防犯砂利の上を歩くと「70dB(デシベル)以上」の大きな音が出る。空き巣などの侵入者がその上を歩いたとき、大きな音で撃退できる可能性があるということだ。なお70dBは「掃除機」「騒々しい街頭」といったレベルの騒音と同程度で、一般的には「うるさい」と感じる音の大きさである。そんな防犯砂利のメリットとデメリットを見ていこう。まずはメリットからお伝えする。

防犯砂利の4つのメリット

  • 庭などに敷いておくだけで防犯効果が期待できる
  • ちょっとした防草効果が得られる可能性がある
  • 庭の模様替えや景観アップに一役買ってくれる場合もある
  • 雨の日など、土よりも靴が汚れにくい
防犯砂利の最大のメリットは、言うまでもなくその「防犯効果」だろう。仮に侵入者が庭に入り込んでも、早い段階で気づくことができるか、あるいは近隣住民が音に気づいて様子を確認したり通報したりしてくれるかもしれない(そもそも、その前に音に驚いて逃げる可能性大だが)。
だが防犯砂利にはほかにも意外な効果がある。そのひとつが「防草効果」だ。完全に防げるわけではないが、隙間なく敷き詰めておけば雑草を減らせる可能性がある。防犯砂利を敷く前に防草シートを敷いたり除草剤を撒いたりしておけば、さらに高い防草効果が期待できる。
カラフルなものもあり、庭の模様替えなどに一役買ってくれる点や、土のときよりも靴が汚れにくくなる点などもメリットだろう。

防犯砂利の5つのデメリット

  • 不審者の侵入を100%防げるとは限らない
  • 自分や家族が歩いても大きな音がしてしまう
  • 隙間に溜まったごみなどを掃除するのが大変
  • 土よりも硬いため転んでケガをするかもしれない
  • 不要になったときの処分が大変
一方で覚えておくべきデメリットもある。まず防犯砂利を敷いたからといって、必ずしも侵入を防げる訳ではない。ブロック塀から物置き、雨どい、ベランダへと飛び移られたら気づかないかもしれない。それに家族でも歩くたびに音が出るので、庭に回りにくくなったり時間帯によっては近所迷惑になったりするかもしれない。
このほかデメリットとして掃除が大変(とくに掃き掃除)な点、不要になったときに処分が大変な点、ペットや子どもがケガをしやすくなる可能性がある点などが挙げられる。
防犯の観点からも、ご近所付き合いは大切だ。メリットは多いし防犯効果も期待できるが、こうしたデメリットがあることも理解しておこう。

2. 防犯砂利の種類と選び方

いろいろな素材やカラーの砂利の写真
防犯砂利にはさまざまな種類があるため、選ぶときに迷ってしまうかもしれない。求める効果により近いものを探すためにも、種類や選び方のポイントを知っておくことも大切だ。

主な防犯砂利の種類

  • ガラス
  • 天然石、溶岩、瓦
  • セラミック
販売されている防犯砂利は主にこうした素材で作られているものが多い。ガラス製はリーズナブルな商品が多く音も大きめなど使い勝手の点でおすすめだが、粉々になったものは吹き飛ばされたり、定期的なメンテナンス(交換)が必要になったりすることがある。
重さがあり吹き飛びにくく、耐久性にも優れているのが天然石や溶岩、瓦といった素材の防犯砂利だ。こちらは値段がやや高めの商品が多く(とくに天然石や溶岩)、重量があるため敷く作業も大変といった欠点がある。
セラミックも高い商品が多いのが難点だ。ただし耐久性に優れ、出る音も大きい。それぞれ一長一短があるので、予算なども加味しながら選んでいこう。

防犯砂利を選ぶときにチェックしたいポイント

サイズや形、音の大きさ、見た目などは忘れずにチェックしておこう。外壁などにミスマッチな防犯砂利を選んでしまうと、目にするたびに違和感があり取り除いてしまいたくなるかもしれない。オシャレさにこだわる必要はないが、ナチュラルな見た目に収まることは大切だ。
また敷く場所、侵入経路に合うサイズ感、形状、色などであることも大切だし、隣家との境界線などに敷く場合は音の大きさも慎重に考えたほうがよいだろう。

3. 防犯砂利はどこに敷くのがベスト?敷き方のコツも解説

白い砂利の写真
せっかく防犯砂利を購入しても、敷く場所を誤れば十分な防犯効果が得られないだろう。どこに敷くとよいのか、および防犯砂利をキレイに敷くためのコツをお伝えする。

防犯砂利を敷く場所はどう決める?

