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油を使わない!日本一短い9cmのそうめん「白石温麺」についてまとめてみた

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年12月 5日

夏といえば、「そうめん」。”そうめん”というと細く長いイメージがあるが、長さ9cmの日本一短いそうめんが日本にあることをご存じだろうか?東北・宮城県発祥の伝承400年のご当地麺「白石温麺(しろいしうーめん)」だ。東北地域のソウルフードだが、最近ひそかに人気が高まり東京の百貨店やスーパーなどでも販売されるようになっている。油を使わないヘルシー志向と短さから、今では離乳食や介護食などでも利用されている。

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1. 歴史好きにはたまらない麺

いまから約400年前、宮城県白石市の城下町にいた大畑屋の鈴木浅右衛門という青年により白石温麺は誕生した。当時、浅右衛門は胃腸が弱く病弱な父親・久左衛門のため「消化が良く父が元気になる食べ物はないか」と、毎日方々を探し回っていたとき、ある日、旅の僧から、油を使わず消化に良い麺の製法を授かる。膳に盛った麺を勧めると、食べやすくまことに美味しい麺に父親の食欲は増し、病状も回復していったそうだ。

大畑屋の鈴木浅右衛門が作った麺は評判を呼び、伊達政宗の重臣であり白石の武将片倉小十郎にも献上された。味もさることながら、誕生秘話に感銘を受けた片倉小十郎は、「人を思いやる温かい心を持つ麺」という意味を込め、この麺を「温麺(うーめん)」と名付けたといわれている。

ちなみに「温麺」の名付け親、白石城主片倉小十郎は、真田幸村に敵側であるにもかかわらず知勇兼備の将として見込まれた人物として歴史的にも有名である。幸村が大坂夏の陣で死ぬ前日、敵側の藩である片倉小十郎に、幸村の子女、阿梅の後事を託したそうだ。その後、阿梅は片倉小十郎の後妻となり、幸村の二男・大八は片倉家家臣から伊達藩士へと育ったと言われている。
※写真提供 : 白石興産株式会社
「金だるま白石温麺」「手綯うーめん」「マル白白石温麺 / 2015年経済産業省補助事業 海外に発信したい地方産品500"The Wonder 500"認定商品」

2. 白石温麺とは?

特徴

歴史からも分かるように、そうめんとの違いであり最大の特徴は、日本一短い9㎝という長さだ。そのため、小鍋ひとつあれば誰でも簡単に調理できる。また、油を使用せず小麦と塩水だけで作られているため、消化に優れており胃にやさしい食品と言える。

用途

宮城を中心とした東北地域のそうめんとして親しまれていることは勿論、この短さと油を使用していないヘルシー志向のそうめんのため、離乳食や介護食などで利用している方も多い。想像するそうめんよりも少々太いため、滑らかな口当たりとのど越しが良い。そのため、夏は冷たく、冬は温かくして食べられる、1年を通して楽しめる。
またお国の習慣の違いによって麺を啜る音がマナー違反と思っている方や、そもそも麺を啜ることが苦手な方もいるため、海外の方々へのおもてなし料理やお土産にもおすすめだ。

種類

通常の白石温麺もあれば、各種彩りをよくする色麺タイプのものや、ヘルシー志向を活かした食塩不使用と宮城県産の野菜パウダーを練り込んだ「野菜温麺」なども様々存在する。
通販サイトや東北地域以外でもスーパーや百貨店などで販売されていたりすることもあるため、ぜひ試してみてほしい。

3. 宮城のソウルフードの作り方

宮城県・仙台のソウルフードに「おくずがけ温麺」というものがある。片栗粉などでとろみをつけた醤油味の汁に、同県の特産品である温麺や野菜、豆麩、油揚げなどを入れて煮込んだもので、精進料理として主にお盆や彼岸に食べる。白石温麺は、通常のそうめんより太いため、片栗粉でとろみがついた醤油の餡かけとよく絡み絶妙な美味しさがある。地域や家庭ごとにこだわりの味付けや具に変化があるので、いろいろ試してほしい。

<材料2人前>
・白石温麺 2束
・大根、人参、ごぼう、しいたけ、しめじ、油揚げ、鶏肉など
・醤油 みりん 酒 片栗粉
<作り方>
①沸騰したお湯で麺を2~3分麺を茹で水切りする。
②食べやすい大きさに切った具材を鍋で炒め、だし汁を加える
③具材が柔らかくなったら、醤油、みりんなどで味を調え、片栗粉でとろみをつけ、麺にかけて出来上がり。

結論

白石温麺の製造元に聞くと、知らない方にとっては「温麺=温かい麺=にゅうめん用の麺」と誤解されがちとのこと。「にゅうめん」は、そうめんを温かくして食べる食べ方のことであり、白石温麺ではない。白石温麺は、通常のそうめんと同様に麺つゆに合わせても、にゅうめんとして食べても美味しいので、ぜひ色々な食べ方をしてみてはいかがだろうか。ちなみに、名前の由来の中には、名付け親の片倉小十郎が「うまい」と言い食べたことによって、「温麺=うまい=うめぇ=うーめん」となったとも言われている。

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