1. パッキンの劣化は炊飯器の水漏れの原因に
炊飯器には内蓋部分にパッキンが付いているが、当然ながら使用し続けていると劣化してくる。パッキンが劣化すると、蓋が閉まりにくくなり水漏れの原因になる。パッキンは取り外せるタイプとそうでないものがあるので、確認せずに無理に引っ張らないようにしよう。また、パッキン以外にも炊飯器から水漏れする原因はあるため、紹介していく。
無洗米を炊くことによる水漏れ
炊飯器が水漏れを起こす原因に、無洗米を炊くことが挙げられる。無洗米は名前の通り、お米を研ぐことなく炊飯器で炊くことができる種類だ。しかし、お米に付着している粉を落とすためのすすぎを行わなければ、水に粉が溶けてしまい水漏れを起こす原因になることがある。これは無洗米だけに限らず、白米も十分に研がなければ、お米のぬか分によって吹きこぼれてしまう。お米を炊くときは、白米と無洗米のどちらでも、水が濁らなくなるくらいに洗米することで、炊飯器からの水漏れを防ぐことができる。
玄米を炊くことでの水漏れ
最近、白米ではなく玄米を食事に取り入れている人が、増加している玄米は白米と違い、水の量を調整しなければうまく炊きあげることができないため、炊飯器が水漏れを起こす原因になることがあるようだ。玄米を炊くときは、白米と同じ水の量で炊かないように注意する必要がある。炊飯器メーカーによっては、玄米を炊くためのモードが設定されている種類も販売されている。
2. 水漏れした炊飯器の掃除方法
炊飯器が水漏れを起こすとお米のデンプン質で本体が汚れてしまうため、掃除をする必要がある。放置しておくと雑菌の繁殖の原因になってしまうので、掃除する場合は、雑菌を除去するためアルコールスプレーなどを活用しよう。アルコールは炊飯器の本体だけでなく、内釜などの掃除にも使用できる。布やキッチンペーパーで拭くだけなので、掃除方法も簡単なため、日々忙しくしている人でも実践できる。拭き終わったら乾燥させ、乾いてから部品などを取り付ければ完了だ。
3. 長く使うために炊飯器のお手入れを
炊飯器のお手入れで大事なことが、においを除去することだ。炊飯器の内部は、蒸気で湿度が高い状態になっているため、雑菌が発生しやすく、後々嫌なにおいが出てきてしまう。においが出てしまうとお米に移ることも考えられるため、きちんとお手入れすることが大切だ。長く愛用するために、炊飯器のにおいを取るためのお手入れ方法を紹介しよう。
炊飯器のお手入れに活用できるのが、水とクエン酸だ。お手入れ方法は、内釜に水を7~8分目まで入れ、クエン酸を20g投入する。そして、お米を炊くときと同じやり方で、白米モードにして炊飯する。炊飯が終わったら保温状態にせずに切り、炊飯器内の熱が冷めるまでしばらく放置する。その後、熱が冷めてから内部を水で洗うだけで、嫌なにおいをある程度消すことができる。
炊飯器のお手入れに活用できるのが、水とクエン酸だ。お手入れ方法は、内釜に水を7~8分目まで入れ、クエン酸を20g投入する。そして、お米を炊くときと同じやり方で、白米モードにして炊飯する。炊飯が終わったら保温状態にせずに切り、炊飯器内の熱が冷めるまでしばらく放置する。その後、熱が冷めてから内部を水で洗うだけで、嫌なにおいをある程度消すことができる。
結論
炊飯器の水漏れは、故障も考えられるが、パッキンの劣化やお米の炊き方などが原因で起こる場合がある。水漏れすると炊飯器が汚れてしまい、いずれ匂いを発してしまうことにも繋がる。その際の対処として、炊飯器の掃除のやり方や、お手入れ方法もしっかり把握しておこう。掃除方法は簡単なため、なかなか時間がとれない人でも綺麗にすることが可能だ。炊飯器にも寿命はもちろんあるが、長く使用するためにも、正しい使い方やお手入れについて知っておこう。