1. まな板を削るメンテナンス方法

木製まな板の特徴
木製のまな板は、ヒノキ・ヒバ・イチョウ・桐・ホオノキなどの木を主な素材にして作られており、それぞれの木質によって耐水性・乾きやすさ・硬さなどに違いがある。しかし、いずれの木材にも適度な弾力性があり、包丁の硬い刃先が当たった衝撃を吸収するため、長時間包丁を使用しても刃こぼれ(刃が欠ける)しにくく腕が疲れにくい。
メンテナンス方法
使いこんだまな板の表面には、包丁の刃による多数の傷がつくだけでなく、削られる部分も出てくる。さらに削られた部分にへこみができると、まな板は水平を保てなくなり、ガタついて食材が上手く切れなくなる。
このような場合は、水平になるようにまな板の表面を削ると、ガタつきがなくなり切りやすくなる。まな板を削る際は、サンドペーパー、カンナ、ヤスリなどを使って調整してみよう。また、自分で削ることが難しい場合は、まな板メーカーなどの削り直しサービスを利用すれば解決できる。
このような場合は、水平になるようにまな板の表面を削ると、ガタつきがなくなり切りやすくなる。まな板を削る際は、サンドペーパー、カンナ、ヤスリなどを使って調整してみよう。また、自分で削ることが難しい場合は、まな板メーカーなどの削り直しサービスを利用すれば解決できる。
まな板にカビが生える原因
目には見えないが、住まいの空気中には複数のカビ菌が常に浮遊しているおり、気温(5~35度)・水・酸素・栄養源(食材・汚れ・ほこりなど)がある場所に付着して発育し、成長して密集すると黒いカビとして見えてくるのだ。まな板には水分と栄養源(食材などの汚れ)が付着しているためカビが生えやすい。逆に水分と栄養源を取り去ればカビの発生を防止できると言える。
2. 木製まな板を手入れするポイント

木製まな板を長持ちさせるには、日々の手入れが重要になる。そのため、手入れ方法をしっかり把握しておこう。
使用前にまな板を水で濡らす理由
まな板を使用する前と使用中は、まな板を水で濡らす必要がある。まな板の表面に水の膜を作り食材のにおいや汚れがつきにくくするためだ。ただし、まな板に余分な水分が付きすぎるとかえって食材のにおいがしみ込んでしまうので、清潔な布で水気を拭き取りながら使用し、食材を切ったらすぐに水ですすぎ布巾で余分な水分を拭き取るというという流れを習慣づけると手入れが楽になる。
使用後のまな板の手入れ方法
木製まな板の表面には包丁でついた細かい傷跡があり、その中に食材の汚れなどが入り込んでいるのでタワシでゴシゴシと擦って汚れを掻き出そう。魚や肉類を切った後のまな板をお湯で洗うと、魚や肉類に含まれるタンパク質がまな板の表面で固まってしまい、汚れが落ちにくくなってしまう。そのため、洗剤で洗って水ですすぐようにする。そして、最後の仕上げとして殺菌のために熱湯をかけてから、清潔な布で水分を拭き取る。
木製まな板を乾かす際に、直射日光に長時間当てたり乾燥機を使用したりすると、急激な温度変化によって割れや反りが起こる恐れがある。そのため、木製まな板は風通しのよい日陰に置いて自然乾燥させよう。乾いたまな板は、木目が縦になるように立てかけて保管すると反りがおこりにくい。
反ってしまったまな板は、へこんだ面に濡れたふきんを当て、反対側の面を日光に当てると反りが直るので試してみよう。
木製まな板を乾かす際に、直射日光に長時間当てたり乾燥機を使用したりすると、急激な温度変化によって割れや反りが起こる恐れがある。そのため、木製まな板は風通しのよい日陰に置いて自然乾燥させよう。乾いたまな板は、木目が縦になるように立てかけて保管すると反りがおこりにくい。
反ってしまったまな板は、へこんだ面に濡れたふきんを当て、反対側の面を日光に当てると反りが直るので試してみよう。
3. 重曹や粗塩も使える!まな板のカビ対策

まな板についたカビの落とし方
木製まな板の黒ずみの主な原因はカビの繁殖である。使用後に洗っていても汚れを完全に落としきることは難しく、カビが発生してしまうのだ。しかし、ハイターなどの除菌漂白剤を使ってしまうと木製まな板を変色させる恐れがあるので、研磨効果のあるクレンザー、重曹、塩(粗塩)など使ってカビを擦り落とそう。
カビ部分をサンドペーパー(100~150番)で削るという方法もある。カビが落ちたら最後は240番で擦って仕上げる。また、サンドペーパーの代わりにカンナやヤスリを使ってもいい。
カビの範囲が広くて削ることができない場合は、購入先の削り直しサービスなどを利用する方法もある。ただし、カビが深いと取り切れない場合があるのでできるだけ早めに相談した方がいいだろう。
カビ部分をサンドペーパー(100~150番)で削るという方法もある。カビが落ちたら最後は240番で擦って仕上げる。また、サンドペーパーの代わりにカンナやヤスリを使ってもいい。
カビの範囲が広くて削ることができない場合は、購入先の削り直しサービスなどを利用する方法もある。ただし、カビが深いと取り切れない場合があるのでできるだけ早めに相談した方がいいだろう。
おすすめ商品
- 商品名:Bigman(ビッグマン) 紙ヤスリセット #150 5枚セット 紙やすり サンドペーパー 研磨 セット
- Amazon商品ページはこちら
木製まな板のカビ予防
まな板の表面に包丁による傷が多くなると、食材の汚れが溜まりやすくなりカビの原因にもなる。そこで、研磨効果のある塩(粗塩)や重曹、クレンザーなどを振りかけてタワシで掻き出そう。まな板に重曹や塩、クレンザーをつけて擦ったら水で洗い流して、清潔なふきんで水気を拭き取る。そして、風通しのよい日陰でしっかり乾かそう。濡れたまま放置するとカビの原因になるので注意したい。
この他にも使用後のまな板を水や洗剤で洗った後、熱湯消毒する方法もある。魚や肉などを切った際に、すぐに熱湯をかけると食材のたんぱく質がまな板の表面で固まってしまうので、汚れを水洗いしてから、熱湯をかけるという順番を守ろう。
重曹や粗塩、熱湯消毒は毎回行う必要はないが、定期的に行うとカビ予防に繋がる。ただし、魚や肉などの生物を調理した際は、重曹や塩の使用や熱湯消毒する習慣をつけるようにしたい。
この他にも使用後のまな板を水や洗剤で洗った後、熱湯消毒する方法もある。魚や肉などを切った際に、すぐに熱湯をかけると食材のたんぱく質がまな板の表面で固まってしまうので、汚れを水洗いしてから、熱湯をかけるという順番を守ろう。
重曹や粗塩、熱湯消毒は毎回行う必要はないが、定期的に行うとカビ予防に繋がる。ただし、魚や肉などの生物を調理した際は、重曹や塩の使用や熱湯消毒する習慣をつけるようにしたい。
おすすめ商品
- 商品名:パックス重曹F 2kg
- Amazon商品ページはこちら
結論
木製まな板の手入れは、しっかりと水洗いをして乾燥させることがポイントだ。また、表面にできたカビは、サンドペーパーやカンナで削ると落とせる。ちなみに魚や肉類、においの強い野菜は、まな板の上に牛乳パックやまな板シートなどを敷いてからから切ると、食材のにおいやタンパク質の汚れがつきにくい。木製まな板は、きちんと手入れすれば10年程度は使用することができるので、大切に扱いたいものである。