防犯砂利を敷くのであれば「目立ちにくい場所」「侵入者が利用しそうなモノの付近」などを選ぼう。具体的には勝手口周辺、リビングから見て死角になる場所、裏庭(建物の真裏など)、物置や車庫(ガレージ)周辺、ブロック塀沿い、雨樋のまわりなどが挙げられる。敷く前に家のまわりを一周して侵入しやすそうなポイントを探すとよいだろう。
防犯砂利を敷いても大きな効果が期待できない場所はその逆で、目立つ場所、防犯ライトの照射範囲、リビングの窓から見える場所などである。とはいえそうした場所も効果がないわけではない。各ご家庭で造りも異なるため、まずは家のまわりを見て回ることが大切だ。

防犯砂利を敷くときのコツ

  • 先に除草をし、除草剤や防草シートなどを施工する
  • 防犯砂利の厚みは3〜5cmを目安にする
防犯砂利の効果をより活かすなら、こうしたポイントを押さえておこう。厚みがないと音が出にくくなる場合があるので注意が必要だ。詳しくは商品に記載された敷き方を参照してほしいのだが、とくに記載されていないときは3〜5cmを目安に敷いていこう。全体に敷いてしまうのもアリだが、騒音などの問題も出てくるのでよく検討することも大切だ。

4. 不要になった防犯砂利の正しい処分方法

ごみ処理場のイメージ写真
引っ越し、劣化、庭の模様替えなどで防犯砂利が不要になることもある。その際、廃棄方法によっては不法投棄にもなりかねないので適切な処分方法を知っておくことも大切になる。

防犯砂利の正しい処分方法

不要になった防犯砂利を処分するには「地域のごみのルールに則って出す」「業者に処分を依頼する」「譲渡する」といった方法がある。もっとも安心なのが地域のごみのルールに則った処分方法だ。ただし管轄の自治体によってルールが異なるため、事前にチェックしておく必要がある。
たとえば千葉県習志野市(※1)では、通常の砂利は市では処分できないため販売店や専門業者に依頼するよう案内している。一方、主成分がガラスの防犯砂利なら燃えないごみとして出せるといった具合だ。
業者とは、防犯砂利を購入した販売店や石材店、造園業者、場合によって解体業者なども含まれる。お住まいの地域にそういった業者がいれば相談してみよう。
またフリマアプリなどを使って個人売買または譲渡するといった方法もあるが、個人間取引となるとトラブルも想定されるため利用は慎重に。

5. 防犯砂利のおすすめ3選

庭に敷かれた防犯砂利のイメージ写真
最後におすすめの防犯砂利を3つ紹介する。迷ったときの参考になれば幸いだ。

マツモト産業「防犯砂利」

天然石を使用した防犯砂利なので、ガラス製の砂利よりも高い耐久性が期待できる。約74dBと大きな音が特徴であり、もちろん敷きつめれば防草対策にもなる。

照光物産「防犯ジャリ鳴〜る」

軽量リサイクル発泡ガラスで作られた防犯砂利。ホワイトとミックスの2種類があり、それぞれウェットタイプ、ドライタイプに分かれている。シンプルでオシャレな砂利だ。

アイリスオーヤマ「防犯防草のジャリ 60L ホワイト」

約80dBと相当大きな音が出る防犯砂利。ただし、その分ご近所への配慮が必要になるかもしれない。商品名にもなっているように、防草対策としても効果が期待できる。

結論

防犯砂利にはメリットもあるしデメリットもある。購入する前にご家庭でよく話し合っておこう。また、不要になった砂利は勝手に廃棄すると不法投棄になりかねない。地域のごみのルールに則るなど、適切な方法で処分しよう。
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  • 公開日:

    2020年3月16日

  • 更新日:

    2022年8月31日

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