このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
葬儀会場のイメージ写真

お悔やみの言葉をメールで友人に送る際の文例集!マナーと注意点も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年12月15日

友人の家族などが亡くなった場合、お悔やみの言葉をメールで送っても失礼に当たらないのだろうか?送るとすればどのような言葉をかければよいのだろうか?本稿ではそうした疑問にお答えするとともに、文例も紹介する。親戚や上司、同僚などに送るケースや、LINEで受け取った場合の対処方法などもお伝えするので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. お悔やみの言葉を友人にメールで送るのは失礼ではない?

メールを送ろうとしている男性のイメージ写真
「お悔やみの言葉」は本来直接伝えるものである。したがってメールで送るのは失礼に当たるのではないか?と考える方も多いだろう。実際のところどうなのだろうか?

あくまで略式という認識であればよい

お悔やみの言葉をメールで伝えることは必ずしも「タブー」とされているわけではない。しかしあくまで略式であり、そのあと友人などに会う際は改めて伝えることが大切だ。遠方などですぐに会えないときも、メールでお悔やみの言葉を送るといった方法は有効である。

すぐに送れるなど利点は多い

メールでお悔やみの言葉を送る利点は、その場ですぐに送れるという点だ。上述のように遠方に住んでいたり、仕事などで抜け出せなかったりした場合でも、略式とはいえ気持ちを伝えることはできる。

訃報をメールで受けたときは返信してもよい

また、友人から訃報のメールを受けたときはそれに対する返信としてお悔やみの言葉を伝えてよい。身内を亡くしたときは忙しくなりがちだが、メールなら妨げることもないし、時間があるときに読んでもらえるメリットもある。

お悔やみの言葉をメールで送るかどうかの判断基準

お悔やみの言葉をメールで伝えるかどうかは相手との関係で判断したい。親しい友人なら問題ない場合が多いが、ビジネス関係や、ご年配で昔ながらの礼儀を重視する方の場合、メールは失礼だと思われるかもしれない。その場合は電話や弔電、手紙などで伝えるのが無難だろう。

2. お悔やみの言葉を友人にメールで送るときの注意点

パソコンとメールのアイコンの写真
お悔やみの言葉をメールで友人に送る際の注意点についても知っておこう。先方が気落ちしているところへ失礼な内容の文章を送らないためにも、以下のポイントを押さえておくことが大切だ。
  • 忌み言葉は使わない
  • タイトルは要件を簡潔に
  • スマートフォン宛てかパソコン宛てかで内容を変える
  • 故人に対する敬称は正しく使う
忌み言葉や敬称などの一覧表

忌み言葉は使わないように注意する

通夜や葬儀の場で使用してはいけない、不吉なイメージがあるというのが忌み言葉だ。たとえば不幸が繰り返すことを想起させる「重ね重ね」「重ねて」「再三」などがこれに当たる。忌み言葉が含まれていないか、メールを送る前に文面をチェックすることが大切だ。

タイトルには要件を簡潔に書く

不幸があった直後は何かと忙しいはずだ。相手に時間を取らせないためにもタイトルには要件を簡潔に書こう。「◯◯(自分の名前)です。この度はご愁傷さまです」など、頭に自分の名前を書いて何を伝えようとしているメールなのかをわかりやすくしてあげるとよい。

スマートフォン宛てかパソコン宛てかで内容を変える

パッと読めるスマートフォン宛てか、帰宅してから読むパソコン宛てかによって、内容も若干変わる。いずれも本文を簡潔に書くことが大切なのだが、スマートフォン宛てのメールであればより簡潔でもよいだろう。
パソコン宛てはタイムラグがあることも踏まえ、相手をいたわる言葉などを含めるとよい。ただし返信を求めるような内容は控えよう。また「返信不要」などと気遣うのもよい。

故人への敬称を正しく使う

お悔やみの言葉をメールで送る際、故人に敬称をつけるのがマナーだ。友人の父親であれば「ご尊父さま」「お父さま」など、母親であれば「ご母堂さま」「お母さま」などと呼ぶことを覚えておこう。

3. お悔やみの言葉を友人にメールで送るときの文例集

パソコンでメールを作っているところのイメージ写真
実際にお悔やみの言葉をメールで友人に送る際の文例を紹介しよう。どのように書けばよいか迷ったときはこちらを参考に、友人との関係性などで表現を変えてみてほしい。

