1. テレビは家電リサイクル法の対象

液晶やプラズマ、ブラウン管といったモニターの種類のほか、サイズも豊富にそろうテレビ。以前は粗大ゴミで出すのが基本だったが、現在は「家電リサイクル法」に基づいた回収が義務付けられている。2001年に施行された家電リサイクル法の対象家電は4品目あり、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、そしてテレビとなっている。
テレビの回路基板や配線コード、モニターに使われているのは鉄、銅、ガラスなど。それら有用資源をリサイクルするため、回収したテレビは各メーカーに送られ、分解・再利用されている。テレビはメーカーへ直接送るのではなく、店や業者を通じて回収してもらうのが一般的。家電リサイクル法に沿った正しい回収方法は主に4つある。
テレビの回路基板や配線コード、モニターに使われているのは鉄、銅、ガラスなど。それら有用資源をリサイクルするため、回収したテレビは各メーカーに送られ、分解・再利用されている。テレビはメーカーへ直接送るのではなく、店や業者を通じて回収してもらうのが一般的。家電リサイクル法に沿った正しい回収方法は主に4つある。
- テレビを買い替えた店で回収
- 通販を含め、処分予定のテレビを購入した店で回収
- 家電リサイクルセンターの指定する場所で回収
- 市区町村が独自に行うサービス機関を通じて回収
2. テレビの処分費用は?

テレビ回収の際には処分費用として所定のリサイクル料を支払わなければならない。リサイクル料は、テレビのモニターの種類、大きさ、製造メーカーによって違ってくるので、家電製品協会や家電リサイクル券センターのHP、買ったお店でよく確認しておこう。
お店で引き取ってもらう場合には、これに収集・運搬料が追加。処分費用を抑えたければ、家電リサイクル券センターの指定場所まで自分で運べば、収集・運搬料が節約できる。この場合はリサイクル料を郵便局で支払う手間が出てくるが、ほかに処分費用はかからないのでおすすめだ。
また、推奨された処分方法ではないが、家電専門買い取り店を利用した回収も可能である。発売から5年以内で人気メーカーである場合は高値で買い取ってくれることもある。
お店で引き取ってもらう場合には、これに収集・運搬料が追加。処分費用を抑えたければ、家電リサイクル券センターの指定場所まで自分で運べば、収集・運搬料が節約できる。この場合はリサイクル料を郵便局で支払う手間が出てくるが、ほかに処分費用はかからないのでおすすめだ。
また、推奨された処分方法ではないが、家電専門買い取り店を利用した回収も可能である。発売から5年以内で人気メーカーである場合は高値で買い取ってくれることもある。
3. 東京23区でテレビを処分

地方自治体では独自で回収サービス業者と契約している場合があり、その一例として東京都の「家電リサイクル受付センター」が挙げられる。東京都の23区に住む人向けの回収サービスである。
サービスの利用方法
- 電話やインターネットで申し込みをし、運搬会社の連絡先、回収場所・日時、料金の案内を受ける。
- 決められた回収場所・日時にてテレビを引き渡す。
- リサイクル料と収集・運搬料を支払い、控えとなる家電リサイクル券を受け取って完了だ。
カードは使えないので現金を用意しておくこと。
料金の目安
- 15型以下のサイズ→リサイクル料1836円+収集・運搬料2571円=4407円
- 16型以上のサイズ→リサイクル料2916円+収集・運搬料2700円=5616円
引き渡し場所は基本的に東京都内の自宅の玄関先、または集合住宅の一階となる。
結論
個人が欲しい情報を好きな時間に閲覧できるインターネットは確かに便利だ。しかし、家族みんなで同じテレビ番組を見て、お腹を抱えて笑ったり、感動秘話に涙したりする楽しさも捨てがたい。どんなにネット社会が進んでも、居間にテレビがなくなってしまうのはやはり寂しい。限りある資源を適切なリサイクル処分に回し、これから先もテレビは生活の中にあってほしいと願う。また、意外と知られていないが家電リサイクル法に違反すると罰金を取られることがあるので注意しよう。なお、各自治体のゴミ出しルールは定期的に変更になっているので、必ず最新の情報を確認してほしい。