1. タイプ別換気扇フィルターの取り外し方

換気扇フィルターは換気扇(レンジフード)の種類によって主に3タイプがあり、取り外し方もそれぞれ異なる。まずは自分の家の換気扇フィルターの取り外し方を知っておこう。ノンフィルターのスリム型レンジフードもある。
深型(ブーツ型)レンジフード
深型レンジフードとは、レンジフード部分が深く、長いもの。換気扇ファンを隠すように前面にフィルターが付いている。このタイプは手前に取っ手が付いているものが多く、その取っ手を持ってフィルターを上にずらすと取り外すことができる。
浅型レンジフード
換気扇本体のすぐ下にフィルターが付いていて、浅いレンジフードで覆われているもの。ネジで固定してある場合が多いので、ネジを外してフィルターを外す。
整流板付きレンジフード
換気扇の下部を整流板という板で覆っているタイプのもの。まずは整流板を外す必要がある。左右に固定ストッパーが付いているものはそのストッパーを押し上げ、ねじで固定されているものはねじをゆるめて外す。整流板を外すとフィルターが出てくるので、深型と同様にフィルターをずらして外す。ときどき留め具が付いているものがあるので、その場合は留め具を外してからフィルターを外す。
フィルターの外し方は、換気扇のメーカーによっても異なる。初めて外す時は、必ず取扱説明書を確認しよう。
フィルターの外し方は、換気扇のメーカーによっても異なる。初めて外す時は、必ず取扱説明書を確認しよう。
2. 掃除の前に知りたい換気扇フィルターの汚れの正体

いざ掃除をしようと換気扇フィルターを外してみると、汚れでギトギト。触るのもためらってしまうほど、ということも珍しくない。
このギトギト汚れの正体は、「蒸発した油」。料理中に使っている油が蒸気となってフィルターにくっつき、冷やされることで液体の油に戻る。その油にホコリやゴミなどがくっつくことであの黒い汚れになってしまうのだ。
換気扇フィルターの汚れをそのままにしておくと、換気がうまくいかずに困ったことだらけ。電気代が余計にかかったり、異臭がしたり、湿気がたまりカビが増えたり、最悪の場合はフィルターの油汚れに引火して火事に... なんていうことも。きちんと掃除しておきたい場所だ。
このギトギト汚れの正体は、「蒸発した油」。料理中に使っている油が蒸気となってフィルターにくっつき、冷やされることで液体の油に戻る。その油にホコリやゴミなどがくっつくことであの黒い汚れになってしまうのだ。
換気扇フィルターの汚れをそのままにしておくと、換気がうまくいかずに困ったことだらけ。電気代が余計にかかったり、異臭がしたり、湿気がたまりカビが増えたり、最悪の場合はフィルターの油汚れに引火して火事に... なんていうことも。きちんと掃除しておきたい場所だ。
3. 換気扇フィルターの掃除方法

それでは換気扇フィルターの掃除方法を見ていこう。フィルターを外せたら後は以外と簡単。万能な重曹を使った方法と、洗剤につけ置く方法を紹介する。
重曹で洗う場合:用意するもの
・重曹
・新聞紙
・スポンジや歯ブラシ
・新聞紙
・スポンジや歯ブラシ
重曹を使用した換気扇フィルターの掃除手順
1. 新聞紙を敷いた上に外したフィルターをのせて、フィルター表面が見えなくなるまで全体に重曹を振りかけ、そのまま2~3時間
放置する。
2. 放置後、歯ブラシでこすり、雑巾で拭き取る。
3. しっかり乾かしてから取り付ける。
放置する。
2. 放置後、歯ブラシでこすり、雑巾で拭き取る。
3. しっかり乾かしてから取り付ける。
つけ置き洗いの場合:用意するもの
・アルカリ性洗剤
・ゴミ袋2枚以上
・スポンジや歯ブラシ
・雑巾
・新聞紙
・ゴミ袋2枚以上
・スポンジや歯ブラシ
・雑巾
・新聞紙
つけ置き洗いの換気扇フィルターの掃除手順
1. 破れるのを防ぐために2枚以上のゴミ袋を重ねてシンクに広げ、フィルターを入れて40~50℃のお湯を入れる。
2. 油汚れ用のアルカリ性洗剤をゴミ袋全体にいきわたるように入れ、そのまま40~60分ほど置く。
3. スポンジや歯ブラシなどで汚れをこすって落とす。
4. フィルターをお湯から出し、雑巾で拭き取る。
5. しっかり乾かしてから取り付ける。
2. 油汚れ用のアルカリ性洗剤をゴミ袋全体にいきわたるように入れ、そのまま40~60分ほど置く。
3. スポンジや歯ブラシなどで汚れをこすって落とす。
4. フィルターをお湯から出し、雑巾で拭き取る。
5. しっかり乾かしてから取り付ける。
4. 換気扇フィルターを清潔に保つために

せっかくきれいにしても、キッチンは毎日使う場所。コンロで料理をするたびに換気扇フィルターは汚れていく。頻繁に掃除ができればよいが、そうもいかない。そんな時に便利なのが外付けフィルターだ。汚れが気になったら新しいものに付け替えるだけなので、交換もとても簡単だ。
外付けフィルターのメリット
蒸発した油がフィルターに到着する前に外付けフィルターに吸い取ってくれる。油汚れがフィルター本体に溜まるのを防いでくれるので、掃除が楽になり回数も減らすことができる。また油汚れ以外にもゴミも吸着してくれるため、換気扇内部のお手入れも簡単になるという利点もある。
外付けフィルターのデメリット
便利な外付けフィルターだがデメリットもある。それは外側に一枚膜を作ってしまうために、換気扇の吸引力が落ちてしまうこと。電気代が多くかかってしまう可能性もある。また最新の換気扇の中には温度を感知して風量を調整する機能が付いているものもあり、外付けフルタ―がNGの場合もあるため取扱説明書で確認をしよう。
結論
せっかくきれいにしても、使うたびに汚れてしまう運命にある換気扇フィルター。1年に1度ではなく、3ヶ月に1度くらいは外して掃除をするのが理想だ。ぜひ、実践してもらいたい。