友人の父が亡くなったとき

【メール文例1】

お父様のご逝去を知り、大変驚いています。 突然の知らせに言葉もありません。 力になれることがあれば、いつでも連絡ください。 本来ならばご葬儀へ伺うところ、メールでの連絡となりましたことご容赦ください。 心よりご冥福をお祈りいたします。 ※返信は不要です。

【メール文例2】

お父様の訃報に接し、悲しい思いでいっぱいです。 心よりご冥福をお祈りいたします。 どうか無理をせず、お体をおいたわりくださいね。 なお、返信のお気遣いは不要です。

【メール文例3】

お父様のことを聞きました。この度はご愁傷さまです。 皆さまのお悲しみやお心細さを思うと、心が締め付けられる思いです。 安らかにご永眠されますよう、心よりお祈りしております。 返信は不要です。ご無理をされませんように。

友人の母が亡くなったとき

【メール文例1】

お母様のご逝去を知り、大変驚いています。 突然の知らせに言葉もありません。 力になれることがあれば、いつでも連絡ください。 本来ならばご葬儀へ伺うところ、メールでの連絡となりましたことご容赦ください。 心よりご冥福をお祈りいたします。 ※返信不要です。

【メール文例2】

お母様の訃報に接し、悲しい思いでいっぱいです。 心よりご冥福をお祈りいたします。 どうか無理をせず、お体をおいたわりくださいね。 なお、返信のお気遣いは不要です。

【メール文例3】

お母様のことを聞きました。この度はご愁傷さまです。 皆さまのお悲しみやお心細さを思うと、心が締め付けられる思いです。 安らかにご永眠されますよう、心よりお祈りしております。 返信は不要です。ご無理をされませんように。

友人の祖父母が亡くなったとき

【メール文例1】

ご祖父様(ご祖母様)のご逝去を知り、大変驚いています。 突然の知らせに言葉もありません。 力になれることがあれば、いつでも連絡ください。 本来ならばご葬儀へ伺うところ、メールでの連絡となりましたことご容赦ください。 心よりご冥福をお祈りいたします。 ※返信不要です。

【メール文例2】

ご祖父様(ご祖母様)の訃報に接し、悲しい思いでいっぱいです。 心よりご冥福をお祈りいたします。 どうか無理をせず、お体をおいたわりくださいね。 なお、返信のお気遣いは不要です。

【メール文例3】

ご祖父様(ご祖母様)のことを聞きました。この度はご愁傷さまです。 皆さまのお悲しみやお心細さを思うと、心が締め付けられる思いです。 安らかにご永眠されますよう、心よりお祈りしております。 返信は不要です。ご無理をされませんように。

友人の兄弟姉妹が亡くなったとき

【メール文例1】

御兄様(御姉様、御弟様、御妹様、◯◯様)のご逝去を知り、大変驚いています。 突然の知らせに言葉もありません。 力になれることがあれば、いつでも連絡ください。 本来ならばご葬儀へ伺うところ、メールでの連絡となりましたことご容赦ください。 心よりご冥福をお祈りいたします。 ※返信不要です。

【メール文例2】

御兄様(御姉様、御弟様、御妹様、◯◯様)の訃報に接し、悲しい思いでいっぱいです。 心よりご冥福をお祈りいたします。 どうか無理をせず、お体をおいたわりくださいね。 なお、返信のお気遣いは不要です。

【メール文例3】

御兄様(御姉様、御弟様、御妹様、◯◯様)のことを聞きました。この度はご愁傷さまです。 皆さまのお悲しみやお心細さを思うと、心が締め付けられる思いです。 安らかにご永眠されますよう、心よりお祈りしております。 返信は不要です。ご無理をされませんように。

4. お悔やみの言葉を友人以外の人にメールで送るときの文例集

お悔やみの言葉をメールで作成しているところのイメージ写真
お悔やみの言葉をメールで送るのは友人だけとは限らない。親戚や上司、同僚などさまざまな関係性の人にメールで送らなければならないこともあるだろう。

親戚宛てに送るときの文例

近くに住む親戚であれば直接お悔やみを伝えられるが、遠方の場合は参列できないこともある。そのときは弔電や手紙、メールなどでお悔やみの言葉を伝えよう。

【メール文例】

ご連絡ありがとうございました。 突然の知らせに言葉もありません。 心からお悔やみを申し上げます。 またご葬儀に参列できず、申し訳ありませんでした。 改めてご焼香に伺いたいと考えております。 大変な中と存じますので、また落ち着いた頃にご連絡ください。 ご冥福を心よりお祈りいたします。 ※返信のお気遣いは不要です。

上司宛てに送るときの文例

続いて会社の上司のご家庭で不幸があったときに、メールでお悔やみの言葉を伝える際の文例を挙げておく。

【メール文例】

◯◯様のご逝去を知り、大変驚いています。 このたびはご愁傷さまでした。 心よりお悔やみ申し上げます。 業務は私たちで協力し、滞りなく進めてまいります。 どうか安心してご供養されてください。 メールでのお悔やみとなりましたこと、何卒ご容赦ください。 ご冥福を心よりお祈りいたしております。

同僚宛てに送るときの文例

同僚といっても先輩や後輩などでニュアンスが変わる。いずれにせよお悔やみの言葉とあわせて会社のことを心配せずに済むような一言も添えてあげるとよいだろう。

【メール文例】

◯◯様のことを伺いました。 ご逝去を悼み、お悔やみ申し上げます。 いまは心身ともにつらい時だと思います。 業務のことは心配せず、どうか安心してご供養なさってください。 また力になれることがあれば遠慮せずご連絡ください。 ご冥福を心よりお祈りいたします。

取引先宛てに送るときの文例

取引先の社員なのか、その社員の家族なのかなどによっても変わるが、同僚と同じようにお悔やみの言葉とあわせて仕事に関することも添えてあげよう。

【メール文例】

◯◯株式会社 △△様 ご尊父様逝去の報に接し、大変驚いております。 遅ればせながら、心よりお悔やみ申し上げます。 本来でしたら直接申し上げるべきところ、 メールでのご連絡となりましたこと何卒ご容赦ください。 現在進行しているプロジェクトにつきましては、 落ち着かれてからで結構です。 今はどうか安心してご供養なさってください。 心よりご冥福をお祈り致しております。 ※返信のお気遣いは不要です。

5. 訃報をLINEや喪中はがきで知ったときはどうする?

スマートフォンでLINEをチェックする男性のイメージ写真
訃報をLINEで送るという人も増えている。あるいは、あとになって喪中はがきが送られてきて知るというケースもあるだろう。このような場合の対処方法についても知っておこう。

LINEで送られてきたとき

LINEはさらに略式になるためお悔やみの言葉を返すのは控えたいところだが、既読スルーするわけにもいかない。電話をかけるのも手だが、バタバタしていることも考えてメールと同じく簡単に返信するのがベターだろう。

【LINEの文例】

お父様のご逝去の知らせをいただき、大変驚いています。 心からお悔やみ申し上げます。 きっと大変な中だと思うけど、連絡をくれてありがとう。 どうか無理をせず、体をいたわってね。 ※返信は不要です。落ち着いたらまた連絡ください。

喪中はがきが送られてきたとき

喪中はがきが送られてきたということは、すでに通夜や葬儀なども済んでいる可能性が高い。近くであれば直接伺ってお悔やみの言葉を伝える方法もあるが、遠方などの場合はメールで返信してもよい。

【メールの文例】

喪中はがきを受け取りました。 突然の知らせに言葉もありません。 お悔やみに伺うことができず申し訳ございません。 帰省の際にご焼香に伺えればと思っております。 お父様のご冥福を心よりお祈りいたします。 どうか無理をせず、体をおいたわりください。 ※返信のお気遣いは不要です。

6. お悔やみの言葉を友人にメールで送ったあとは?

葬儀に参列しているところのイメージ写真
友人にお悔やみメールを送った後にはやっておきたいことがある。後日にすべきこととできない場合の対応方法を紹介するので、状況に応じて確認しよう。

可能であれば通夜や葬儀に参列する

冒頭でもお伝えしたように、お悔やみの言葉をメールで送る方法はあくまで略式である。したがって通夜や葬儀には可能な限り参列し、直接お悔やみを伝えられるとよい。

葬儀に参列できないときの対処方法

遠方に住んでいる、日程が合わないなどで参列できないときは、友人に弔電やお悔やみの手紙、お供え物や供花などを送ろう。弔電やお供え物でお悔やみの気持ちを改めて伝えられる。仲のよい友人やお世話になった友人には、メール以外でも弔意を伝えられるとよい。

結論

友人からメールで訃報が届いたときは、お悔やみの言葉をメールで返しても問題ない。すぐにお悔やみを伝えられるし、相手の時間的・心理的負担も減らせる。ただしメールはあくまで略式であることを忘れないようにしよう。また忙しいかもしれない、気持ちが沈んでいるかもしれないなど、友人の心情に配慮することも大切だ。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2022年7月13日

  • 更新日:

    2022年12月15日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